西田敏行さん主演の映画「星守る犬」をAmazon Primeで娘と一緒に観た。この映画を観るのは僕は二度目だけど、娘は初めてだった。
大まかなストーリーを伝えて、いい映画だけど観るかと娘に聞くと観たいというのでAmazon Prime Videoで探して一緒に観ることになった。
東京で暮らす西田さん演じる男がリストラに遭い、熟年離婚によって妻や娘と別れ、秋田犬を連れて車で東北を北上して北海道まで行き、愛犬と共に無縁死する話だ。2011年の東北大震災直後に封切られ、映画に残された東北を旅する美しい自然の光景がまた違った意味で貴重な映像となったと言われている。
娘はボロボロと涙を流しながら映画を観ていた。僕は僕でストーリーはわかっているにもかかわらず健気な秋田犬ハッピーと死に向かう人間との心の交流にまた泣けてきた。
映画を見た後、娘が、お父さんがこのような状況になったらハナちゃんは残飯を探しに町に出て、食べ物を口にくわえて戻ってきてくれるかなあ、死んだお父さんのそばに半年間も寄り添って暮らしてくれるかなあ、とぽつり。とてもいい映画を親子で一緒に観賞することができた。