10月9日【Game143/60-83-0】
東北楽天ゴールデンイーグルス 1-3 北海道日本ハムファイターズ
【勝】有原(10勝13敗0S)【S】増井(6勝1敗27S【負】美馬(11勝8敗0S
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〈最終戦スタメン〉
7回裏には中田の守備でファインプレーで有原を助け、打っては後輩の石井(一)が
3安打の大活躍で楽天に逆転勝ちをしましたが、気がかりだったのは「東北ファン
への最後の(?)顔見世興行となった大谷のバッテング」でした。
初回から三振、左飛、遊ゴロ、7回表には1死満塁で三振という元気のなさでした。
ヤングファイターズが打撃面で活躍をするなかで、地元東北での最終試合は気持ちが
先に立っての空回りだったのか、それとも調子を落としてのチャンスでの凡退なのか
は分かりませんが、二刀流でのメジャー挑戦には赤ランプが点灯というには、気が
早いといえるのでしょうか。
あるメジャースカウトが言うには、MBLには大谷でなくても160キロ投手はいるが、
今の球種で通用するかどうかは疑問。またバッテングは外角球を、どのように打ち
こなすかを注目している。
まさに試合数は少ないこともあるでしょうが、今年の各チームの対戦投手は大谷の
弱点ともいえる、外角低めを攻め立てました。
その結果2017年度のホームラン数は、怪我で試合数こそ少ないものの8本に終わる
ことに..........................。
本人もファンも消化不良の一年になってしまいました。
一方、先発投手の有原投手は、最終戦を迎えて今年一年の締めくくりといえる好投
を期待しましたが、「始めよければ終わりよし!」の真逆の登板になってしまった
のは残念でしたね。
勝利投手にこそなりましたが、味方打線と守備に助けられた二桁勝利です。
何が問題なのかは分かりませんが、余りにも淡泊で変化のない投球パターンでは、
来季も苦労をするでしょうね。
<7回 105球 打者31 安打9 三振2 四球2 失点・自責1>
今年の10勝13敗という結果を踏まえて、来季はイメージチェンジをしないと、
エースの座からは陥落をするような気がします。
球質は重くスタミナもあるのですから、早い回の無駄な失点を無くして、辛抱強く
投げることができたなら15勝は狙えるはずです。
攻撃面では苦手の美馬投手を打ち崩しての勝利でした。
2回まではパーフェクトに3者凡退を繰り返し、今日も駄目かと思っていましたが
3回表2死から黒羽根捕手のライト前でナインは目覚めたようです。
続く松本は遊飛に倒れますが、4回表には先頭打者石井のヒットを足掛かりとして
中田にもヒットが飛び出し、大田が倒れた後の2死1,2塁で横尾俊建がレフト前
にタイムリーを放ち同点に追いつきます。
〈4回の横尾の同点打がその後逆転に繋がります〉
いつもの勢いのある日ハム打線であれば、一気にこの回での逆転に持って行った
のでしょうが、この日も切り込み隊長の西川も、スシボーイのレアードも居ない
打線です。
先発の杉谷は横尾の後の打席で結果を出したなら、来季に向けての大きなアピール
となったのでしょうが、この日も活躍が出来ずにノーヒットに終わってしまいます。
来季の契約が気になりますね。
とはいえ7回表の逆転劇は杉谷の四球をかわぎりに、美馬のエラー、松本の四球と
急にチャンスが訪れて、この日のヒーロの石井(一)が、相手投手高梨の代わり端
をとらえてセンターへタイムリーを放ちます。
早稲田の先輩有原を助ける新人の一打は、有原に勝利投手をプレゼントし,自身は
