かずの里山ハイク

山や花、日常の出来事などの気まぐれブログ

飯ヶ岳下見

2015年05月17日 | 山歩き

来週日曜日(5月24日)に森林セラピー基地体験イベント「飯ヶ岳」トレッキングが開催される。
その予行と滑マツ(アカマツ)実生苗育成のための竹串差し(誤刈り払い予防のための目印)を行う。

竹串差しは世話役の森林官と案内人6名、ボランティア1名の総勢8名で行う。
滑マツ実生苗育成地へと向かう山道は綺麗な森で、きらめく新緑が美しい。
見慣れた一般登山道とは一味違った景観で新鮮味を覚えた。



滑マツの大木、この周囲に実生苗の育成地がある。

笹藪を刈り払い、実生苗に十分光が当たるよう刈払われている。実生苗に竹串を指すのは、定期的に
藪刈をするとき、誤って実生苗も刈払わないように目印を付けること。
全員で実生苗を探したが、何だか宝物でも探すようで、思いの他、楽しい作業だった。
自身、目も心眼?も良いのか??小さな実生苗を結構見つけた。

作業終了後、森林官、案内人2名と別れ、残り5名で下見の本来業務?に戻る。

沢歩き地点では流木がルートをふさぎ、滑り易かったので1本邪魔にならない所へ撤去した。

笹藪や木の枝で歩きづらい所は最小限刈り払い、また登山道脇のヤマウルシは触ると皮膚がかぶれる
危険性もあるので、根本付近で刈払った。

山頂で当日の役割分担など話し合い、決定し、本番へ備えることとした。
本日は事務局との行き違いもあり、集合時間に20分前に着くはずが、10分ぐらい遅れるハプニング
があった。確か9時集合と決めていたはずだが・・・。帰宅して事務局に問い合わすと理由が判明した。
本番では参加者に迷惑が掛からないように留意しなくてはいけない。しかし、ちょっとびっくり仰天、
合点がいかない瞬間でもあった。こんなの気弱な?私には精神衛生上良くない出来事だった。


取材同行

2015年05月15日 | 雑記

森林セラピー基地森の案内人事務局の方が広報紙夏号に、徳地の味として紹介予定の重源の里内にある
「花ひとえ」に取材に行かれることになった。丁度事務局へ渡したいものもあったので、同行することに。

入口の門構え、最近少なくなったが、庄屋をやられていた家では、このような門構えの家があった。

店内の様子、梁などは古木再生材が使われてとても立派だ。

店内から庭を眺める。片隅に咲いていたキエビネは満開でした。

おしながき

Uさんが注文された冷やしネバネバそば・・・とてもおいしそう。

私は欲張って重源ざるそば定食、なかなか美味でお腹も一杯になりました。

Kさん注文の冷やしざるうどん、Uさん、Kさんは2度目の昼食らしいが3人共美味しく完食しました。

思いもよらぬちょっとした特典?もあったが、取材同行3名の胸の内にとどめておこう。
この重源の里、春は桜、夏はアジサイ、秋は紅葉と四季折々楽しめるところです。
皆様もぜひご来場下さい。


放っとけねぇ!

2015年05月15日 | ガーデン

春たけのこ?になり、草木の成長もとみに著しくなってきた。庭や果樹園のあちこちは雑草が繁茂し、
さながら草海のような様相を呈してきた。おお「そうかい」と放っておく訳にもいかず、過日より
作戦本部を造営し、戦いの日々が始まった。敵もさるもの、玉砕することしばしば、シルバー人材
センターなどの外部勢力を活用する手もあるが、如何せん資金力も乏しく、この作戦も遂行出来そう
にない。

戦力不足は否めず、戦況も芳しくないが、少しづつ特攻作戦を遂行するしかないだろう。
それにしても敵は本能寺ではなく、自宅周囲に多数潜んでいたとは!一度せん滅したところでも
しばらくすると予備戦力が頭をもたげて来る。冬の近くまでこの戦いは終わりそうにない。
毎年のことだが、ほとほと嫌戦感に満ちみちてきた。










第3回森カフェ

2015年05月10日 | 雑記

山口市が主催し、国立山口徳地青少年自然の家が共催し、森の案内人がお世話をする「森カフェ」
(森の中で過ごす楽しさを参加者に体験してもらい、心身共にリフレッシュしてもらい。
かつ、山口市徳地森林セラピー基地の活動を理解してもらう、お祭りみたいな催し)が
国立徳地少年自然の家周辺で開催された。

私は森の冒険広場の見守り担当として、ハンモック、スラックラインなどの準備をして、案内人全員に
よるミーティング、案内人の会、会長の挨拶のあと、各自、小さな森カフェ、森の冒険広場、大人と
子供のアトリエ(森のクラフトなど)、初めての森歩きなどの持ち場に戻った。

