■【きょうの人】 1023 醍醐天皇 菅原道真を太宰府に左遷 ■ 西有 穆山 曹洞宗の僧侶、総持寺貫首
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■ 醍醐天皇 菅原道真を太宰府に左遷
だいごてんのう
885年2月6日〈元慶9年1月18日〉- 930年10月23日〈延長8年9月29日〉
日本の第60代天皇(在位:897年8月4日〈寛平9年7月3日〉- 930年10月16日〈延長8年9月22日〉で、諱は、維城(これざね)、のちに敦仁(あつぎみ・あつひと)とも呼ばれました。
臣籍の身分として生まれた唯一の天皇で、はじめ源維城といいました。のち父の即位とともに皇族に列し、親王宣下ののちに敦仁親王に改めました。
宇多天皇の第一皇子で、母は内大臣藤原高藤の女藤原胤子です。養母は、藤原温子(関白太政大臣基経の女)です。
立太子即位の時に、父宇多天皇から剣を下賜され、現在にも続く壺切御剣の始まりといわれています。
父帝の訓示「寛平御遺誡」を受けて藤原時平・菅原道真を左右大臣とし、政務を任せました。
時平の讒言を容れて菅原道真を太宰府・大宰員外帥に左遷した昌泰の変は、聖代の瑕と評されることになりました。近年では、この事件は天皇と時平による宇多上皇の政治力排除のための行動だったと考えられています。
天皇は和歌の振興に力を入れ、延喜5年(905年)には『古今和歌集』の撰進を紀貫之らに命じています。
33年間にわたって記した宸記『延喜御記』全20巻は早くから散逸して現存していませんが、諸書に引用された逸文を次の村上天皇のそれと併せた『延喜天暦御記抄』として伝わっています。
天皇は、はじめ中宮藤原穏子との間に儲けた長子保明親王を東宮とし、その御息所に時平の娘・仁善子を入れていましたが、延喜9年(909年)に時平が死に、2年後には親王も21歳で早世してしまいます。
しかし延長8年6月(930年7月)に、清涼殿落雷事件が起きますと、これ以後体調を崩し、9月22日にはいよいよ病が篤く、皇太子寛明親王(保明親王の同母弟)に譲位しました。
■ 西有 穆山 曹洞宗の僧侶、総持寺独住三世貫首
にしあり ぼくざん
俗名:笹本万吉
文政4年10月23日(1821年11月17日)-明治43年(1910年)12月4日
陸奥国(青森県)八戸出身の日本の曹洞宗の僧侶で、横浜市總持寺独住3世貫首でもあります。法名は瑾英(きんえい)、直心浄国禅師で、俗名は、笹本万吉です。
天保3年(1832年)に地元の長竜寺で出家し、金栄と名乗っていました。天保10年(1839年)に、仙台に移転し、天保12年(1841年)に江戸に出て、吉祥寺旃檀林学寮に入りました。浅草本然寺の泰禅の後を継ぎ、牛込鳳林寺住職となり、小田原海蔵寺月潭全竜の下で修行しました。
瑾英に改名し、1861年、諸嶽奕堂会下の龍海院で修行中に大悟を得て、奕堂より印可を受けました。
宗参寺・鳳仙寺を経て、大教院に呼ばれて中講義・大講義、總持寺出張所監院、本山貫首代理になりました。法光寺・中央寺・可睡斎・伝心寺を経ています。
明治33年(1900年)に、信者の寄付により、横浜に西有寺を創建、翌明治34年(1901年)に總持寺貫首に選ばれます。翌明治35年(1902年)に、曹洞宗管長となりました。明治38年(1905年)に横浜で引退し、明治43年(1910年)12月4日に遷化しました。
著書に『直心浄国禅師語録』4冊、『正法眼蔵啓迪(けいてき)』3冊などがあります。
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【 注 】
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