コースタイム 第2駐車場(6:15)→白滝(8:15~8:25)→林道出合(9:40)→分岐(10:45)→
長崎尾(11:10)→尾鈴山頂(12:30~12:40)→登山道入口(14:00)→第2駐車場(15:15)
周回合計コースタイム 9時間
滝と森のきれいなコースなんだが、白滝までの旧トロッコ軌道を利用した歩道や登山口から第2駐車場までの
林道歩きが長く、その魅力を相殺しているような気がした。白滝は落差75mもあるスケールの大きいきれいな滝で、
尾鈴山南部の広い主尾根のきれいな森は大万木山のそれを連想させる。
なお、GPSの受信状況が乱れ、一部手直ししていることもあり、歩行ログは不正確です。
さぎりの滝
はがくれの滝
沢の渡渉用の橋、奥側の橋は不安定で足の置き方によってはグラッと来るので要注意。
自身は絶妙のバランス?で危機を脱した。
広角側28mmのデジカメではとても全体は収まりきれない。滝を「きれいだなー」と見惚れていると、
いつの間にか山ヒル2匹に噛まれる。早めに気づいたので血の流出は最小限になったが、
まったく油断も隙もあったものではない。
白滝下部の沢渡り、橋がかけてあるが、奥側は枯れ木の枝が通せんぼしているし、濡れて滑りやすそうだ。
上流に渡渉点を見つけ、安全、確実に渡る。こんな時、沢歩きの経験が生きてくる。
白滝を尾根筋から俯瞰、ここから見ても十分なスケール。
長崎尾(三等三角点)
ヒメシャラの森
一等三角点の尾鈴山・・・大万木山と同じで森に囲まれ展望は効かない。山頂北部すぐの下山道に展望地が
あるのでここで楽しむといいだろう。
山頂北部すぐにある尾鈴神社の鳥居、奥には祠がある。
登山道入り口(今回は下山口)
次郎四郎の滝
下山後、国見岳に登るべき広河原登山口を目指すも、荒れた林道が長く続き、夜も更けたので撤退を余儀なくされる。
阿蘇仙酔峡に行き、ここでPキャン、翌13日朝に周囲を見渡すと聞いていた通り、火山ガスによりミヤマキリシマの
花が全滅していた。山頂付近はガスがかかっており、登山を見送り、牧の戸、長者原に立ち寄った。週日にも
係らず駐車場はほぼ満杯、登山者でごった返していた。これでは山を見るより、登山者を見る?ために登るような
ものなので、そそくさと帰宅にかかった。市房山、尾鈴山では登山者は私一人、くじゅうでは無量大数の登山者、
かくも差が出てしまうのかとちょっとした疑問も感じた。
帰宅を1日早めたが、帰って留守電を聞くと幼馴染の友人の訃報が入っていた。虫か知らせたのか、これで14日の
葬儀にも参列することが出来た。元気な内にできるだけあちこちの山に登っておきたいと改めて感じた。
今回の山旅では登山の合間に観光でもと思い、ローカットのハイキングシューズを車に積んでいた。
だが、悲しい山やの性なのか、最後まで出番は無かった。山歩きの楽しさや苦しさ?と感じてしまうと、途端に
一般的な観光には心が動かなくなってしまう。ま、こんなもんじゃろう。
また、今回のPキャンで必要にして最小限の装備など、より見極めが出来た気がしている。工夫も重ねながら
ロングひとり山旅に出掛けられたらと思っている。定年退職前からの念願だったはずだから。
登る途中でアブに刺されたらしく、手のひらと足裏が猛烈に痒くなってきた。歩きに支障はないが戦意消失し、
やたら時間がかかってしまった。また、登山道の崩壊も進んでおり、階段の丸太が突出し、余計に歩きづらくなっている。
アブに刺された影響は左手がはれ上がり、2日間腫れが引かなかった。4日経過した現在では腫れも引き、
ダメージは全くない。こんなことは過去に経験がない、虫さされなどに強いはずだったが、免疫が無くなってきたのか?
