2017/10/03(火)第24回戦11勝13敗0分
北海道日本ハム 10-5 オリックス
【勝】高梨(7勝7敗0S)【負】吉田凌(0勝1敗0S)
【本】(日)横尾 7号2ラン(4回・松葉)、清水 1号ソロ(5回・松葉)
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裕志のラスト試合は、若手の活躍で大勝しました!!
さすが日ハムはイベント慣れをしているというか、ファン心理のとらえどころを
知っています。
それにしても鹿児島から駆け付けたご両親!! 札幌ドームに来る機会は少ない
と思いますが、我が子の引退セレモニーをスタンドから見る気持ちは、どのよう
な思いで見たのでしょうか。
我が子の最後の雄姿を見守るシーンが、何度もアップ映像で流れましたが、お父
さんは感情を押し殺し、お母さんは涙、涙の連続でした。
飯山選手曰く、幼少時から一番怖かったのはお父さん!と地方局のインタビュー
で語っていましたが、さすがに薩摩隼人の頑固親父と一目で判る親父ぶりでした。
試合のほうは、初回先発高梨がT・岡田にヒットを許し、小谷野の犠打であっさり
と先制点を許します。
しかし、2回裏4番中田は倒れるものの、横尾の四球を足掛かりに、この日レフト
に入ったドレイクがレフト前に運ぶと、7番石井(一)がライトへタイムリーツー
ベースで同点に追いつき、8番清水が相手ショートの宗のエラーであっさりと逆転
し2-1とします。
その後も3番近藤、5番横尾以下の打線は活発で飯山選手の引退試合に花を添える
べく追加点を加えますが、目立ったのは2打席連続でツーベースを放った石井と
4回裏に7号ホームランを放った横尾選手でした。
〈レアードの欠場で7番に入った石井は2本の2塁打を〉
〈4回裏には横尾が豪快なスイングで7号おにぎり弾をライトへ〉
〈5回裏には期待の清水優心がレフトへ記念すべき初本塁打を〉
7点リードの8回表になって、ようやく満を持してこの日の主役飯山選手が守備
につきました。
守備につく飯山選手は、いつもの全力疾走で定位置のショートに。
かって稲葉、金子、森本がヒルマン監督で日本一を獲得をした時が戻って来たか
と錯覚をする守備の就き方です。
そうです。今年の日ハムは、この「全力疾走の精神」が忘れられたからこそ下位
に甘んじる事になったのではないでしょうか。
この回それまで3失点に抑えていた高梨が、先頭打者小谷野にレフト前にヒット
を許し、4番マレーロにはセンターオバーの2塁打を打たれて10-4とされて
しまいます。
続く中島には四球を与え、6番杉本をライトフライに打ち取りますが、ここで先
発高梨はお役御免で公文に代わりました。
いつもは6回もしくは7回で降板をする高梨でしたが、良く持った方でしょうね。
交代をした公文ですがランナー1,2塁で7番武田に打たれて10-5と詰め寄ら
れます。
再び1死1,2塁のピンチとなりますが、ここで8番宗はセカンドゴロに。
〈最後の飯山&賢介での二遊間ゲッツー〉
堅守飯山の引退は38歳という年齢からみてしかたが無いのかも知れませんが、
プロ入団20年間をレギュラー以外で活躍をした選手は稀でしょうね。
それも同一球団です。
主役としては活躍が出来なくとも、縁の下の力持ち的役目を果たし、ピンチでは
華麗さはなくても、堅実な守備でチームを支えてきた功績は誰もが認めるところ
です。
私が飯山選手で今も鮮明に記憶に残るのは、2010年8月24日に放ったプロとして
の初ホームランです。
チームのスタメンでのホームランが出ていない選手として、コツコツと努力を
重ねていた彼が、起死回生のホームランを放ったシーンです。
同じように今年は中島卓がライトに自身初の1号ホームランを放ちましたが、彼が
来季に2本目のホームランを放つかどうかに興味を覚えます。
ただ今日の試合のように、石井(一)の台頭は半端ではないので、ショートの定
位置争いは激しいものになるでしょう。
最後に飯山裕志選手には、10年間ハムを支えてくれて本当にありがとう!
今後もコーチなどの日ハムスタッフとして頑張って下さい!
そのように書き記しておきます。