金曜日の夜、息子夫婦と近くの居酒屋「びんび亭」に行った。いつものメニューを注文。これといったビッグニュースはないけど、近況のことなど四方山話をしながら飲む酒は旨い。大ジョッキの生ビールが瞬く間に胃袋に収まった。
車で20数分の距離の隣りの市に暮らす息子夫婦が何かと僕とばあちゃんを気遣ってくれている。週に何度かお嫁さんが惣菜を作って、留守の家に届けてくれる。ばあちゃんの入浴介助にヘルパーさんが来られる日は家に来て介助を手伝ってくれている。心優しい息子夫婦に感謝している。
僕やばあちゃんと息子夫婦がそれぞれ暮らす家は車で20数分の距離なので近いとは言えない。だけど、これくらい離れた場所で暮らすのはちょうどいい距離感なのかもしれない。スープが冷めない距離とは言えないけど、ほどほどに離れて暮らす今の生活に不自由を感じてはいない。改めて考えてみると、適度な親子の距離感って微妙なバランス感覚だと思う。