消費税増税を三党合意なる訳の分からない方法で国会を通した自民党ですが、当事者の
自民党で最も権力のある谷垣さんは、次期総裁選には立候補せず、幹事長の石原
伸晃さんが谷垣さんを押し退けて出馬・・。
よくワカラン構図ですが、谷垣さんは幹部にそっぽを向かれ可哀想です。
要するに消費税アップが決まれば、「あとは御用はありません」と使い捨てだった
わけですね。
これって消費税アップ後すぐの解散総選挙があれば、谷垣さんで戦っていたのでしょう
が、さりとて民主党も負け戦が決まっていていての開戦は避けるのは当然ですよね
すでに自民党長老の森さんや、いかつい顔の大森さんたちは、誰もが「谷垣では大勝は
できない」と首のすげ替えは織り込み済みだったのでしょう。
なにせ民意に反して増税を決めた張本人ですから、選挙の顔としては無理は当然だった
かもしれません。
自民党はいつものように、にぎにぎしい顔ぶれが出揃いましたが、面白いのは「安倍元
首相」の立候補です
確か以前は精神的にな弱さを露呈して途中で政権を投げ出したはずですが、「人の噂も・・」
ではないでしょうが、日本維新の会と連帯して(ここもよくわかりませんが)政権奪取
に向かうそうです。
私の記憶では、一度総理大臣という要職を務めた人が、再度チャレンジしたという記憶は
いないはずですが、よほど美味しい話を橋下大阪市長に刷り込まれたのでしょうか
過去に日本の総理大臣が再登場ということは、安倍さんと同郷の伊藤博文がかってした
記憶がありますが、調べてみると明治から昭和(戦前)にかけて、伊藤博文(初代・5代・
7代・10代)、山県有朋(3代・9代)、松方正義(4代・6代)大隈重信(8代・17代)、
桂太郎(11代・13代・15代)、山本権兵衛(16代・22代)など明治から大正という政
治黎明期の時です。
なお、昭和に入ってからは、若槻礼次郎(25代・28代)と近衛文麿(34代・38代~39代)
がいますが、戦後の民主主義国家となってからの日本では、誰ひとりいません。
果たして安倍さんは、町村派(実際は森派?)の領袖町村信孝さんを蹴落とし、麻生元
首相や高村派の応援を得て再度自民党の頂点に駆け上がるのでしょうか。
私が思うに多分それは無理でしょう。
やはり決選投票に進むのは、石破さんと石原さんでしょうが、石破さんが自民党総裁に
なれば、鳥取県初の総理という名誉と栄冠をものにする可能性も出てきます
けれども「永田町の論理は倫理なし」ですから、どのような「どんでん返し」があるか
は神のみぞ知るのみです。
国民はどのような眼で見ているか 反省を促しても多分馬の耳に念仏でしょうね