HIMAGINE電影房

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邪悪・壮絶!インドネシア娯楽映画① 『JAKA SEMBUNG』

2006年03月12日 | インドネシア映画
 久々の映画紹介となった今回は、何を紹介しようかと色々悩んだ末、最近の私個人のヒット作であるインドネシア産幻想怪奇アクション映画『ジャカ・センブン』シリーズに決めた。本日はその第1作目『JAKA SEMBUNG』だ。

 舞台はオランダ統治下のインドネシア。政治犯収容所を逃げ出した民衆の英雄ジャカ・センブンは、反旗の狼煙を上げるべくチャンスをじっと待つ。しかし、オランダ人領主側も悪魔的な能力を持つ妖術使いを味方につけ、ジャカ逮捕に乗り出す。彼等の魔手に落ち一度は捕らえられたジャカだが、領主の一人娘の手引きにより逃げ出すことに成功。拷問によりボロボロになった身体を癒し復活したジャカは、憎き妖術使いを死闘の末撃破し、反乱分子と共に領主の屋敷へと攻撃を開始する…。

 以前からバリー・プリマ主演作を入手出来ないだろうかと色々手を尽くしていたのだが、金銭的問題と語学の問題もあり入手できずにいた。そこで《非ハリウッド娯楽映画》を通じて知り合った会津信吾さんにお願いしたところ、代表作であるジャカ・センブンシリーズ (欧米では『WARRIOR』シリーズとしてカルト的人気がある) 3本をコピーして送ってくださったのだ。これはうれしかった。持つべきものは同士だなぁ… 早速観賞したところ、その粗い画像にマッチするかのごとくやり過ぎ気味の残酷描写と、南洋邪教の原初的恐怖感に圧倒されてしまったのだ。今まで観たホラー系映画には《恐怖》《残酷》《狂気》等というキーワードは出てきたのだが、《邪悪》という単語が浮かんでくるのは初めてである。この《違和感》こそが世界標準であるハリウッド映画にはない、《非ハリウッド娯楽映画》観賞の魅力なのである。
   

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