キズを残して春が過ぎようとしている。暑いので近場の低山はちょっと。ならばと
2年ぶりに沢装備を取り出し、大原湖キャンプ場近くの出合より入渓し、滑渓谷を2時間余り
歩いてみた。
グレードは初級者向けとのことだが、砂防堰堤の乗り越しなど数か所で高巻きが必要であり、
決してあなどれない箇所もあるので、安易に立ち入らない方が良い。
森林セラピー基地の魅力探索や初級者向けの沢遊び場所の下見も兼ねてのことだった。
個人的には面白かったが、初級者を引率するには一部ザイルワークも必要なので、とても
その気にはなれなかった。
沢歩きの魅力は歩きやすいルートを見定めながら、バランス良く歩くこと。時には良く見えない
水中の石の上に足を置いたり、浮石があったりと歩き易くはない。
また、遡行不能と判断した場合は滑り易い苔石の上を突破したり、雑草の強度を確かめながら
つかんで三点確保でクライムしたりと、クライム技術も要求され、気を抜くひまもないほど。
2時間あまり遡行を楽しみながら引き返した。もう1本沢詰しても良かったのだが、
付属的な装備で足りていないと判断し、これで終えることにした。
出合地区の橋横の階段より入渓
証拠写真1
緩やかな流れ
ミヤマカワトンボも楽しそうに飛んでいた。他〇〇タツナミソウの群落もあったが、盛りを過ぎており、
タツナミソウ独特の花模様も薄くなっていたので割愛した。
膝上20cmぐらい水に浸かるつもりで遡行。それ以上になったら体温低下を防ぐため、ズボンを
持ち上げ膝上20cm以上は濡れないようにしたが、それでも一部シャワークライミングでの突破を
余儀なくされた。
証拠写真2・・・中の島で憩う。
沈下橋は下を潜り抜ける。
せせらぎのど真ん中で
より安全に歩くため既存装備に付け加えた方がいいものが1点あった。早速調達することにしよう。
元々すねにたくさんキズがあったが、今回岩角でこすりむいたのか、さらにすねにキズがついた。
今までの沢歩きでは気にならなかったが、歩行バランスなど感覚が低下したのかも知れない。
夕刻にペングローブに電話し、在庫の確認をしてもらうとOKということなので、足首から膝未満?
を保護するネオプレン性の沢登り用スパッツを購入した。それでなくても、すねのキズは多すぎるので
これ以上キズをつけると身も持たなくなりそうなので着用を励行するようにしよう。
加齢とともに歩行バランスなどは確実に低下している。それを補うための保護具は必須といえる。
また、セルフビレイのため、ザイルなど常時携行が必要だ。
ま、今日は感覚を少し取り戻すことが目的の一つだったので、これぐらいで良しとしよう。