新たにイラク代表監督となったジーコ率いる難敵イラクとのW杯ブラジル大会アジア最終
予選が、埼玉スタジアムで行われた時間帯に千葉QVCマリンスタジアムでは日本ハムファ
イターズと千葉ロッテマリンとの熱戦が繰り広げられていました。
日ハムはこれまで10勝にあと一歩で足踏みをしているエース武田勝とロッテはグライシンガー
の投手戦に。
前半、両投手は好投を続け、4回までグライシンガーは見事に日ハム打線を抑えパーフェクト
なピッチングを展開。
対する武田勝も西川のエラーともいえるホワイトセルのヒット1本の好投をしていました。
回が変わって5回表の先頭打者は、後半戦に入りHR増産態勢に入った4番中田翔。
グライシンガーが外角高めのボールの後に投じた2球目は、真ん中よりのカットボール。
この球を見逃すことなく振り抜いたボールは見事左中間スタンドへ吸い込まれる20号HRと
なり、幸先良い先制点に。
続く稲葉もレフト前のヒットで出塁するも後続が続かず5回を終わった時点でのスコアは
1-0。5回裏は里崎にセンター前ヒットを許すも後続を抑えて6回へ。
ここ最近では、先取点をとっても中押し点、ダメ押し点が取れずに苦しんできた日ハムです
が、6回表の攻撃は勝利に対する貪欲さが見られました。
金子凡退のあと陽が足で稼いだ2塁打で出塁。このあとバッターボックスに立った20歳の
若武者がやってくれました~。
中田の時と同様にボールのあとのストライクを振り振り抜いた打球は、ライトスタンドへ。
誰もが西川遥輝の記念する第2号かと期待をしましたが、あと少し足らずライトフェンス
直撃の2塁打に。
この間2塁走者の陽は楽々ホームに帰って価値ある追加点となりました。
このあと3番糸井も、西川に続き3連続の2塁打で3点目をゲット。
本来ならここでグライシンガーを潰さなくてはいけないところですが、続いて打席に入った
中田は凡打。稲葉も凡打。
3-0でリードしたとはいえ、中田が軽打で糸井を返していれば、後半もつれた試合にはなら
なかったはずです。
後半はリリーフに立った増井が大ピンチを迎え一点差まで迫られますが、ここでガンちゃん
なら「8回途中での勝の交代はないでしょう」「先発なら同点までは投手に任せるべき」
「それが逆転をされてもです」と呟いたのではないでしょうか?
なんとか増井が併殺打で一点差に抑えマウンドを降りましたが、監督&コーチ陣の腰の
軽さがとても気になる交代(勝→増井)でした。
一点差に迫られた9回表は、3点目をいれた糸井から始まりました。2ボールのあとのスト
レートを振り抜いた打球は右中間へのこの日2本目の2塁打です。
ここでバッターボックスは先制HRを打った中田翔ですが、大沢親分が生きていたなら中田
のバッテングは「大カツ」が入っていたと思います。
ノーアウト2塁で一点差に迫られたこの場面では、何が何でも次の稲葉に託して2塁走者
を3塁へ・・。ここは自分が決めようと思うのは仕方がないとしても、追い込まれたなら
右への軽打でしょう。
走者を3塁にではなく、打った打球が3塁ではまだまだ若さが見られます。
結果的には9回裏には武田久が登板してなんとか逃げ切りましたが、投手交代と打線の甘さ
には「手放しでは喜べない疑問」が残る試合でした。
とはいえこの日西武がまさかの逆転負け。抑えの涌井がこのところ打ち込まれていますね~。
首位が日ハムに転がり込んできましたが、首位戦線は風雲急を告げる混戦模様です。
W杯最終予選は、サッカーファンとして予想通りの勝利でしたが、香川が練習中のケガと
いうのが気になりますね。
しかし、圧倒的な強さを見せる日本代表には全くアナが見られませんね。
W杯ブラジル出場はほぼ間違いないでしょう。