今日気象庁から発表された日本の地震は沖縄本島の方と、岩手沖の2回だけだった。ウェザーニュースでは昨日はアリューシャン列島、今日はギリシャの方の地震の記事があったけれど、気象庁のサイトでは出ていなかった。デジタルニュースというサイトには海外の地震が詳しく載っていて、ウェザーニューズと同じ地震が出ていたから、多分正しい情報だろう。こういうニュースの中にも、もしかしたらフェイクニュースが紛れ込んでいるかもしれませんものね。
今日の東京の新型コロナ陽性判明者数は77人で、昨日付の3日移動平均の検査数は4917件とのこと。入院は567人、宿泊療養は129人、自宅療養407人、調整中が213人だそうだ。
東京都の基準の重症者は7人減少して、55人。50代3人、60代4人が減っていた。
亡くなられたと発表されたのは、10人で亡くなられた日は、9月から10月にかけてだった。40代1人、50代1人、60代2人(うち一人は10月になってから判明し、一週間たたないうちに亡くなられていた)、70代3人、80代3人(うち一人は10月になってから判明し3日後には亡くなられていた)。10月になっても、症状は急激な場合があるみたい。
今日は、以前からあちこちで取り上げられていたらしいのだが、mRNAワクチンを医薬品として使えるように開発したカタリン・カリコ氏に関する記事を読んだ。今回のノーベル化学賞にノミネートされていたらしい。
実はmRNAのワクチン開発は、もう30年以上も続けられていて、(多分だが、昨日記事にしたヤ〇サのシュードウリジンではないかと思われるが)塩基を修飾したものをつければ身体が免疫反応を起こさず体内で目的のたんぱく質を作れるということを見つけて2005年に発表したらしい。カタリン氏は、研究対象としてRNAにずっと取りつかれていたが、決定打が得られず、なかなか認められなかったそうだ。それでもあきらめず、色々な研究者に声掛けをしてきたらしい。コピー機を使っていて話しかけたドリュー・ワイズマン氏と共同研究するようになって、この成果が得られたとか。
その後、医薬品、主にワクチンとして利用する方法の研究が進められてきて、ビオンテックに迎えられたカタリン・カリコ氏を中心に、2010年にはいろいろな感染症からがん治療まで、このmRNAワクチンの臨床試験が行われてきたそうだ。
ファイザーはビオンテックと共同研究を行っていたそうだ、コロナ禍のなか、いち早くmRNAワクチンの開発に取り掛かれたのだそうだ。確か、がん治療でも有望視されているようだ。
だから、一人の研究者がなかなか日の目を見ないながらも執念深く研究を続けた結果、mRNAワクチンが突然利用されたというわけでもなく、他の目的であっても臨床試験は行われてきたとのこと。すごい女性研究者がいたし、その人を見捨てない他の研究者がいたということに驚いた。一定期間の成果主義で短期間に打ち切ったら、こういう研究は進みませんね。科学は、というか他の分野でも、長い目で見る必要がありますね。