コンサルタントバンク コンサルタント(プロ・希望者)+ 士業の異業種交流会

コンサルタントバンクは、コンサルタントや士業の先生方の異業種交流会で、無料で登録できる組織です。関連情報をお届けします。

■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する16 相手の名前を呼ぶだけで人間関係が深まる A830

2023-11-07 12:06:00 | 【心 de 経営】 心づかいで人間関係改善
■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する16 相手の名前を呼ぶだけで人間関係が深まる A830
 
 
 日本経営士協会は、ご存知の方も多いと思いますが、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。
 
 会員は、それぞれ異なった専門分野を持っていますので、経営士同士が競合するというよりは、専門外の分野で補完し合っています。これを「共業・共用・共育」といっています。
 
 コンサルティングという実務を通じて、いろいろな体験をしています。その体験を通して、みなさまに情報をお届けしています。
 
■■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する
 

 人は誰しも、諍いや争いなどのトラブルを嫌うのではないでしょうか。

 そのトラブルの多くは、ちょっとした言動が原因であったり、それが契機となって人間関係がこじれたりしているようです。

 かねてより、【心 de 経営】ということを基本に、永年コンサルティングをして参りました。「de」は、フランス語の前置詞で、英語にしますと「of」に近い意味合いであり用法であると認識しています。

「de」を、英語の「of」の意味で用いますと「心 of 経営」、すなわち「経営”の”心」となります。「de」を、そのまま、日本語の「で」に置き換えますと「心で経営」となります。

 ここでは、後者の「心で経営」に重点をおいて、経営に限らず、人間関係における「心づかいのあり方」を、平素の体験から感じるがままにを徒然に記述してまいります。それにしても、他人に優しくするには、自分に厳しくなければならないことを痛感しています。

 期せずして日本経営士協会理事長の藤原久子先生も、心を大切にすることを常々口にされています。理事長とお話している中で出てきたことを中心にまとめています。ある意味では、藤原理事長との合作といえるブログです。

 物事や人の心には多面性があります。お届けするブログが正論であるか否かは、皆様のご判断にお任せしますが、参考にして下さいますと幸いです。

 
 
16 相手の名前を呼ぶだけで人間関係が深まる A830

 

 高校時代のクラスでは、毎年、何らかの形で同窓会を開催しています。

 あるとき、久しぶりに参加した、高校時代のマドンナから、私は声をかけられました。マドンナから声をかけられれば、だれでも舞い上がるでしょう。

 ところが、周囲の男性にちやほやされて舞い上がっていたマドンナのことが、高校時代の私は、あまり彼女のことが好きではありませんでした。その彼女が、私に「君付け」で、声をかけてきたのです。

 これでも、一人前の社会人として、経営コンサルタントの協会のトップとして社会貢献をしてきている人間です。その人間に対して、君付けはないだろうと思いました。

 それは、私の狭量な部分の表れなのかもしれませんが、マドンナとして崇められてきた女性の驕りのように私には感じられました。

 人の呼び方というのは、難しいですね。


 その体験から、「民主的な企業ではさん付けをする」という時代ですが、組織的な動きができていない中小企業では、「役職名で相手を呼ぶ」という、あまり民主的ではないと感じられるようなことをクライアントで励行させました。(関連記事を書いていますので、そちらをご参照くださると幸いです)

 ある会社で、成績のよい営業パーソンがいました。

 私は、経営コンサルタントとして、営業パーソンの訪問先に同行することがしばしばありました。その営業パーソンが、どのような営業方法をしているのかを知るという目的もありますが、経営コンサルタントとして、現場を直接見て、市場を肌で感じたいという考えからです。

 その営業パーソンは、受付の女性に対して、「○○さん、こんにちは」とまず、声をかけることから始めています。その受付の女性に個人的興味があり、その女性だけへの声かけかとはじめ思いました。

