2004年にアメリカで公開された映画「before sunset」。
飽きもせず、毎年、毎年、録画したものを見る。
今年はまだ見ていない事に気づき、飽きもせずまた見てしまった
なぜ、こんなに見るか
それは、この映画に答えがないからであーる
私は、白黒ハッキリしない物、曖昧で無理に話を作り上げない物が
案外、好きだ。これは、文学的作品、映画を含む・・・だけね。
最初から、結末がわかる単純なものも好きだけれど、おそらく
この地球界において、スッキリ、明快に答えが出ることなど、
古典物理や古典数学界以外に存在しないだろう。
なので、真実を描けば答えなど、プロセスでしか存在しないのだ。
なので、このいろいろな含みを持ったこの映画のエンディングが好きだ。
と、同時に知りたがりで、こらえ性がないので、何とか結末を知りたいのだ。
私は脚本家でも監督でもないので、わかるはずもないのだけれど・・・
1995年の作品「before sunrise」では、ビエンナのホームで再会する事を
約束し、そこで映画は終わった。
この映画を見て以来、ジェシーとセリーヌは果たして約束の日に出会ったのか
という事が数年来、私を悩ませ続けた。
しかし、まったく意外にも「before sunset」という続編が作られ、
その答えが分かり、スッキリしたのも束の間・・・
この映画は見事なラストシーンであった。
だれも、初見の時にはラストシーンとは気づかぬラストだったのだから
また、この映画はきわどすぎるセリフが多用されているにも関わらず、
非常にピュアな映画だ。
その証拠にジェシーとセリーヌが再会し、一休みするカフェの店名は
「la pure cafe」これが、パリ11区に実在するカフェの本当の店名だと
いうから驚くよね~。
この映画のおそらく言いたい事の一つ。男はピュアであるという事。
いい年してピュアなのは、大体において大迷惑なのだ
男のピュアな部分が大変良く描かれているので、普段はバキュンバキュン
とか、大掛かりな爆破とか、地球外生物が飛来したり恐竜が暴れまくる映画に
しか興味を示さないウチの夫にすら、好きな映画と言わしめるのだ。
友達の夫君もやはり、この映画には思い入れがあると言っていた。
と、書いていて、この映画を見たことのない人がほとんどなのだろうから、
なにをワケワカメ~ってな、感じでしょう
しかしね、大概の男が年をとっても良くない方の意味でピュアなのに、
女というものは、たいがいは非常に現実的になってしまう・・
少なくとも私はそうだ。
あんな、夢見る夢子ちゃんでもだ。
で、昨日、この映画を見ていてふと思った。いい年したオバサンのくせに
思った
世の中に「赤い糸」はあるのだろう。腐れ縁であろうと、ロマンティックだろうと
一度は夫婦として籍を入れるハメになるにはそれは糸があるんだろう。
しかし「赤い糸」とその糸が継っている二人がベストマッチかどうかは、
まったく別なのだ。
何年も前から、試験で何も準備していなくて焦っている夢を見なくなった。
それと同時に切なげな夢も見なくなった。
精神が安定してきたのだろう。しかしそれはまたつまらない事でもあるな~
なんかね「before sunset」を見ていると、人間には会うべくして会う人がいて
そんなおとぎ話を映画というフィクションでもいいから見てみたいと言う希望が
あるんだよな~。
なので、リチャード・リンクレイター監督イーサン・ホーク氏、
ジュディー・ディルビー嬢、お願いだから続々編を作ってくださーい
「before sunrise」から9年経て「sunset」が作られたということは・・
そろそろ、出来ても良い頃だな~。
もし、このジェシーとセリーヌがこの後どうなったか、絶対的に
読み解く自信のある方、コメントお待ちしてます
それと、この映画は基本的に登場人物が2名だけなので、
会話もわかりやすい英語で話されている為、英語学習にも良いと思うな。
そうなんだよな~、この映画でジェシーとセリーヌが再会する
本屋さんに行きたくて、2年前の今頃はパリに行ったんだよな~。
英語の書籍専門の本屋「シェークスピア&カンパニー」
あら、今写真見て気づいたけれど、外人にメッチャ見られてる~
てなわけで、週末はパリにあるローズ・ベーカリーの銀座店で
土日祝だけ9時からオープンなので、ブレックファストを食べてみました。
フルイングリッシュブレックファスト。
パンとフレッシュジュース。&カプチーノ。
フレッシュフルーツのヨーグルト。
オムレツ・スクランブルエッグ・ボイルドエッグから一点のメイン。
単品のポーチドエッグとベーコンのサラダ。
これにもパンは付きます。
ドリンク類は別なので、全て込みで1800円のフルイングリッシュブレックファストの
ほうがお得かも。