田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

焼酎の蔵元を見学

2019年11月23日 | 日々の出来事

 11月は各地でイベントが開催されています。先週は胡麻焼酎を製造している紅乙女酒造の秋祭りへ行きました。この日の目的は工場見学です。

 頭と靴にもネットをかぶせての見学ツアーです。以前、宮崎県にある大手焼酎メーカーの工場を見学したことがあります。あちらは見学コースが観光ルートにも入っていましたが、この工場はこじんまりとしていて、普段は公開されていません。

 焼酎は蒸留酒ですが、基本的には日本酒と同じ作り方です。左の大きなタンクは回転ドラム式原料処理装置。コメを洗い、水につけたものを蒸します。

 正面のベルトコンベアがある装置は麹造りの機械です。

 

 このあと麴・酵母・水を混ぜて発酵させ、もろみを作ります。3次までの仕込みの途中で胡麻が加えられます。

  原料の米を70%まで精白したものです。日本酒の吟醸酒では精白歩合は50%までになります。

  向こうにあるのが蒸留器。もろみを蒸留し、焼酎となります。

 

 紅乙女耳納蒸留所には別の蔵に特別の蒸留器があります。アランビック蒸留器です。フランス製で、コニャックやブランデー製造にも使われる伝統的な形の蒸留器です。少量しか生産できず、つくられた焼酎はここで限定販売されているそうです。江戸時代に酒などを蒸留した「ランビキ」の名称の由来といわれています。

 別の建物では瓶詰めから出荷までの工程を見学しました。左の瓶洗いから奥の方に、瓶詰めとラベル張りのラインが延びています。

  ラインは一本で、意外と小さなものでした。

 

  瓶詰め前のお酒はタンクに貯蔵されます。私達はそれとは別の蔵に案内されました。

 

 この蔵では樽詰めで貯蔵されています。蔵は春まつりの時にも開放されていましたが、この日は説明付きです。

 

  甕貯蔵もあります。

 

  係員が奥の扉を開けてくれました。蔵の向こうは森です。

 

  紅乙女のすぐ上にある巨峰ワイナリーでも祭りが行われていました。

 

  ここの地下蔵は開放されていますが、いつかワインの醸造工程を見学したいものです。

 

 空くじなしの抽選会では蜂蜜酒が当たりました。国産蜂蜜を酵母の力でお酒にしたもので、このワイナリーで製造されました。蜂蜜酒はまだ飲んだことがないので、正月用として楽しみにとっています。

 

 

 

 

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