エェ~、それはないでしょ。
団塊世代が毎年毎年増え続ける老人大国の日本
金の卵どころか、粗大ゴミ!そう考えている若者が多いかもしれません。
映画「楢山節考」のように、姥捨て山などと云う言葉は禁句の近代国家では寿命も90歳から
100歳が当たり前になると、国は寂びれて国力が衰退するのは当然となります。
お年寄りはお金持ちという時代も過ぎ去れば、世間の冷たい視線は「お年寄り」といえる団塊の
世代に向けられるのは必定。
「家族」という制度は、すでに崩壊しつつある日本に果たして未来はあるかどうか、
はなはだ疑問に感じる昨今です。
日本では「安楽死・尊厳死」というのはタブーとされていますが、長寿大国で社会保障費が
ままならなくなれば、石原伸晃議員が口走ったように 国会では本格的論議がなされるのは
当然かもしれません。
☆積極的安楽死を認めている国
- スイス- 1942年 【Zurich】スイス「安楽死」住民投票決議と今後
- アメリカ(オレゴン州) - 1994年「尊厳死法 (Death with Dignity Act)」成立
- オランダ- 2001年「安楽死法」可決。
- ベルギー- 2002年「安楽死法」可決。
- ルクセンブルク- 2008年「安楽死法」可決。
- アメリカ(ワシントン州) - 2009年
これらの国ではスイスが有名ですが、スイスでは1941年から、医師以外で利害関係のない人の
手による自殺ほう助を認めており、チューリヒでは毎年200人近くが自らの意思で命を絶っています。
世界で最も進歩的とされるスイスの安楽死制度を利用するため、外国人の末期患者がスイスを
訪れる「自殺ツーリズム」が多く行われているそうですが、日本からスイスに行くにはお金と体力が
なければ無理
果たして日本で安楽死となれば、宗教観も違うだけに難しい壁があるでしょう。
そうはいっても、60代でリタイアしたシルバー世代は、まだまだパワーに溢れていますから、
朝は散歩で始まり帰ってからはPCを開きインターネットや盆栽の手入れ。
暇があれば友人を誘ってお茶会やカラオケ、趣味の同好会、パークゴルフと楽しみはつきません。
ファイターズフアンなら、札幌ドームで声を振り絞り「稲葉ジャンプ」に興じる人も多いでしょう。
昔比べると、ご老人の趣味も広がり、それに対応したアミューズメント・パークや、お孫さん同伴で
余暇を楽しむ施設も増えています。
また、戦後生まれの団塊の世代は、若返りのための健康サプリや美容に関する化粧品にも
興味深々のようですから各企業は「お金儲けは老人をターゲット」とするのは当たり前。
これから何らかのビジネスを立ち上げるなら、やはり団塊の世代と言われる方々が
ターゲットになります。
①元気に見えるお年寄りはいま何を望んでいるか(お金儲け以外です)
②何に最も興味を持っているか(老人といっても欲望は旺盛です)、
③誰とどこに一番行きたいと思っているか(天国以外です)
などなどを先見の明で見つめれば、これからは「金」より「銀」の時代でしょうから、アイデアが
「金の卵を生む」ことになります。
そう言う意味では「老人を大切に」すべき時代に入ったとも言えますよね