古いタイ映画(主に70年代の)はいつ観ても新鮮な驚きがある。著名な香港俳優が招かれて出演した作品なんかを発見すると特にそうだ。人件費の安いタイで(ついでに出資なんかしてもらったりして)アクション映画を撮ると、南国特有のエキゾチズムを醸し出す一風変わった作品に仕立てられるので香港の映画製作者にはもってこいの土地である。ついでにリゾート気分も満喫できるしね。
今回紹介する『2 SINGH 2 DEAN DIN』(中国語題:大地雙英、73)はまさにそんな感じ。あらすじは大陸(香港?)からタイにやって来た主人公(演ずるは高遠という香港の俳優さん)が異母兄弟のタイ人青年(何と大スター、ソムバット・メータニー!)と共に、対立する資産家一味と対決するというもの。映画の所々に観光名所やタイの民族舞踊などが収められていて、ちょっとした観光気分を味わえる(っていうか、この頃のタイ・香港合作映画は殆どそう)。
実はこの作品、タイ映画ルートで購入したのだが実は完全なる香港映画のようである。
というのも、タイで製作された映画でこうも長々と観光案内なんかするわけがないっ!香港主導で製作された証拠である。それに我等がヒーロー(タイ人の目からら見て)、ソムバットの扱いが悪すぎるのもそう。仮にもタイ側の主演俳優であるソムバットがとんでもない手違いで自分の父親を殺してしまうといった間抜けな行動をとらせるなんて、これがタイ映画であれば絶対させないと思う。
香港製作の本作のポスターを見ればどちらに主導権があるかは一目瞭然。主人公の高遠がトップなのは理解できるが、隣に表記されるべきソムバットの名前など全然ない(一応蹴り足を出しているのがソムバット)。その代わり、ゲスト扱いの陳星が大きく名前が出ていてあたかもラスボスのような錯覚を覚える(ちなみに大ボスは田豊)。
まぁ、香港の人(と香港クンフー映画ファン)からしてみればこの人誰?てなもんでしょうけど、タイ映画好きの私とすれば、「スターとしてどっちが格が上なんじゃい!」と怒らずにはいられないのでした(涙)。…だって実際そうなんだもん。
今回紹介する『2 SINGH 2 DEAN DIN』(中国語題:大地雙英、73)はまさにそんな感じ。あらすじは大陸(香港?)からタイにやって来た主人公(演ずるは高遠という香港の俳優さん)が異母兄弟のタイ人青年(何と大スター、ソムバット・メータニー!)と共に、対立する資産家一味と対決するというもの。映画の所々に観光名所やタイの民族舞踊などが収められていて、ちょっとした観光気分を味わえる(っていうか、この頃のタイ・香港合作映画は殆どそう)。
実はこの作品、タイ映画ルートで購入したのだが実は完全なる香港映画のようである。
というのも、タイで製作された映画でこうも長々と観光案内なんかするわけがないっ!香港主導で製作された証拠である。それに我等がヒーロー(タイ人の目からら見て)、ソムバットの扱いが悪すぎるのもそう。仮にもタイ側の主演俳優であるソムバットがとんでもない手違いで自分の父親を殺してしまうといった間抜けな行動をとらせるなんて、これがタイ映画であれば絶対させないと思う。
香港製作の本作のポスターを見ればどちらに主導権があるかは一目瞭然。主人公の高遠がトップなのは理解できるが、隣に表記されるべきソムバットの名前など全然ない(一応蹴り足を出しているのがソムバット)。その代わり、ゲスト扱いの陳星が大きく名前が出ていてあたかもラスボスのような錯覚を覚える(ちなみに大ボスは田豊)。
まぁ、香港の人(と香港クンフー映画ファン)からしてみればこの人誰?てなもんでしょうけど、タイ映画好きの私とすれば、「スターとしてどっちが格が上なんじゃい!」と怒らずにはいられないのでした(涙)。…だって実際そうなんだもん。
「萌えるアジア」の小泉と申します。
このたび、タイ映画についての同人誌をつくる予定なのですが、そこで原稿をお願いしたく存じます。よろしければMGG00054@nifty.comまで連絡をいただけますか。
はじめまして。ようこそ当ブログへ。
同人誌の件はそちらへメールしましたので、よろしくお願いします。