「んっっ、うーん…はにゃ?」
お姫様が、いまお目覚めになられたようだ。
太陽が空へ上りこの世界を彩り始め、明るい陽の光が彼女の肌の美しさや、可愛らしさをくっきりと浮かび上がらせる。
しかし、ワイシャツにパンツ一枚という格好は、男にとってはあまりにも刺激的すぎる。
虚ろな記憶だが昨晩はお互い、しこたま酒を飲んだようで酔っぱらった彼女は、スカートだけを脱ぎ捨てて、ソファーの上で寝落ちしてしまったようだ。
「…なぁに見てんのよ、バッカじゃないの?」
いつもの強気な彼女に戻った瞬間、ギャップの差に僕は笑った――
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