3安打の猛打賞という一打になりました。
夏場にはバテて鎌ヶ谷行の口惜しい思いをした石井ですが、新人でこれほどまでの
活躍をするとは、正直言って驚いています。
来季もスタメンでの出場はかなり増えるか、もしかしたら中島卓を押しのけての、
レギュラー獲りがあるかも知れませんね。
まだまだバッテングには弱点が見られますが、オフのキャンプと来季の米国キャン
プで大きく伸びて欲しいと思います。
これで今季の日ハムの試合はすべて終了をしましたが、ストーブリーグの話題は
まだまだ尽きないでしょう。
今後も折に触れてプーさん日記は書いて行きますので、宜しくお願いを致します。
いよいよ、今季最終戦となりましたね。日ハムのラストゲームは有原投手の先発と
なりましたが、振り返れば3/31の開幕戦での有原航平投手は、大荒れとなり結果は
西武に1-8の完敗となったのですね。
この試合の始球式には大泉洋さんが登場して、観客の爆笑を誘っていましたが、
思い出したいという方は、プーさん日記のこちらをご覧ください。
さて開幕戦のリベンジがなるかどうかは分かりませんが、美馬投手との対決を制し
たなら今季ギリギリで二桁勝利となる有原投手ですが、出来る事なら無駄な失点は
せずに有終の美で締めくくって欲しいものです。
さて今季の日ハムは最終的にはBクラス5位が確定し、来季は優勝には届かずとも、
せめてCSには出る権利を有して、シーズンを終えて欲しいものです。
チームの戦いは終わり、私自身も日ハムに関してのこの日記も書く機会が減ります
から、淋しくもなるのですが、来季の戦力補強となる「ドラフト会議」が3週間後
に迫っているので、日ハム”ネタ”は尽きません。
今年のドラフトの目玉は、怪物清宮幸太郎選手(早稲田実業)ですが、果たしてセ・
パ合わせて何チームが指名をするのでしょうね。
過去の日ハムなら、必ず注目選手を指名をしていますが、ここ2年間は一位指名も
外れ一位の選手も引き当てることができていません。
結果2015年は上原健太投手におさまり、2016年の昨年は堀瑞樹投手が一位入団を
果たしましたが、黄金の左と言われた日ハムの藤井前社長が辞めてからは、ドラフ
トでの成績はパッとしないのが気がかりです。
ただし藤井前社長が引き当てた注目選手の中田翔選手や斉藤佑樹投手が、競合の中
での指名獲得選手として入団を果たしても、期待に添う活躍をしているかどうかは
何とも難しいところですが。
清宮選手に限ると広島は抜けたようですし、ソフトバンクも微妙ですから、8~10
球団の争奪になるのでしょうか。
そのなかで日ハムは、例年通りにナンバーワンの注目選手を、獲りに行くのかが見
ものですが、私は個人的には清宮は避けて社会人ナンバーワン投手と言われている
田嶋大樹投手(JR東日本)に行くべきだと思います。
今日ハムに欲しいのは左の先発投手で、ある程度の計算がたつには打ってつけでしょう。
もしも、競合で引き当てられなければ、大谷投手の抜けた穴を補える鈴木博志投手
(ヤマハ)に行くべきです。右投手でも157キロの本格派は魅力です。
また清宮選手と競合する高校生には、履正社の安田尚憲内野手がいますが、もしも
清宮選手を指名するならこの選手を獲りに行くべきです。
プロとしての将来性は、清宮選手よりも上かと思います。
でも彼の場合には、外れ一位で各チームが指名するでしょうね。
日ハムは、抑えはマーティン、増井が今は居ますが、どうしても抑え投手を作るのが
急務です。そのためには、中田翔の高校時代の一期後輩で、同志社からホンダ鈴鹿に
入った平尾奎太投手が欲しいですね。内臓の病気も完治(?)しているのであれば、
十分に戦力になるでしょう。
一方、道内出身の投手には、夏の高校野球北海道北大会で大活躍をした、古谷優人
投手(江陵高校)が魅力的です。左腕で153キロを投げる本格派ですから、かっての
吉川光夫投手なみの期待が出来るでしょうね。
昨日、ロッテから戦力外を言い渡された、古谷拓哉投手の甥っ子ですから、日ハムが
叔父、甥が同じチームで活躍をしたなら話題性も抜群ではないでしょうか。
ドラ3くらいで指名が出来たらGoodですね。
その他にもドラフト有望選手は結構いますが、もしも中田翔と大谷翔平が抜けたなら
戦力ダウンは免れません。
いかに若手が育っているとしても、一年間試合に出続けることは大変ですから、当然
好不調の波に見舞われます。
来季を託すことができるのは、西川遥輝、近藤健介、大田泰示、横尾俊建、石井一成
中島卓也、レアード(残留なら)の面々に急成長の松本剛と今年は大スランプに陥った
岡大海と怪我から復帰してくるであろう谷口雄也がチームを牽引しない事には、来季
も下位に低迷をするでしょう。
もしもBIGネームが二人とも抜けたなら、かなり厳しい戦いを強いられることになると
思います。
ちょっとつらいニュースですね。
日ハム一筋30年間(現役生活22年)、ミスターファイターズとして慕われてきた
田中幸雄2軍監督でしたが、体調不良の要因はもしかしたら深刻かもしれません。
日ハムが本拠地を後楽園、東京ドームに構えていた時代からの主力選手で、札幌
ドーム移転後は、様々な困難も克服して2007年に思いで深い東京ドームで2000本
安打を達成しました。
田中選手の背番号「6」は翌年の選手引退後、中田翔に受け継がれて現在に至って
いますが、いまのところ中田翔はミスターファイターズと呼ばれるには至っていま
せん。
また田中2軍監督時代は、杉谷選手や中田翔選手を育てあげたことから、いつしか
次期日ハムの監督候補としても名前が常に上がっていました。
梨田監督から栗山監督に移行する時にも、一部のハムファンからは田中幸雄待望論
もあったと記憶しています。
病気静養後には監督として復活の可能性もあるでしょうが、栗山監督後にはWBCの
監督を任された稲葉SCO(侍ジャパン監督)が有望視をされているので、田中幸雄
監督の可能性は無くなったように思います。
それにしてもやはりシーズンの終わりが近づくと、淋しいニュースが多くなります。
武田久投手と矢野謙次外野手の退団に続き、榎下陽大投手、瀬川隼郎投手、宇佐美
塁大選手が日ハムから去ることになりました。
これらの選手は、若返りを推し進める日ハム以外なら、活躍が出来ると思いますし
宇佐美選手はファームでは30本塁打を打っている長距離打者ですから、年齢の若さ
からも欲しいチームは多いのではないでしょうか。
10月5日【Game142/59-83-0】
埼玉西武ライオンズ 6-8 北海道日本ハムファイターズ
【勝】吉田(2勝2敗0S)【S】増井(6勝1敗26S)【負】高橋朋(0勝1敗0S)
【本】(日)大田 15号2ラン(6回・高橋朋)
(西) 森 2号ソロ(2回・吉田)、中村 27号ソロ(2回・吉田)、
山川 23号ソロ(5回・吉田)
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先発からは中田翔の名前が消えていました!
代わって近藤選手が4番指名打者でのスタートだった模様です。
模様?? 実はこの試合、乱打戦になってとてもスリリングな試合展開だった
ようですが、残念ながらTVで見る事が出来ませんでした。
先発は吉田侑樹投手だったのを知っていましたが、3ホーマーを浴びながらの
2勝目!!良かったですね!!
<5回1/3 95球 打者25 安打7〈本塁打3〉 三振3 四球1 失点6 自責5>
ただし、内容は5回1/3を投げて6失点は感心できませんが、打線の援護が2勝目
をプレゼントしてくれたようです。
中田に代わりファーストの守備で7番に入った今井順之助選手は、初回初スタメンでの
嬉しいプロ初ヒット、タイムリーを放ったようです。
彼は中京高校出身のドラフト9位で入団をしたルーキーです。
ファームでの活躍が認められてのプロ初出場初ヒットは嬉しかったでしょう。
写真の今井選手は、フォームが近藤選手に似ているので間違いました。
その間違った近藤健介選手もまさかの4番で2打数2安打3四球で全打席出塁。
サイクルヒットに手が掛かりそうになった3番大田泰示選手も、猛打賞の活躍で
全打席出塁と激しい打撃戦だったようですが、最後は大田選手の決勝2ランで
試合は決まったようです。
この試合では、ショートは高卒新人の平沼翔太選手が入ったようですが、彼も
甲子園での優勝投手からの転身です。
肩は抜群なので、SBの今宮選手のような選手に育ってくれたら良いですね。
彼が伸びて来ると石井(一)選手もウカウカできないです。
初安打はお預けになりましたが、
これからもショートの定位置争いは、中島卓、石井と共に下剋上の熾烈な争いが
続くと思います。
〈公文投手とタッチを交わす平沼選手〉
締めはやっぱり増井浩俊投手だったようですね。
夏場は結構不安定な投球を見せていましたが、残り試合も少なくなり、ポカも
減ったようです。
来季もクルーザーで行くのかどうかは気になりますが、まさかのFA移籍はない
でしょうね。
そうなることを祈りますが、栗山監督が来季も引き続き指揮を執るので、斉藤
佑樹投手と共に残留は濃厚だと思います。
日ハムの戦いもこれで9日のKoboパークでの楽天戦を残すのみとなりました。
関東のファンともこの日が最後となったのですが、気になるのは中田、大野がFA
宣言をするのか、大谷はポスティングでどこに行くかに注目が集まるでしょうね。
またその他に個人的にも気になるのが、元気印の杉谷選手です。消化試合での
出場はありますが、打席に立つこともなく、何かしら温情での出場に思えてなら
ないのですが、思い過ぎでしょうか。
彼のようなムードメーカーは必要な存在だと思いますが.......。心配です!!
10月4日【Game141/58-83-0】
北海道日本ハムファイターズ 3-0 オリックス・バファローズ
【勝】大谷【負】金子
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ついにやっちゃいました!
先発投手で四番打者。
漫画の世界です。
過去には居たそうですが、9回完封試合は初めてでしょう。
それもオリックスのエース金子千尋と投げ合って、自らのセンター前ヒットから
後続打者が続き、来季のクリーンアップと目される大田の走者一掃の2塁打で
決勝のホームを踏むのですから、まさにTV解説のガンちゃんが言うように
「怪物」大谷翔平劇場でした。
〈投げては9回124球 打者33 安打2 三振10 四球5 失点・自責0 〉
〈最高速度は162キロ こんな投手いましたか!(岩本勉氏)〉
これで見納めとTV中継の山内アナも岩本ガンちゃんも、ほぼ断言をしての放送
でしたから、やっぱり来季はメジャーに行くのでしょうね。
それはそれで入団時の約束があったので、日ハム球団もファンも納得済みです。
日ハムはかってエースのダルがレンジャーズに行った時にも、帰って来るなら
「日ハムで!」と約束をしていますから、大谷選手もいずれメジャーで仕事を
やり終えたら日ハムに戻って来るでしょう。
長期の出張に出かけると思えば良いのです。
大谷が抜けてもかってダルが抜けた時のように、翌年に最下位転落という悲劇は
訪れないでしょう。
ベテランと若手の入れ替えもスムーズに行っているので、たとえFAでベテランが
抜けてもその穴は埋まりつつあります。
今季は5位が決まりましたが、来季はAクラスに復帰をして優勝を狙える体制を
整えて欲しいですね。
来季心配なのは投手陣です。
マーティンの残留はほぼ決まったようですが、メンディの抜けた穴を埋める外人
投手は必要になります。
外人打者と違い投手は、日本に来ての戸惑いはさほどないように思うので、新た
に日本球界に活躍を求める投手でも、他の球団に在籍をしていた投手でも良いと
思うのですが..............果たして見つかるでしょうか。
2017/10/03(火)第24回戦11勝13敗0分
北海道日本ハム 10-5 オリックス
【勝】高梨(7勝7敗0S)【負】吉田凌(0勝1敗0S)
【本】(日)横尾 7号2ラン(4回・松葉)、清水 1号ソロ(5回・松葉)
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裕志のラスト試合は、若手の活躍で大勝しました!!
さすが日ハムはイベント慣れをしているというか、ファン心理のとらえどころを
知っています。
それにしても鹿児島から駆け付けたご両親!! 札幌ドームに来る機会は少ない
と思いますが、我が子の引退セレモニーをスタンドから見る気持ちは、どのよう
な思いで見たのでしょうか。
我が子の最後の雄姿を見守るシーンが、何度もアップ映像で流れましたが、お父
さんは感情を押し殺し、お母さんは涙、涙の連続でした。
飯山選手曰く、幼少時から一番怖かったのはお父さん!と地方局のインタビュー
で語っていましたが、さすがに薩摩隼人の頑固親父と一目で判る親父ぶりでした。
試合のほうは、初回先発高梨がT・岡田にヒットを許し、小谷野の犠打であっさり
と先制点を許します。
しかし、2回裏4番中田は倒れるものの、横尾の四球を足掛かりに、この日レフト
に入ったドレイクがレフト前に運ぶと、7番石井(一)がライトへタイムリーツー
ベースで同点に追いつき、8番清水が相手ショートの宗のエラーであっさりと逆転
し2-1とします。
その後も3番近藤、5番横尾以下の打線は活発で飯山選手の引退試合に花を添える
べく追加点を加えますが、目立ったのは2打席連続でツーベースを放った石井と
4回裏に7号ホームランを放った横尾選手でした。
〈レアードの欠場で7番に入った石井は2本の2塁打を〉
〈4回裏には横尾が豪快なスイングで7号おにぎり弾をライトへ〉
〈5回裏には期待の清水優心がレフトへ記念すべき初本塁打を〉
7点リードの8回表になって、ようやく満を持してこの日の主役飯山選手が守備
につきました。
守備につく飯山選手は、いつもの全力疾走で定位置のショートに。
かって稲葉、金子、森本がヒルマン監督で日本一を獲得をした時が戻って来たか
と錯覚をする守備の就き方です。
そうです。今年の日ハムは、この「全力疾走の精神」が忘れられたからこそ下位
に甘んじる事になったのではないでしょうか。
この回それまで3失点に抑えていた高梨が、先頭打者小谷野にレフト前にヒット
を許し、4番マレーロにはセンターオバーの2塁打を打たれて10-4とされて
しまいます。
続く中島には四球を与え、6番杉本をライトフライに打ち取りますが、ここで先
発高梨はお役御免で公文に代わりました。
いつもは6回もしくは7回で降板をする高梨でしたが、良く持った方でしょうね。
交代をした公文ですがランナー1,2塁で7番武田に打たれて10-5と詰め寄ら
れます。
再び1死1,2塁のピンチとなりますが、ここで8番宗はセカンドゴロに。
〈最後の飯山&賢介での二遊間ゲッツー〉
堅守飯山の引退は38歳という年齢からみてしかたが無いのかも知れませんが、
プロ入団20年間をレギュラー以外で活躍をした選手は稀でしょうね。
それも同一球団です。
主役としては活躍が出来なくとも、縁の下の力持ち的役目を果たし、ピンチでは
華麗さはなくても、堅実な守備でチームを支えてきた功績は誰もが認めるところ
です。
私が飯山選手で今も鮮明に記憶に残るのは、2010年8月24日に放ったプロとして
の初ホームランです。
チームのスタメンでのホームランが出ていない選手として、コツコツと努力を
重ねていた彼が、起死回生のホームランを放ったシーンです。
同じように今年は中島卓がライトに自身初の1号ホームランを放ちましたが、彼が
来季に2本目のホームランを放つかどうかに興味を覚えます。
ただ今日の試合のように、石井(一)の台頭は半端ではないので、ショートの定
位置争いは激しいものになるでしょう。
最後に飯山裕志選手には、10年間ハムを支えてくれて本当にありがとう!
今後もコーチなどの日ハムスタッフとして頑張って下さい!
そのように書き記しておきます。
10月1日【Game139/56-83-0】
北海道日本ハムファイターズ 0-5 埼玉西武ライオンズ
【勝】野上(11勝10敗0S)【負】上沢 (4勝9敗0S)
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正直に言うとこの試合はほとんど見ていませんでした。
余りにもゴルフ中継(日本女子オープンゴルフ選手権)最終日が面白すぎて
チャンネルを時々日ハムの試合に切り替える出歯亀(覗き見)的観戦になり
ました。
0-5で負けたことは仕方が無く、野上投手の出来が良すぎたのでしょうが、
残念なのは西川遥輝の欠場です。
切り込み隊長不在でなければ、試合内容も変わっていたのかも知れませんね。
また嬉しいニュースは、松本剛選手が規定打席に達する可能性が出て来たこと。
今日達成はしなかったとは思いますが、次の試合では達成をするのでしょうか?
また先発の上沢投手は頑張ったと思います。
7回、130球を投じて5安打2失点ですが、7回1死から中田のエラーで栗山の
出塁を許し、エラー絡み(捕逸)の2失点ですから仕方がないでしょう。
このシーンはたまたま見ていました。
捕手の清水くんの若さが出てしまいましたね。
エラーが出ての試合は、前日の西武のように負け試合につながるのは、野球の
セオリーです。
上沢投手は十分に粘っての敗戦投手ですから、来年は10勝投手を目指し頑張っ
て下さい。
なお全試合出場が途絶えてしまった西川遥輝選手は、ファンも本人も痛ーい
スタメン落ちになりました。
症状の詳細は分からない(調べていない)ので、何とも言えませんが、多和田
投手はノーコンPではないはずなので、消化試合の選手には気を付けて欲し
かったです。
源田選手が盗塁で3差という意識があり、足元を狙ったとは思いませんが、
あれが意図的な投球であれば、プロの選手として「恥ずべき死球」です。
ちなみに昨年の死球は「8」今年も「8」ですから、ノーコンPではないで
すよね。
今日の畑岡奈紗ちゃんは凄いの一言でした
ゴルフのTV中継を見ていて鳥肌が立ったのは、2010年石川遼が中日クラウンズ
(名古屋ゴルフ倶楽部・和合コース)で18ホール58ストロークという、当時の
世界最少スコアを出した中継を見て以来だったでしょうか。
日本女子オープンでは樋口久子さん以来40年ぶりの2連覇を果たし、それも50
回大会という記念大会で、メジャー大会の新記録(Par72)となる20アンダー
というオマケ付きですから、他の出場選手が驚くのも無理はないでしょう。
いわゆる「ゾーンに入った!」という戦いで、ラッキー云々ではなく、やること
成すことが上手く行くのですから、同伴者のキム・ヘリム選手も全く手に負えず
ズルズルと差が付いたのは仕方がない「お手上げ」でした。
前の組を周っていた申ジェ選手も、ショットは悪くはなかったのですが、肝心な
ところでパットが入りません。
ほとんどの選手が70台であがるなか、畑岡選手は65ストロークで最終日を終える
のですからパーフェクトフニュッシュのプレーでした。
今回の優勝は彼女にとって大変意義ある優勝になったはずです。
初挑戦のLPGA(全米女子)では、環境の適応で苦労をして、これといった成績を
残せなかった口惜しさがあったでしょう。
ただLPGAに挑戦をして、その年に優勝を果たした選手はいない(私の記憶では)
ように思います。
あの宮里藍ちゃんでも勝ったのは、LPGA挑戦の翌年だったはずです。
その藍ちゃんが引退を宣言した年に、若干18歳の彼女がメジャー連覇を果たした
ことは、来年からの活躍は間違いないでしょう。
日本国籍の選手として、LPGAでのメジャータイトルに、最も近いと言われている
のが野村敏京選手ですが、まずはLPGA大会で初優勝を果たせば、藍ちゃんが成す
ことが出来なかったメジャー優勝も見えて来るでしょう。
2位の申ジェ選手はメジャー優勝(全英リコーオープン2度)をする実力者であり
5位Tに入ったチョン・インジ選手は、今年もLPGA賞金ランク9位の今をときめく
選手ですから、その意味でも今回のぶっちぎりの優勝は大いに価値あるものと言え
るでしょう。
〈出場各選手のコメント〉
申ジエ選手:1アンダーで回れればいいと思ってプレーしていたが、「畑岡さんは
別のコースを回っているんじゃないかと思いました」と笑いが出たほど..........。
3位の小倉彩愛選手:「途中でスコアボードを見て異次元と思いました」
1位はあきらめて2位、3位狙いに徹したそうです.....。
キム・へリム選手:同組で最終組を周った彼女は、「韓国の怪物といわれている
チョン・インジとも比較できないくらい今日はすごかった」と、優勝争いをする
選手の戦意を喪失させるスコアだった....................。
そしてチョン・インジ選手:「完璧なプレーをしている。とてもショットが優れ
ているし、落ち着いてプレーをしていた」と能力の高さを認めています。
そして樋口久子LPGA相談役:「大会連覇もかかる重圧の中、3日目から首位を守り
続け、最終日は公言通り20アンダーで優勝したのは本当に素晴らしい。今年1年、
米国での苦学がプラスに出たんでしょう。攻める姿勢を最後まで貫いたのは立派」
とし、大会連覇と同時に2週連続優勝についても、「公式戦での連勝、連覇は並大
抵の選手ではできないこと。素晴らしいと思います」と称賛がやまなかった.....。
会心のゴルフを展開した畑岡奈紗選手ですが、私が気になったのはこの大会で3位
に入りローアマを獲得をした小倉彩愛(おぐら・さえ)選手です。
4歳からゴルフを始めて英才教育を受けて育ったようです。
2017年度の中国ジュニアゴルフ選手権で優勝を果たし、今大会に出場をした
ようですが、大会2日目には4番ホールPar3で19人目のホールインワンを
達成して勢いに乗ったようです。
この時、TV解説の塩谷育代プロが話していましたが、「プロでもトーナメント
でホールインワンをすると、なかなか自分のゴルフが出来ないもの」
そのようななかで「5アンダーで回ったのは立派!」
なるほどアマチュアでも、エース(ホールインワン)を達成した後のスコアは
滅茶苦茶になる様子は何度か見ていますから、塩谷プロのいう事は良く分ります。
彼女はまだ17歳の高校2年生ですが、かってアマチュアで初優勝をした勝みなみ
選手や沖縄出身でプロになった新垣比菜選手(ともに今大会は23位T)同様に将来の
女子プロゴルフ界を背負う存在となるでしょうか。
まぁ、畑岡選手は別格ですが、小倉選手も今後プロ入りをしたなら人気プロの一人に
なるのは間違いないと思います。
前日の日没サスペンデッドで、2日目の残り8ホールを消化した藤田光里選手は
トータルスコアワンオーバーで上がり、何とか予選通過を果たしました。
それに油断をした訳ではないのでしょうが、3日目はアイアンショットが不調で
バンカーからの寄せも上手く行かず3バーディ5ボギー、1ダブルボギーと大き
く順位を下げることになってしまいました。
期待をしていただけに残念です!
これを書いている時点で、4日目の結果が届いていますが、結果は芳しくなく
2バーディ4ボギー、1ダブルボギーで3日目同様にトータルスコア76で終わ
ったようです。
写真で判るようにやはり左腕には、サポーターで患部を固定していますから、
決して万全な状態でないのは見て判ります。
右腕ならまだしも、左腕はスイングをリードする手となるので、何か良い治療
法があれば、今オフはしっかりと治して来季に賭けるべきでしょうね。
優勝争いは前年度優勝の畑岡奈紗選手が、リーダーボードのトップを守っています。
あとを追う申ジェ選手とキム・へリム選手と実力十分のチョン・インジ選手の
韓国勢が不気味ですが、昨日までのプレーを見ていると畑岡選手のショットは
安定をしているので、大チョンボが無ければ彼女の連覇は堅いような気がします。
日本勢では3日目を終えても大健闘をしている、高校2年生の小倉彩愛ちゃんを
応援したいですね。
昨年の畑岡選手に続きアマチュアが連勝などとなれば、これは日本女子プロには
屈辱的な大事件ですから、パットの名手の鈴木愛選手や今大会好調の有村智恵選
手にも頑張って欲しいものです。
なお道産子の菊地絵理香選手は、5ホール終了時で1アンダー7位タイでまわって
いますが、ベスト3は十分に狙える位置だと思います。
藤田選手が思い通りのごるを展開することが出来なかっただけに、彼女の健闘を
祈りたいですね。