田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

学童保育とは

2015年10月15日 | 日々の出来事

 学童保育所の話し合いに行ってきました。

 学童保育所とは、昭和40年代に共働きの家庭が増え、放課後に小学生が一人で留守番をする「鍵っ子」が問題となったことから始りました。名称は学童クラブなど地域によって様々ですが、法律的には「放課後児童健全育成事業」という堅苦しい名前になっています。

 この事業は、子供たちを安全に見守るための、地域の保護者たちの自主的な活動として始った歴史があります。当初は場所の確保など、苦労が多かったようです。ですから、今でもその運営には地域が深く関わっているところが多いですね。私が関係する学童保育所も、運営委員会は地域の人々や学校の先生で構成されています。

 市町村では保護者たちの運動に押される形でスタートし、施設の整備や補助金を出したり、また行政の事業として実施して業務を地域に委託するなどの取り組みを行っています。どこまで行政が主体的に取り組むかは市町村によって違います。

 学童保育は、これまでは原則として小学3年生までを対象としていました。ところが国の少子化対策として法律が改正され、6年生まで受け入れるようになりました。現実的には施設の問題や、指導員の先生の確保などの課題があります。

 4年生の保護者から預けたいとの要望も多いのですが、私の地域の学童保育所は3年生までで定員を超えている状況です。放課後の子どもの安全と、施設の受け入れ体制と、なかなか悩ましい問題です。

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6 コメント

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学童保育 (tango)
2015-10-15 17:23:52
私は自営業で子供を育てましたので大変でした
今、思いますと可愛そうなことをしたなぁと思うことが
たくさんあります
上の子は幼稚園の中にいれてもらい、下の娘は早いうちから保育園
小学校に上がってからは妹が見てくれました
難しい問題がたくさんありますね~~
学童保育の施設が充実されると働いているお母さんは
安心ですね…登校中にボランティアで交通安全を
見てくださる方に頭が下がります
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ボランティア (九州より)
2015-10-15 19:19:05
共働き世帯が増えて、学童保育所へ入る子どもも増えています。冬は日が暮れるのが早いので、安全のため学童で預かってほしいとの声もあります。今でも定員を超えているので、頭を抱えています。
 下校時の見守りは皆さんボランティアですね。どの校区でも、おそろいのパトロールベストを着用して、交代で見守っておられます。頭が下がります。
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頭が下がります (fuyo)
2015-10-15 21:28:12
本当に頭がさがるおもいです
わが地区でも登校時見守り隊のボランテアノ方々冬の寒い日にも
おかげさまで安全が確保されていますが
学童保育もおおきな課題ですね
九州さまもかかわってご活躍なのですね
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こんばんは (九州より)
2015-10-15 22:38:43
現役で働いている時は、地域活動をする時間はありませんでした。
地域活動をすることが、心の張りにもなっていると思っています。
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子供の安全 (のり)
2015-10-16 08:07:28
学童保育が昭和40年からなんて、そんなに昔からあるとは、知りませんでした。
私は預けた事はありませんが、働いてあるお母さん達は、宿題もみてくれる~!と、とても助かっていた様子でした。
子供の安全は、地域で見守っていくことも必要なので、子育てがひと段落した私も、何かしら協力していかなければ・・・・ 
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のりさんへ (九州より)
2015-10-16 20:48:40
学童保育は地域の婦人会や保護者、社協などの小さな取り組みから始まりました。
今では当然の行政サービスと思っている保護者も多いでしょう。
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