これからは非常薬の中に虫さされ用の軟膏など忍ばせておく必要を感じた。
コースタイム 登山者用P(6:00)→市房神社(7:25)→8合目(9:35)→市房山頂(10:15~10:40)→
8合目(11:05)→6合目(11:55~12:00)→市房神社(12:45)→登山口(13:30)→登山者用P(13:50)
上り 4時間15分 下り 3時間10分 歩行ログは一部不正確です。
キャンプ場事務所前から登山者用駐車場を望む。登山者は私のみだった。
登山口(市房神社参道入口)、最近、奥の駐車場から歩く人が多いらしく踏み跡も薄い。
根回りが確か11mだった市房杉
杉の巨木を抜ける参道
市房神社 手前側が登山道になる。
イチブサヒメシャラと呼ばれているらしい森
一等三角点の市房山頂・・・休憩時を利用し、二ツ岩方面の縦走路を偵察してみる。縦走は禁止の看板も
あったので、往路を引き返す。
きれいな森の散歩道
このように安心して歩ける山道は少なく、山道のほとんどは崩壊が進み、歩きづらい。
下山後、尾鈴山登山口近くの第2駐車場に向かうが、あまりに寂し過ぎる感じだったので、つの道の駅まで
引き返し、ここでPキャンすることにする。ここでは北海道千歳からバイクでツーリングに来ていた21歳の青年や、
長野県諏訪から各地でバイトもしながらサイクリング旅を続けている20歳の青年と談笑の時を持つ、どちらも
好青年で若い時にしかできないような旅を続けていた。自身も山に狂い青春を謳歌していた若い頃を思い出した。
時計を戻し、あの頃に戻りたい感傷にかられた。ま、これから歳相応な山旅でも続けられたらそれで十分だろうと
自分に言い聞かせた。お互い名前も告げす別れたが、安全に旅を続けられることを祈っている。
前日15時過ぎに高千穂河原の駐車場入口に着いたが、17時以後なら当日分の駐車料金が不要という
ことなので、付近をドライブしながら時間をつぶし、駐車場にてPキャン(車中泊)する。
コースタイム 高千穂河原P(6:00)→高千穂峰(7:40~7:55)→高千穂河原P(8:50)
上り 1時間20分 下り 55分
車中泊した高千穂河原P
歩き始めはコガクウツギが咲き乱れる。
滑り気味の登山道に苦戦?馬ノ背通過時はガスと強風に吹かれながら山頂に到着。
天の逆鉾が空に向かって立つ。
砂滑りは無重力状態で快適に下る。ガスにまかれる御鉢方面に向かう登山者と行き交う。
下りも御苦労さんとコガクウツギの花が迎えてくれる。
下山後、市房山のキャンプ場(登山者専用)駐車場に向かうが、近くにトイレも無く、元湯まで下ってPキャンする。
朝方準備を整え、途中ゆっくりと休憩も取りながら、480km走り、夕刻にかいもん山麓ふれあい
センターに到着、車中泊料1320円を払い、近くのレジャーセンターの温泉に入る。
6/9 コースタイム 公園P(5:50)→2合目登山口(6:00)→3合目(6:25)→4合目(6:45)→
5号目(7:10~7:15)→7合目(7:45)→開聞岳山頂(8:30~9:10)→5合目(10:05)→
2合目登山口(10:35)→公園P(10:45) 上り 2時間40分 下り 1時間35分
6月8日開聞岳山麓到着前に撮った池田湖と後方の開聞岳、名物の大うなぎも30数年振りに見てみる。
東方のレジャーセンター前の砂浜より開聞岳
2合目登山口
5合目 展望いいはずだがガスがかかり遠望はNG.
山頂では福岡から来られた青年や千葉から来られた同年代の方としばし談笑の時を持つ。
下山後、千葉からこられた同年代の方と山情報などを交換、また軽のバンを手づくりし、登山専用のキャンパー
に改造された室内など見せてもらう。各所に工夫の跡があり参考になった。この後、高千穂河原へと向かう。
開聞岳といえば約40年前、山友と屋久島縦断の山旅を終え、フェリーで鹿児島に向かう時、海上から見た
きれいな山容が印象に残っていた。当時はハードな山歩きばかりだったので、登山の対象とは考えておらず、
登り残していた山だった。今回やや物足りなさも感じたが、年齢を考えると今後こんな登り方もあるだろう。
6月8日から九州に遠征し、開聞岳、高千穂峰、市房山、尾鈴山と4日連続で歩き、
6月13日夕刻に帰宅しました。
これからそれぞれの山別にアップしていく予定にしてます。
但し、内容などに過大な期待は持たれないように、何せヘタレやまやのレポですから。