雪の聖母聖堂は久留米市の聖マリア病院構内にある。1896年(明治29年)、福岡市に「大名町カトリック教会勝利の聖母聖堂」として建設された。当時、福岡市にはまだ煉瓦造りの建物はなかったといわれる。
小学生の頃、父に連れられて平和台球場へ野球観戦に行く道すがら、西鉄電車の駅からそう遠くない所でこの天主堂を見た記憶がある。昭和も後半になると建物の老朽化などで新しい天主堂を建設することになり、この聖堂は取り壊されることになった。しかし歴史ある建物の解体を惜しむ関係者の尽力により、1986年(昭和61年)、聖マリア病院の前庭に移築復元された。
その後病院の増改築で聖堂の見通しは悪くなったが、今でも毎週ミサ等の行事が行われており人びとの安らぎの場所になっている。
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