日曜日の午後、バイクでハナをトリミングにNoraまで連れていった。トリミングが終わるまでの2時間半の間、スポーツジムで過ごす。ウィークデイは時間に追われて思うように運動ができないので、週末や祝日は思う存分、運動をして汗を流す。
時間がきてNoraまでバイクを走らせ、お迎えにいくと、ハナは最後の仕上げの最中だった。見違えるほどすっきりと涼しげな姿に変身したハナに思わず笑みがこぼれる。
家に戻り、パソコンの前に座るといつものようにハナが膝の上にあがってきた。きれいに整ったアプリコット色のハナの毛を撫でて幸せな気持ちを味わう。ハナと共に過ごす満ち足りた時間。最高の休日。
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犬は天国への架け橋だ。犬は邪悪も嫉妬も不満も知らない。晴れた午後、丘の斜面に犬と座っていると、エデンの園に戻ったようだ。何もしなくても退屈とは無縁で、平安そのものだ。
ミラン・クンデラ
(チェコスロバキア出身のノーベル賞作家)
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