 ところが、他の会社においても、また、受付だけではなくお茶を持ってきてくれる女性に対しても、廊下ですれ違う人に対しても同様です。

 商談中も、相手を「○○社長」「△△部長」というように、役職名だけではなく、名前を挟んで、会話をするのです。

 当然、顧客内でも、その営業パーソンの評判は概してよいです。

 顔と名前を一致させ、役職名で相手に敬意を表すということが、営業成績に繋がっているのです。

 心理学的にいいますと、相手から認められたいという欲求というマズローの欲求五段階説にある「承認欲求を満たす効果」というのだそうです。

 確かに、自分を覚えていてくれるというだけでうれしいものです。

 蛇足ながら、その営業パーソンは、相手の特徴を覚えていて、家族お琴までを話題にしているのは驚きました。

  (ドアノブ)
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 11月6日 初対面の人との会話導入法 A927 18 

2023-11-07 08:26:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 11月6日 初対面の人との会話導入法 A927 18 

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

 

 前の晩から雨が降っていましたが、早朝ウォーキングに出かける時には、ほぼ止んでいました。

 念のため、傘を持って出かけました。

 雨上がりの朝は気持ちよいですね。

 

 毎週のように招聘される経営者・管理職の集まりで、ミニセミナーを依頼されました。

 

■ 18 初対面の人との会話導入法 A927

 

 初めてあった人との会話は、何を切り口にするのかが決まるまでは大変です。

 相手のことを知りたいがために、「尋問調」になってしまうことがしばしばあります。

 話がスムーズに始まらない場合には、私は、まず、自分のことを話すようにします。

 相手がビジネスパーソンであれば、なぜ経営コンサルタントになったのかとか、経営コンサルタントをやっていての失敗談などを話すようにします。

 相手が、女性で、ビジネスにはあまり興味がなさそうな人の場合には、「犬・猫、どっち派」を切り口にしたり、早朝ウォーキングで見つけた草花や動物の話などをしたりします。

 しかし、前者の場合に、よく失敗するのが、自分のことばかりをしゃべりすぎてしまうことです。尋問口調もよくないですが、しゃべりすぎはさらによくないと、自分自身には言いきかせています。しかし、切りのよいところを見つけられなくて、しゃべり続けてしまうことが時々あります。

 禁句は、人の悪口などは当然のことですが、政治や宗教は、御法度にしています。


 これらで、スムーズに打ち解けられればしめたものですが、その切り口がいずれもうまく行かないことがありましたり、適切な切り口が見つからなかったりすることもあります。

 その様な場合に、昔から言われています「木戸にたてかけし衣食住」という言葉を思い出します。

 き 気候
 ど 道楽、趣味
 に ニュース
 た 旅
 て 天気、テレビ
 か 家族・家庭
 け 健康
 し 仕事
 衣 衣服、流行
 食 食事・グルメ
 住 住居・建物、住所による特性


 話題と共に、心がけていることとしては、相手が雑談にあまり乗り気でないときには、あまり雄弁にならない程度に、上記のテーマから、差し障りのないことをお話しするようにしています。

 自分が商社マン時代に海外に行くことが多かったですので、その時の話、特に面白かったり、珍しかったりする体験や失敗談などを話します。旅行好きですので、スマホに入っている写真などを見せながら、話をすることもあります。

 面会している場所の雰囲気に合わせてテーマ選びやしゃべり方も必要です。また、相手が、ゆっくりしゃべる人の場合には、こちらもゆっくりとしたペースで話すようにしています。

 平素から、話材をためておくことも必要ですね。

 

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

  ■【今日は何の日】 11月7日 知恵の日  「知識」と「知恵」と「智恵」

 

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

 リンカーンデイに人間性について考えさせられる b06

 

 アメリカのワシントンDCを訪れた方は、おそらくリンカーン・メモリアルを訪れたと思います。

  あのあごひげをはやした像は、記憶に残りますね。

  子供の頃、リンカーンの伝記を読んだことがあります。

  奴隷という言葉が現実に結びつかないものの、やってはいけないことなのだというような認識程度でした。

  風と共に去りぬなどの映画を見て始めて、それが人間性を無視した行為として認識を強められました。

  それがひとつの契機となって「相手の人格を尊重する」ということが私の生き方の中で重みを増してきました。

ところが現実の世界では、自分があって、周囲に他の人が存在するということを無視するといいますか、無関心と言った方がよろしいでしょうか、それがあたり前のようになってきてしまっています。

