小豆島に

　三連休の最終日は息子ファミリーと娘とハナの御一行様で小豆島に渡った。
　運よく今年５月から就航を始めた真新しいフェリーに乗ることができた。子供の遊び場が充実していて孫は退屈することなく、あっという間に土庄港に接岸した。



　土庄港に上陸するとばあちゃんが生まれ育ったところに向かって車を走らせた。
　目的の場所に到着すると車を止めて全員で波止に出た。ばあちゃんに故郷の海に連れてきてあげたよと語りかけた。いつもの透き通った美しい海に向かってばあちゃんの思い出をそれぞれ語りあった。



　再び車に乗り、寒霞渓へ。
　寒霞渓ロープウェイの乗り場でみんなを下ろして、ハナちゃんと僕は車でロープウェイが到着する頂上駅に向かった。



　その後、二十四の瞳の田ノ浦分校とその映画村を観光。



　映画村のロケーションは最高だ。きれいな海を眺めているだけで満ち足りた気分になる。同じ瀬戸内海でも小豆島の海の透明度は図抜けている。
　海辺に下りてのんびりと過ごす。孫は海に向かって石投げに夢中だ。





　久しぶりに家族そろってのんびりと過ごせた。すでにこの世にばあちゃんの姿はないけど、ばあちゃんを故郷の海まで連れてこれたし、とてもいい休日となった。

ボルダリングを眺める

　日曜日の朝、瀬戸内JAMを見にバイクで一人、玉野市の深山公園に向かった。
　昔からボルダリングエリアとして王子が岳が親しまれているけど、深山公園の岩が最近になって新たに使用できるようになったため人気のスポットになっている。深山公園を管理する行政の使用許可が下りたためらしい。



　瀬戸内JAMのイベントに全国からボルダリングを楽しむ若者が大勢集まってきていた。



　今の僕はとても岩を攀じる気力がないけど、若者のボルダリングを眺めているだけでも楽しい。時間を忘れて岩場を移動しながらボルダリングを見続けた。







　あいにく空はどんよりと曇っていたけど、深山公園の山の上からみる瀬戸内の景色はきれいだった。



　土曜日の夜は息子ファミリーと娘と僕とで近くの料理屋さんでご飯を食べた。３才になった孫はしばらく会わない間に言葉数が一気に増えて、止めどなくおしゃべりをする。そのおしゃべりを聞きながら飲むお酒は最高に美味しかった。

ばあちゃんの部屋の片付けは続く

　３連休なのにこれといった予定のない連休となりそうだ。
　初日の今日はばあちゃんの部屋の片付けを再開した。これでもかというほどまだ整理しないといけない衣類がたくさんでてくるけど、それらはほぼすべてゴミの日に出す事になる。
　そしてまた考えさせられる。僕はこれから必要最小限の持ち物にシュリンクして生を閉じたいなあとしみじみ思う。死後、子供たちにできるだけ迷惑をかけないようにしたい。そのために衣類などの持ち物も可能な限り断捨離をしないといけないなあ。子供たちに僕のゴミのような遺品の整理に手間をかけさせる負担をかけさせたくない。



　今日もたくさんのばあちゃんの衣類などを詰め込んだゴミ袋が並んだ。ばあちゃんの部屋もだいぶん片付いてきた。ゴールが見えてきた感じだ。



　久しぶりに表町のスタバに寄って読書タイム。読みかけの本を読んで過ごした。
　スタバに読書をしにくる人がいつも少なからずいて意外と静かなので、結構、本に集中できた。読書は僕にとってかけがえのない至福の時間だ。