田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

孫たちと豆田町を散策

2020年11月13日 | 日々の出来事

 日曜日に孫たちと日田の豆田町を歩きました。昨年の春休みに孫息子と二人で来て以来です。

 豆田町の近くには西国筋郡代の役所跡があります。日田郡代は幕府による九州支配の拠点で、日田金と呼ばれる商人資本が発達しました。そのお膝元である豆田町には商家が建ち並び、いまでは伝統的建造物群保存地区に指定されています。

 伝統的な街並みとしては、近隣の吉井町の方が昔の面影をとどめています。しかし、こちらは温泉街や天領としての歴史文化の厚みもあって、観光地になっています。私自身は同じ県内で近いこともあり、白壁土蔵の店で普通に地元向けの商いをしている吉井の町をよく歩きます。

 薫長酒造の直売所カフェで一休みです。豆田町には多くの土産店があるので、孫たちは店を冷やかすのが楽しみのようです。豆田では地元の特産を生かしたものや、手作りの土産が多いですね。

 岩尾薬舗日本丸館です。江戸時代から続く老舗の薬屋さんで、今でも漢方薬を中心に商売をされています。もともとは平屋建てでしたが、増築を重ね3階建になりました。2階には資料館があり見学できます。

 店内です。昔懐かしい紙袋入りの粉薬も並んでいます。私は豆田に来ると、いつもここでのど飴を買い求めます。のど枯れに良く効くのです。

 陶器店。近在の小鹿田焼(おんた)を商っています。小鹿田焼は重要無形文化財になっており、以前紹介したことがあります。こちらです。数年前の水害で唐臼などが被災したと聞きましたが、いまは復興しているようです。

 普通の民家の造りですが、木彫りのフクロウが外を見ています。

 この日、孫娘のお土産には専門店で名前入りの箸を買いました。昨年、孫息子が私と来たときは自分だけ箸を買ってもらい、妹にはお菓子を土産にしたので、だいぶむくれていたそうです。1年半ぶりに胸のつかえが下りたでしょうか。同行した母親は結局、途中の道の駅や直売所に並んでいた野菜が土産になりました。

 

 

 

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2 コメント

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薫長酒造の直売所 (tango)
2020-11-14 16:58:39
私ももう2年くらい行っていません
しかし、思い出します
お箸・・いい記念のお土産ですね
私も毎回、今度こそは自分のお箸を買い替えようと
思いながら、実現しません
お箸にはとても興味がありまして、人にもプレゼント。
家族にも名前入りのお土産(輪島塗)を買ってまいりました。お孫様は喜ばれたことと思います!
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こんばんは (九州より)
2020-11-14 19:28:04
豆田町は1年半振りでした。
孫娘が行ったことがなかったので、
日田焼きそばの昼食とセットで出かけました。
箸を買ってもらって喜んでいました。
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