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■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する26 お節介焼き精神とギブ・アンド・テイク B110

2023-09-04 08:46:00 | 【心 de 経営】 心づかいで人間関係改善
■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する26 お節介焼き精神とギブ・アンド・テイク B110
 
 
 日本経営士協会は、ご存知の方も多いと思いますが、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。
 
 会員は、それぞれ異なった専門分野を持っていますので、経営士同士が競合するというよりは、専門外の分野で補完し合っています。これを「共業・共用・共育」といっています。
 
 コンサルティングという実務を通じて、いろいろな体験をしています。その体験を通して、みなさまに情報をお届けしています。
 
■■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する
 

 人は誰しも、諍いや争いなどのトラブルを嫌うのではないでしょうか。

 そのトラブルの多くは、ちょっとした言動が原因であったり、それが契機となって人間関係がこじれたりしているようです。

 かねてより、【心 de 経営】ということを基本に、永年コンサルティングをして参りました。「de」は、フランス語の前置詞で、英語にしますと「of」に近い意味合いであり用法であると認識しています。

「de」を、英語の「of」の意味で用いますと「心 of 経営」、すなわち「経営”の”心」となります。「de」を、そのまま、日本語の「で」に置き換えますと「心で経営」となります。

 ここでは、後者の「心で経営」に重点をおいて、経営に限らず、人間関係における「心づかいのあり方」を、平素の体験から感じるがままにを徒然に記述してまいります。それにしても、他人に優しくするには、自分に厳しくなければならないことを痛感しています。

 期せずして日本経営士協会理事長の藤原久子先生も、心を大切にすることを常々口にされています。理事長とお話している中で出てきたことを中心にまとめています。ある意味では、藤原理事長との合作といえるブログです。

 物事や人の心には多面性があります。お届けするブログが正論であるか否かは、皆様のご判断にお任せしますが、参考にして下さいますと幸いです。

 
 
■ 26 お節介焼き精神とギブ・アンド・テイク B110

 

 経営コンサルタント業に40年余をそそいできました。この仕事に従事する前は、商社マンでしたが、そのころに、悩める中小企業の社長さんと接する機会が多く、彼等の愚痴を聞いていました。

 彼等の愚痴は、愚痴というよりも、「こうありたい」という希望なのだということに気づきました。これが、私がもともと持っている「お節介訳精神」に火を点けてくれたのです。

 サラリーマン経験10年に区切りを付け、第二の人生を歩み出しました。

 爾後、「先生のおかげで会社が良くなりました」といわれることに快感を覚えるようになりました。この言葉が欲しいがために、一所懸命にやります。それが結果として出てきますと、この言葉に繋がるのです。

 ところが、自分では、一所懸命にやっているつもりですが、なかなか、この言葉をいただけません。自分なりに「成果が出ている」と見えるだけに、「なぜだろう?」とwhyを何十回も繰り返します。

 クライアントさんにとっては、まだ、満足の域に達していないので、この言葉に繋がらないのです。

 その様なときに、思い出すのが吉田松陰の言葉です。

    至誠にして動かざるものは
    未だこれあらざるなり

 すなわち、自分では、一所懸命にやっているつもりですが、これは「つもり症候群」(○○しているつもりの自己満足)であって「至誠」ではないのです。

 知恵と経験から、あの手・この手でアイディアを懲らし、「これでもか」「これでもか」と工夫と努力をしますと、ついにこの言葉にたどり着けるのです。

 ギブ・アンド・テイクという言葉がありますが、私にとっては、努力と工夫という「ギブ」には、この言葉が「テイク」なのです。

 ところが、世の中には、「相手に何かをしてあげたら、その見返りがあって当然」という考え方の人がいます。

 何かをしてあげても、相手が、その価値を評価してくれなければ、見返りはありません。見返りがなければ、寂しさに襲われるだけです。

 幸い、私は、生来のお節介焼きですので、人様に何かして差し上げることに対して、ホンネのところでは、「喜んで欲しい」という期待をしているのですが、「見返りを求めない」という気持ちでいます。

 ある若手コンサルタントがかつて「Give and Give」の精神で事に当たれば、見返りを考えることもないと言っていたことを思い出します。

 一方、自分としては、何かしていただいたら、それが、妻や子供であっても「ありがとう」という言葉を発するようにしています。

  (ドアノブ)

 

 
 人間関係というのは、難しい問題が絡みますね。40年余の経営コンサルタント経験から感じたことをご紹介しています。
 

【経営コンサルタントの育成と資格付与】
 
 

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