好天ということもあり、沢山の方にご来場頂き、来場者は前回比2倍以上の480名となり、
広い第一駐車場も満車となるほどでした。

自身も午前、冒険広場の見守りの後、午後には北九州より、5名の子供連れの山友家族が来場られた
こともあり、専属?案内人として子供の森歩きを対応させて頂いた。山野草や樹木の解説他、
ヤッホー体験や、目をつむり30秒間鳥の声を集中して聞いてもらったりと、視覚、聴覚、味覚などの
五感を使った楽しみ方などを体験してもらった。

開始1時間前に、案内人他スタッフが全員集まってミーティングをする。

会長挨拶の後、各自持ち場に散る。

木登り体験の子供たちは、クヌギの巨木の周りに土を掘り、肥料を混ぜて、土壌改善の作業を
終えてからスタートとなります。午前中には予定人数に達したため、午後は穴掘り体験だけに
なってしまうほど盛況でした。

講師(インストラクター)より事前に取扱いなどの説明を受ける。

スルスルと空を舞う気分、こんな体験は日頃出来ないだろう。



どの子の熱心に木登り中です。



森のハンモックの一部と木登り体験受付に向かう来場者。

講師の説明を受ける表情は真剣そのもの!

森のクラフトで作られた作品の一部、北九州から来られた山友さん家族の子供も随分と立派な
作品を土産として持ち帰ってもらいました。

今回の森カフェはプログラムをコンパクトにして、幅広く森に親しんでもらおうというコンセプト
だったので、私の提案していた「初心者のための登山教室」は実施されないこともあり、残念な気持ちも
あったが、子供を中心として多くの笑顔に接することが出来たのは、何物にも代えがたいものになった。

解散の後、駐車場まで歩いていくと、ちょっとしたトラブルがあった。これも居合わせた案内人全員の
協力により解消でき、結果的に、とても良い一日になった。

こぼれ話

午後、北九州市の家族連れを案内した時、通り一遍では面白さも半減するだろうと、スイバの茎を
採取し、口に含み、噛んでもらって、酸っぱさを体験してもらったり、ややワイルドな、細く険しい山道を
敢えて歩いてもらったりした。難所通過時には3歳女児の手をつないだり、抱え上げたりして通過した。
私が少しでも先行したら、3歳女児は母親のことを心配する言葉が出て、子供を通じて家族愛の深さを
感じた。残り300mぐらいから先を歩く小学男児に案内人用帽子を渡し、案内役をやってもらうこと
にした。そうすると危険そうな箇所を注意したり、車道を渡る時しっかり誘導したりと、案内役を
意識したような行動が出てきた。子供相手だと、このようなことをするのもいいのかな?と思った。

基本は守りつつ、その場、その場で臨機応変に対応出来る柔軟さも持ち合わせていたいものだ。
そういった心配りは、必ず相手に通じると信じたい。


お大師参り(巡礼)

2015年05月09日 | 雑記

自身幼少の頃は自家用車も普及しておらず、お遍路さんはほとんど徒歩で巡礼されていた。
ところが、最近は自家用車などの普及により、徒歩で巡礼される方は少なくなった。

今日は自身の接待はお許しを頂いて、生涯で初めて他地区の札所を10時過ぎから17時頃まで
徒歩で巡礼させてもらった。最近どういう訳か体調が優れず、これの回復祈願と、今までの
数々の悪行懺悔?のためだ。自宅近くになり、膝にやや疲労を感じたが、常に弘法大師様が
見守って下さったので、無事に歩き通せた。来年から数年かけて1日接待、1日巡礼にして
八十八ヶ所すべて回ってみたいと思うようになった。

この札所では参拝者すべてにヤクルトが接待されていた。

福楽寺、6,7、8番の札所がある。ソテツの大木がシンボルとなっている。

盛況だった札所、接待も豪華でバイキング料理のよう。地元の方のご厚意が身に染みた。

県指定文化財の秋穂正八幡宮の山道

苔むす東参拝道

正八幡宮境内にある一番札所の大師寺、神社の境内にお寺があるとは?明治時代までは神仏習合の
時代が長く続いた名残になる。逆にお寺の境内に鳥居があり、神様が祀ってあるところも多い。
神仏習合となると何ら矛盾は無いということ。

もともと日本には自然などを敬う神道があり、後に仏教が伝来したとき、国の体制をより強固にする
ため、仏教も容認し、利用した経緯もあるみたいだ。東大寺の仏像など国の威信をかけて造営したのも
わかり易い事例なんだろう。

石灯篭が並ぶ正八幡宮西参拝道、この正八幡宮は元々西暦400年ごろ二島地区六十五札所北田大師堂
近くに造営されていたが、火災により焼け落ちて現在地に移転したとのこと。
六十五札所の接待をされていた地区の古老の方に聞いた。





六十五札所大師堂、少し眺めの休憩を取り、接待されている方から色々と話を伺う機会を得た。

旧正八幡宮跡地と火の山連峰

巡礼のご利益およびしっかりと歩いたので体調も回復に向かうことになるだろう。
各札所で丁寧な接待を受けたが、歩いて巡礼するとその有難味をより深く感じる。
また来年も懺悔の巡礼をしてみよう。