  例えば、狭い歩道を歩いているときに前方から横に並んで歩いてきても、横に避けて道を譲ると言うことをしません。

  おそらく、こちらに対して無関心なために、避けるという行為に結びつかないのでしょう。

  あるいは、相手が避けてあたり前と思っているのでしょうか。

 寂しい世の中ですね。

 

◆ 虚構の平穏は、全ての人の信頼を失う

 人は誰しも、諍いや争いなどのトラブルを嫌うのではないでしょうか。

 目の前に、自分が嫌いな虫が群れをなして、ウジャウジャとしていたら、ファーブルのような人は喜ぶかもしれませんが、大半の人は、そこから目をそらしてしまうでしょう。

 トラブルは、上述の虫の群れのようなもので、人は、目の前の問題を避けるために、見て見ぬ振りをしてしまうことがあります。

 そこまで行かないまでも、トラブルを度の合った眼鏡で直視すると、トラブルが、トラブルとしてクッキリと見えてしまうので、度の甘い眼鏡で見たくなってしまいます。そして、自分自身をごまかして、お茶を濁そうとしがちです。

 良薬は口に苦し

 信頼できる人であれば、見て見ぬ振りをせず、「度の甘い眼鏡をかけて見るのではなく、キチンと検眼された眼鏡で直視しなさい」と厳しくアドバイスをしてくれるでしょう。すなわち、現実から、目を背けるのではなく、キチンと直面しなさいと、厳しく言ってくれるはずです。

 本来、信頼できる人の言葉は、「良薬」のはずです。

 ところが、自分のことを思って厳しく言ってくれる人の言葉には、耳に蓋をしたくなります。受け入れることもなかなかできないのではないでしょうか。

 しかし、再三のアドバイスを熟考しないで、その諫言を受け入れようとしないと、ついには、何も言わずにその人は去って行くでしょう。その様な人は概して、去って行った人の価値の大きさを理解できず、大きな財産を失い、機会損失を起こしていることに気がつかないのです。

 失ったものの大きさを理解できないから、「あのブドウは酸っぱい」とイソップ寓話の狐になってしまうのです。

 その人との関係を修復しようと三顧の礼を尽くそうという気持ちも起こらないのです。

 

