今日は用事があって飯田橋に出かけた。飯田橋駅の横から見た外堀の風景はなかなか気持ちが良かった。その後会議で缶詰だったが、思ったよりも早く終えられたので、仲間数人と水道橋に出て、小石川後楽園に寄ってみた。昔は西門しかなかったと思ったが、立派な東門が開いていて、コロナで予約が必要だったらしいのだが、もう夕方4時近くで、感染が起きたときは連絡できるように連絡先を記入して、入場することができた。
水戸徳川家の庭園で、二代目藩主の光圀の時に完成したとか。中国の風物や京都旅行をなぞらえて作られているそうだ。
入ってすぐにスイレンの池があって、その向こうに木造の立派な門がしつらえられていた。
唐門というらしい。彫刻が立派だった。
その後道は二手に分かれて北側と南側に分かれるが、私たちは木曽川をなぞらえた流れの脇の道をたどった。
寝覚めの滝と言われる小さな滝をみる。
木曽川
森の中の小径を進んだ。延段と呼ばれる石畳の道を通っていくと紅葉林という楓の多い場所に出た。こちら側の楓はまだ青々としていたが、そのあたりから、琵琶湖になぞらえた大泉水という池の向こうに蓬莱島という小島が作られていて、そのあたりの楓はすでに色づき始めていて、秋の気配が感じられた。
カメラを構えている方々もいらっしゃって、何を見ているのかなと話していたら、そばの女性が向こう側にカワセミがいるみたいですよと教えてくださった。しばらく見ていたが、カワセミも他の鳥も見えなかったので、西門側に移動した、途中ツワブキやホトトギスの花が咲いている一角があり、つわぶきにはいろいろな蜂などが蜜を吸っていた。
竜田川
大きな枝垂れ桜があるところを通って、蓮池の向こうの立派な築山(小廬山)に見とれた。
裏の渡月橋や中国の西湖の堤になぞらえた橋や堰堤を見た。向こう端にはツワブキの群落がきれいに咲いていた。その先のこんもりした小山の中に赤い橋があるのが見えたので、皆で登って行った。
トクサ 今は珍しくなりましたね。昔は庭に植えてある家が多かったと思いますが。
川になった池のようなところには竹籠が置かれていたが、中には鰻ではなく石ころが詰まっていた。何のためなのかしらね。
橋を渡ると何か小さな建物があったが、得仁堂というところだった。
それから築山のところに行ったが、こちらからはあまり池は見えなかった。
それから下山?する道をたどり、涵徳亭の脇をもう一度通った。涵徳亭
私は皆より早く歩いて、涵徳亭の情報を聞きに茶屋のところに寄ってみた。もう店じまい始めていたが、料理屋さんはやっていて、これから始まるらしい。お弁当もありますよと言われたが、すぐには無理だろうから、今日はいいですと言って、皆さんのところに戻った。確か会場を先に予約してから、お料理屋さんに料理を頼むシステムだったと思う。
それから今度は池の北側の道をたどったが、枝垂桜の先の蓮池の横には立派な一本松が植えられていた。光圀公の時代からは何回か植え替えられているそうだが、立派な松だった。
ドームを背景にした池
枝垂桜
一本松
こちら側から見る蓬莱島のあたりの風情もなかなか素晴らしかった。
結構勢いのある白糸の滝を見る。
さらに進むと広場があり、その向こうに田んぼと菖蒲田、その間に立派な藤棚が三つ並んでいた。
奥の方は梅林らしい。
それから茅葺の九八屋という建物を見て、赤門の方にでて、またスイレンの池の脇に出て東門に戻った。どういう建物なのかは分からなかった。
小石川後楽園には数回来ているはずだったが、こんなに変化にとんだ庭園だったのかな?とびっくりしてしまった。これから紅葉も進むとなおさら見ごたえがありますね。
いつまで予約が必要か分かりませんが、都会とは思えない緑豊かな庭園でした。写真は後日。