風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

モンベルの辰野会長の講演会が楽しみ

2014-06-12 | 大自然

 今週日曜日に、笠岡市で開かれるモンベル社の辰野会長の講演会を楽しみにしている。
 モンベル岡山店がオープンした日に、オープニング記念として辰野会長の講演が店内であり、聴きに行ったことがある。会長と同じように70年代初頭に青春のすべてを山に賭けた親密感で興味深く話に耳を傾けた記憶がある。今度は破天荒な浪速人からどんな話が聴けるだろうか。
 月刊誌『岳人』を引き継ぐ決断をしたのも辰野会長のはず。新生『岳人』がどういう編集内容の山岳雑誌に変容していくのだろうか。
 『BE-PAL』というアウトドア雑誌と『岳人』は似て非なるものだけど、僕はどちらも愛読している。自然を愛する気持ちに変わりはないと、両雑誌の紙面から感じ取っている。硬派の『岳人』、軟派の『BE-PAL』と定義づけたら『BE-PAL』ファンから叱られるだろうか。

ブータン人が見たニッポン 足るを知ることが幸せの鍵

2014-06-11 | 田舎暮らし

 定期購読している月刊誌「BE-PAL」7月号をパラパラと見ていたら面白い記事を見つけた。それは辻信一氏のコラム「本物を生きている者たち」の「ブータン人が見たニッポン」だ。
 ブータン人のペマ・ギャルポさんの直言が本質を突いていて新鮮で面白い。
 「日本人はとにかく忙しい。いつも時間がないと言っている。日本人は世界最高の時計をつくるが、肝心の時間がない。ブータン人は時計をつくれないが、時間だけはたっぷりある」
 「携帯が現れる前は、耳も目ももっと安らかで、口も鼻も幸せだったのではないか。一年に一日でいいから、携帯を使わない日を法律で定めたらどうでしょう」
 「欲望に駆られるほど、私たちは不幸せになっていく」
 「プータンでは”足るを知る”ことこそが幸せの鍵だと考えている」
 いずれも名言だ。日本人は足るを知る原点に立ち戻る分水嶺に立っているのかもしれない。

『林原家 同族経営への警鐘』を読む

2014-06-11 | 薪ストーブ

 林原健氏の『林原家 同族経営への警鐘』(日経BP社刊)を読んでいる。
 岡山では未公開会社の雄、盤石な財務基盤の企業と信じられてきた林原家。インターフェロン、トレハロースのバイオ企業、林原美術館、モンゴル恐竜調査のメセナなど語ればきりがない。
 その企業が3年前に会社更生法によって整理された。これまで口を閉ざしてきた研究肌の兄・健氏がついにこの著書で静かに語ってくれている。
 弟・靖氏が書いた『破綻』とは異なり、感情を抑えた冷静な分析で綴られている。その兄が、弟・靖氏に「二度と会うことはない」と切り捨てる言葉に、胸が詰まった。
 絶対的主従関係の兄弟による企業経営だから、コーポレートガバナンスやコンプライアンス上も問題アリで、かなり歪んだ経営実態だけど、『破綻』とは違って読後感が爽やかなのが救いだ。
 もうしばらく、時間をかけながら読み進めよう。

芋焼酎『明月』Premiumを愛でる

2014-06-10 | 日本酒

 韓国岳登山の帰りに立ち寄った白鳥温泉の売店で芋焼酎『明月』Premiumを買って帰った。
 家に戻り、ザックの整理と洗濯物をやっつけた後、さっそく封を切る。宮崎県えびの市の明石酒造、アルコール分25度と書いてある。
 ロックで口に含むと実に旨かった。まろやかで、芋の香りが控えめ、だけどしっかりした深い味がある。こんなに美味しい焼酎だったら、もっと仕入れて帰るべきだったとちょっぴり後悔した。
 早速、ネットで調べたら、今年の3月に発売開始した新商品なのだとか。この明石酒造は明治24年創業、110余年続く酒造メーカーと知り、この旨さに納得した。
 日本酒党だけど焼酎も捨てがたいなあ・・・。要するに酒だったら何でもいいんじゃろう、という冷ややかな声が傍から聞こえてきたのは、気のせいか・・。

九州の韓國岳に登った

2014-06-09 | 山歩き

 久しぶりの九州。車で関門海峡を渡った。宮崎県・鹿児島県境の韓國岳(1,700m)に登るためだ。
 岡山から700kmのドライブ。お天気もよく快調に飛ばした。 

 あいにく、朝から深い霧に包まれていたが、5:15に登山開始。
 人が少なくて静かな山道を歩く。ミヤマキリシマは盛りを過ぎていたが、まだ山肌一面に咲き誇っていた。

 新燃岳周辺が入山禁止のため、霧島連山の縦走はできない状況だけど、何度登っても韓國岳は良い山だ。
 下山後、白鳥温泉に立ち寄り、さっぱりして帰った。2日間の走行距離1,400km。

独白「北の国から」ノーツ

2014-06-04 | 薪ストーブ

 倉本聰さんの『独白「北の国から」ノーツ』を読み終えた。
 ちょうど2年前に一度読んだ本だけど、先日本棚でこの本を見つけたら、二度読みしたくなってしまった。
 いつでもコンビニに行けばたちまち必要なモノは何でも買える便利な世の中になったけど、そういう豊かさや便利さに対する本質的な疑問が心の隅にある。本物の幸せってなんだろうって思ってしまう。
 読み終えたら急にまた「北の国から」を見たくなり、24話目のDVDを見た。純と蛍の幼さが懐かしく、五郎さんが子供達と真剣に向き合う姿が新鮮だった。今夜は富良野の平原と真っ青な空を流れる白い雲を夢見て寝るとしよう。

スローライフの楽しみは流した汗に比例する

2014-06-02 | 田舎暮らし

 岡山市立図書館に行き、月刊誌『岳人』と『山と渓谷』を拾い読みする。
 長年親しんだ『岳人』がついに来月号を最後に、出版主体が東京新聞(中日新聞)からモンベルに移る。夢中で山にすべてを注いでいた若い頃、『岳人』から得た刺激や情報は貴重で最高のものだった。
 形の上では廃刊ではないけれど、僕の心の中では廃刊。終わったという一抹の寂しさを感じながら6月号のページをめくった。

 あまりに暑かったので、タープで日陰を作って薪割りをした。玉切りした節のないマキは気持ちよく割れた。いい汗がかけた。スローライフの楽しみは流した汗に比例する。薪ストーブの季節が待ち遠しい。


賀茂鶴 特製ゴールド純金箔入

2014-06-01 | Weblog

 先日、オバマ大統領が来日した際、銀座のお寿司やさん『すきやばし次郎』で安倍首相と酌み交わした酒と同じものを頂いた。
 瓶の形は違うけど、中身は同じ、東広島市西条の賀茂鶴 特製ゴールド純金箔入の一合瓶。息子と、どっちがオバマをやる?って、両首脳になった気分で酌み交わして戯れた。バカみたい。
 高度な政治課題、TPPなどの話はしなかったけど、お酒は美味しかった。