髭のプーサン日記

日本ハムファイターズを中心にスポーツ全般の観戦日記です。
ときおり姓名判断でのお名前に関することを書いています。

女子W杯カナダ大会~準Vで感じたこと

2015-07-08 09:23:25 | なでしこジャパン

準決勝は相手イングランドのオウンゴールが決勝点となり、辛くも決勝に進んだ

なでしこジャパンだったが、はたして延長戦に突入をしていたならと振り返れば

50/50のきわどい戦いになっていただろう。

あの試合は、共にPKで得た最少失点で進んでいたが、主審がもっと経験(?)が

あったなら0-0で進んでいたかも知れない際どい試合だった。


決勝では相手米国のCKに翻弄され、思わぬ大量失点を前半に失いそれに加えて、

選手もコーチ陣も浮き足立ち「なでしこ」の良さがまったく発揮できないことと

なったが、欧米チームとの差は誰が見ても、かなり開きがあったと言わざるを得ない。

3月に行われたアルガルベカップでは、フランスには1-3の完敗を喫し、デンマーク

には1-2で敗れ予選突破が出来ずにW杯に臨んだなでしこだったが、たまたま対戦相手

に恵まれる運のよさが決勝進出を呼び込んだだけのことだろう。


アルガルベカップにはチームの支柱といえる澤は出場していなかったが、他のチームに

比べ目立ったのは、新たな若手の伸び悩みが感じられたこと。

育成方法に問題があるのか、はたまた女子サッカーチームの資金力に問題があるのか、

指導者の人材不足なのかは分からないが、澤や宮間に変わる司令塔と正確なキック力を

備えたDF陣を育成しない限り、なでしこジャパンの未来はないだろう。


リオ五輪までは、宮間が提案をしているように数多くの対外試合を経験し、勝ち負けに

こだわることなく若手の育成にサッカー協会は舵を取るべきだろう。

また、今回で佐々木監督には後進に道を譲るか、男子チームを率いた経験のあるベテラン

に今後を委ね「NEWなでしこ」を世界のトップチームに導いて欲しいものだ。