今朝のNHKラジオ深夜便「明日へのことば」に落語家の柳家花緑さんが登場した。いつものように灯りもつけずにベッドに横たわったまま、ラジオに耳を傾けた。
柳家花緑さんは自身が発達障害であり多弁症という病気であることを40歳過ぎて知ったのだとか。病気であることがわかって、ホッとしたという。彼が子供の頃から勉強ができない、通信簿には1が並ぶ自分を責めて、背負いこんで悩み続けながらこれまで生きてこられたのだろう。
彼は落語家として立派に成功を収めたことで、彼のカミングアウトが発達障害に悩む多くの人たちを勇気づけたことだろう。人間、結局、短所の改善にエネルギーを費やすよりも自分の長所をストレートに伸ばすという単純にポジディブな考え方で生きる方が成功を引き寄せるのかなあと、ぼんやりした頭で考えながら柳家花緑さんの話を聴き続けた。