花金の朝。プレミアムフライデーだ。でも近頃はこの言葉をまったく聞かなくなったなあ。
プレミアムフライデーという、月の最後の金曜日に個人消費を煽るキャンペーンは社会に定着することなく自然消滅してしまったようだ。確か3年前、政府と経済界が博報堂と組んで仕掛けた個人消費を喚起するキャンペーンだったけど、笛吹けど踊らずだった。
今はコロナで、花金の夜に飲んだり食ったりできる状況ではないし、あれもこれも自粛を求められる社会環境がプレミアムフライデーの完全消滅に最後のとどめを刺したかなあ。僕の心の中ではまだプレミアムフライデーの小さなともしびは消えずに点っているのだけど。