最近の新大久保界隈のコリアンレストランは高いだけでちっともおいしくありませんが,この間,銀座で久しぶりにおいしい韓国料理の店を見つけました。
王十里(おうじゅうり)というミノ専門の焼き肉屋さんです。
店の名前の由来は,おそらくソウルの地名である往十里(왕십리)からとったと思われます。
往十里はソウルから往復十里の距離にあることからつけられた地名で,現在は地下鉄2号線,5号線,そして龍山から漢江沿いを走る国鉄の乗換駅になっています。
この王十里ですが,銀座の四丁目交差点から徒歩1~2分のところにあります。看板メニューは,見た事もないほどの巨大なサイズの「特上ミノ」と「特上ホルモン」ですので,ほかのものは頼まずにこれだけを目当てに行ったほうがいいでしょう。
さてこの「ミノ」は牛の4つある胃袋のうち第1の胃で,4つの胃の中で一番大きく,肉厚でかたいんですが,これを切り開くと,ちょうど蓑笠のように三角形になることからそう呼ばれたらしいです。
「センマイ」も牛の胃袋です。
「センマイ」は第3の胃で,こりこりとした特有の歯ざわりがあります。その襞(ひだ)がたくさんの葉が散りばめられたような模様をしていることから천엽〈千葉〉と呼ばれていたのが처녑に変化たのです。
そしてそのもとの形「千葉」が「千枚」になり「センマイ」となったと…。
そしてもう1つの胃「ハチノス」を忘れてました。
これはその名の通りハチの巣状をしていて,4つの胃の中では一番美味と言われてます。
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