 その様なアドバイスをしてくれる人や、諫言していくれる部下がいないと、イージーな方向に逃げたくなるのが、人の性といえます。

 度の甘い眼鏡に替えたり、モノサシを、自分の都合のよいモノサシに取り替えて測定し、「自分の考えは間違えていない」「自分は正しいことをしている」と思いたくなります。

 自分でも、逃避と解っていながら、欺瞞であることが解っていながら自分を納得させようとしがちです。

   民主主義は、多数でものごとを決定するので、合理的な判断方法だと思っている人が大半かもしれません。

 しかし、判断基準が「多数決」というモノサシであることが落とし穴です。

 少数派や声が小さい人が正しい判断をしているかもしれません。しかし、多数決で決めたのだからといって、「それが正しい判断である」と思い込みたがるのが人の常です。

 小学生の頃、先生が「愚かな人による多数決を”衆愚政治”という」と教えてくれました。

 企業や組織のトップは、社員や組織の構成員の意見を聴くべきであるということは間違っていません。

 しかし、その声が、正しい判断に基づく声なのかどうかを、適切に見極め、自分の考えを決められなければなりません。

 多数決で、ものごとを決めるのであれば、リーダーは要らないことになります。リーダーシップという言葉も不要です。

 しかし、民主主義が正しいと信じ込んでいる人に、衆愚政治の話をしても、衆愚政治の問題点を理解することはできないでしょう。

 一方で、衆愚政治の問題点を理解できていながら、そこで決定したことに反することをして、トラブルが発生することから目をそらしたがるリーダーも多いことでしょう。

 少数派の「それでも地球は回っている」という声を、耳を塞いで、意図して聞こうとしないのでは、正しい政治はできません。

 企業や組織のリーダーであれば、多数決にこだわっては、リーダーシップを発揮できません。自分が信ずる正しい決断をすべきです。

 もし、トラブルを避けるために周囲の人の言うことに振り回されていることが、民主主義であると考え、それが多数決の原則に則しているので正しい判断であると、自分を信じ込ませようと、自分自身を欺瞞的に納得させようするのであれば、社員やその構成員は、そのリーダーを結果的には信頼しなくなるでしょう。

 企業や組織のトップは、八方美人的なやり方は通用しないのです。それどころかリーダーとしての信頼が失墜し、ひいては、自分自身がリーダーの座から引きずり降ろされることさえ懸念されます。

 人の言うことに振り回され、その場の取り繕いを求めることは、本質的な問題解決ではありません。表面的な取り繕いをしているだけですので、周囲の人の目には、その問題点が見えています。次第に、その様なリーダーに対する信頼は薄らぐでしょう。

 すなわち「虚構の平穏は、全ての人の信頼を失う」ことに帰結してしまうのです。

 

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

>> もっと見る


■【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記 バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

■ 成功企業・元気な会社の紹介 特殊用途を狙う 17a19

2023-11-07 06:31:38 | 【経営】 成功企業・元気な会社・頑張る社長

■■ 成功企業・元気な会社の紹介 特殊用途を狙う 17a19

【元気な企業紹介・成功企業の紹介】は、毎回拍手をいただいています。

 皆様から寄せられたり、私が支援したり見聞した企業で、元気な会社、成功している会社・お店等などを紹介します。貴社経営のご参考にして下さい。

 また、あなたのクライアント・顧問先やお知り合いの会社で、ここで紹介したい企業・団体等がありましたら、是非ご連絡ください。

■ 特殊用途を狙う

 

 日昭工業(株)(東京・青梅市)がトランス製造を始めたのは昭和42年。いわゆる「ガチャ万」と呼ばれる、機織り屋がガチャンと一織りするたびに万円単位の額が儲かると例えられるような、繊維の好景気が終わりを告げた時代だ。先代社長は織物からトランスへの転身を決断した。高度成長期で電化が進み、電源回路に必ず使われるトランスの需要が拡大していたのを見越した判断だった。

 

 久保寛一社長は今、鉄道車両向けの特殊トランス製造を主力に、産業機械や電気設備など多品種少量のトランスに特化している。リーマンショック後の平成21年度は売り上げが半減したもののその後2年間は、新興国の交通インフラ整備の波に乗り順調に業績を伸ばす。

 

 トランスは装置の電力品質を決める重要部品。高電圧や高品質ニーズなど特殊用途は多い。だが機械でコイルを巻く汎用品と違って多品種少量品の生産自動化には手間がかかるため、大手企業は外注先を求めている。同社はここに的を絞った。「トランスを作れるのなら電源ユニットも、電源装置全体もできるだろう」と任される範囲は次第に広がった。

 

 「必要な技術が増えるたびに、とにかく必死で勉強した」。配線、電気設計を学び、現在ではトランス製造と電源装置の組み立てが2本柱に。少量品をほぼすべて請け負うようになったころ、主要取引先のトランスメーカーが倒産、電機メーカーと直接取引するようになる。自ら営業し、市場調査するようになり、高い技術力が求められる鉄道車両のトランスに注力することになる。

 

 同社製品の製造はほぼすべて、技術者が手作業で行う。だから「うちの資産は人材がすべて」とも。毎年社員一人当たり40万円を教育費として投資するほか、約60人の社員のうち12人を工場長候補として2週間おきに交代で工場長を経験させる。従業員全員の多能工化も進め部門間交流と頻繁なOJTを繰り返す。好調な経営を支える要因にこうした「人を育てる環境」も挙げられる。

 

  資料出典: J-NET21

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする