Y's クロニクル

旅行等の一生思い出に残る事から日々の小さな出来事まで少しずつクロニクルに残せたら・・・と思っています。

ドリームズ・カム・トゥルーのトコロテン。

2012-08-02 08:18:52 | 日記

8月に入った途端に、秋の虫が一斉に鳴き出した。
夏休みの音色だな

ウチの前はカッコウの水遊び場になっているので、陽が落ちるまで
子供の声の賑やかな事
その賑やかな声を聴いていて、ある子供の日の事を思い出した。
夏休みにお昼寝から、目覚める頃、夢の中で沢山の人の話す声が
聴こえた。
そう・・・声だけが聴こえるのだ。
ワイワイガヤガヤ、大勢の人が何かを話している声・・・
意識が覚醒すると、周りは静寂。暑さだけが身にまとわりついていた。
中学生頃になるとそんな話し声は聴こえなくなった。

もう一つ、小学校高学年か中学生頃には消えてしまった事。
周期的に、頭の中がなんとも言えず不快になる症状があった。
表現のしようがない何かが頭の中でどんどん大きくなるのだ
際限なく大きくなるのだ
とにかく、大きくなる感覚だけ。それはとても不快だった。
頭を取ってしまいたいくらい不快だった。

高校生くらいになり、大好きな梶井基次郎の本を読んでいて、
彼も同じ経験をしていた事を知って驚いた
そこは、さすが大作家さん的確な表現がされていた。
確か「子供の頃、頭の中で多角形の物体が回転しながら
どんどん大きくなっていくのだ」・・このように表現されていたと思う。
なんの作品だったかとか、正確な文は忘れてしまったけれど、
この表現は私の幼い頃からの不快感と全く同じだった。

なぜだろう???私はこの事を親に話しただろうか?
友達に話しただろうか???
話していないと思う・・なので他にこのような経験をしたという人を知らない。
あんなに不快だったのに・・これは半日以上は続いたと思う・・・
なぜ、話さなかったのだろう?きっと表現の仕様がなかったのだ。

梶井基次郎で始めてその不快な物の表現方法を知り、なぜだか安心した。
案外、幼児期から低学年の子供にはよくある事なのかもね~

 そして幼い頃とても憧れていたもの。。。
私は30歳を過ぎるまでトコロテンが大嫌いだった
あんみつも、もちろん嫌い
それが、2番目の子を妊娠した時だろうか?3番目だろうか?・・・
いや5番目?7番目???
奥さ~んこれホンの冗談ですから~
とにかく、妊娠中に突然、食べられるようになったのだ

嫌いではあったけれど、子供の頃にトコロテンを買いに行くお使いが大好きだった
「トコロテン下さ~い!」と言うとトコロテン突きをだして、
チューっと突いてくれる・・子供の私はそれを憧れの眼差しで
見つめていたものだ

ずいぶん前にまだ生協に加入していた頃、チラシを眺めていると
そのトコロテン突きを発見

子供の頃に見たお店のものより小ぶりだけれど十分、用はたせる。
近所のコンニャク屋さんの並木食品で
トコロテンの塊を買ってきて、これでチューする瞬間は
長年の夢を叶えた充実感がみなぎる

それにね、塊の方が安いんですよ!気の抜けたカラシも薬味も
いらないものね

なんだ、かんだ言ってもこうして憧れは少しづつ叶っているのだろう

内村航平、金
錦織圭、ベスト8
石川佳純ベスト4

日本人初とか何十年ぶりとかの目覚しい活躍

そして日本人、いやアジアで初という世界アマチュアゴルフランキング
NO1 松山英樹

皆のdreams come true