韓国社会はとにかく新造語,流行語の宝庫です。
はやっては消えるこれらの言葉をみていくのも興味深いです。
少し前に「何々世代」という言葉が次々にはやりました。
そして記憶するまもなくサーッと消えていきました。
・N세대 <-世代>: ネット世代の頭文字を取った言葉でした。
いまや韓国のネット文化は,世界一とも言われこんな言葉もいつの間にか姿を消しました。
・X세대 :「ジェネレーションX」から取った言葉で,1990年代半ばによく使われました,
日本でも「新人類」と言っていましたが,これもいまや死語ですね。
・386세대 [삼팔륙 세대] : 1990年代に30代になり,1980年代に大学に通い,1960年代に生まれた世代のことを指していった言葉です。
社会的な矛盾に対して敏感で운동권 <運動圈> と呼ばれ,学生時代を政治一色の風土の中で過ごした人たちのことでした。
流行語は何も最近に限ったことではありません。
1960年代には“우리도 잘 살아보세”という言葉がはやりました。
この~세というのは,ある程度年のいった大人たち同士や,大人が年下の成人に対して何か一緒にしようという勧誘の語尾です。
昔の人たちはよく使いました。
새벽종이 울렸네
새 아침이 밝았네
너도나도 일어나 새마을을 가꾸세
살기좋은 내마을 우리힘으로 만드세
たぶんみなさんはこんな歌を耳にしたことはないでしょうね。
私が韓国語を勉強し初めのころ,韓国に遊びに行くと友達の家の白黒テレビからは毎日のようにこの歌が流れていました。
その頃の韓国のテレビは放送時間が午後5時頃からだったと思います。
この歌は3番まであります。
続きを見てみましょうか。
초가집도 없애고 마을 길도 넓히고
푸른 동상 만드러 알뜰살뜰 다듬세,
살기 좋은 내 마을 우리 힘으로 만드세.
서로서로 도와서 땀 흘려서 일하고
소득 증대 힘써서 부자 마을 만드세.
살기 좋은 내 마을 우리 힘으로 만드세.
韓国人でも50歳以上の人なら今でもこのメロディーが頭に浮かぶでしょう。
まさに박정희 대통령の全盛期時代に一世を風靡した「セマウル運動」の歌ですね。
大統領が自分で作った歌と言われています。
このころの韓国は国作りが盛んで,みんなで力をあわせて「明るい農村」を作ろうという雰囲気でした。
そんな意気込みが感じられる歌です。
今も走っている「セマウル号」の由来が,ここから来ているというのを知っている若者は少ないでしょう。
우리도 잘 살아보세.
これはそのセマウル運動のスローガンでした。
後に「漢江の奇跡(한강의 기적)」と呼ばれる,朴正煕政権の下での韓国の急速な経済成長の元になった流行語です。
はやっては消えるこれらの言葉をみていくのも興味深いです。
少し前に「何々世代」という言葉が次々にはやりました。
そして記憶するまもなくサーッと消えていきました。
・N세대 <-世代>: ネット世代の頭文字を取った言葉でした。
いまや韓国のネット文化は,世界一とも言われこんな言葉もいつの間にか姿を消しました。
・X세대 :「ジェネレーションX」から取った言葉で,1990年代半ばによく使われました,
日本でも「新人類」と言っていましたが,これもいまや死語ですね。
・386세대 [삼팔륙 세대] : 1990年代に30代になり,1980年代に大学に通い,1960年代に生まれた世代のことを指していった言葉です。
社会的な矛盾に対して敏感で운동권 <運動圈> と呼ばれ,学生時代を政治一色の風土の中で過ごした人たちのことでした。
流行語は何も最近に限ったことではありません。
1960年代には“우리도 잘 살아보세”という言葉がはやりました。
この~세というのは,ある程度年のいった大人たち同士や,大人が年下の成人に対して何か一緒にしようという勧誘の語尾です。
昔の人たちはよく使いました。
새벽종이 울렸네
새 아침이 밝았네
너도나도 일어나 새마을을 가꾸세
살기좋은 내마을 우리힘으로 만드세
たぶんみなさんはこんな歌を耳にしたことはないでしょうね。
私が韓国語を勉強し初めのころ,韓国に遊びに行くと友達の家の白黒テレビからは毎日のようにこの歌が流れていました。
その頃の韓国のテレビは放送時間が午後5時頃からだったと思います。
この歌は3番まであります。
続きを見てみましょうか。
초가집도 없애고 마을 길도 넓히고
푸른 동상 만드러 알뜰살뜰 다듬세,
살기 좋은 내 마을 우리 힘으로 만드세.
서로서로 도와서 땀 흘려서 일하고
소득 증대 힘써서 부자 마을 만드세.
살기 좋은 내 마을 우리 힘으로 만드세.
韓国人でも50歳以上の人なら今でもこのメロディーが頭に浮かぶでしょう。
まさに박정희 대통령の全盛期時代に一世を風靡した「セマウル運動」の歌ですね。
大統領が自分で作った歌と言われています。
このころの韓国は国作りが盛んで,みんなで力をあわせて「明るい農村」を作ろうという雰囲気でした。
そんな意気込みが感じられる歌です。
今も走っている「セマウル号」の由来が,ここから来ているというのを知っている若者は少ないでしょう。
우리도 잘 살아보세.
これはそのセマウル運動のスローガンでした。
後に「漢江の奇跡(한강의 기적)」と呼ばれる,朴正煕政権の下での韓国の急速な経済成長の元になった流行語です。
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