カナダで開催されている「女子ワールドカップカナダ大会」でのなでしこジャパンは、
順当に勝ち進んでもベスト8止まりかなと思っていました。
あくまでもこれは組み合わせが決まる前の話ですが、昨年のアジア大会決勝での
北朝鮮敗退1-3のイメージが頭に残っていたせいがあったことことと、新たなヒロイン
が見いだせなかったことが、その不安の要因だったことと言えます。
しかし、始まってみれば、組み合わせに恵まれたこともあり、あれよあれよという間に
日替わりでヒロインが誕生し準決勝まで進んでしまいました。
なかでも目を見張ったのは、佐々木監督の見事な采配です。
前回ドイツ大会での優勝メンバーの大野、川澄はここ3年間はぱっとせず、鮫島は怪我に
泣かされ新たななでしこの中核となるべき猶本は、昨秋リーグ戦で怪我をするなど、前途
には暗雲が漂っていましたが、初戦のスイス戦の安藤の骨折という不運をバネとして、
前チャンピオンチームが目覚めたのは驚きとしか言えません。
なでしこのパスサッカーと見事なデフェンス采配も冴え渡っていますが、チームとしての
団結力をここまで高めてきた佐々木監督の手腕には拍手を送りたいと思います。
決勝の米国戦までは、あと一勝に迫りましたが、今日のイングランド戦にはスッキリと勝って
なでしこはW杯連覇を達成してくれるものと思います。