5月末に大刀洗町にある今村天主堂の見学会がありました。麦秋の日の午後、かすむ麦畑の向こうに双塔の天主堂が見えます。
今村天主堂は耐震改修工事のために今後10年間、非公開になります。その前にさよならイベントが行われ、多くの人が見学に訪れました。
天主堂は大正2年建築のロマネスク様式で国の重要文化財です。現存する煉瓦造りの教会としては九州で最大規模だそうです。この教会は以前紹介したことがあります。その時の記事はこちらをご覧ください。
南側の塔が鐘楼になっています。
古い煉瓦がよい味わいを出しています。
聖堂の祭具や像などは取り払われていて工事を待つばかり。普段は撮影禁止です。
ステンドグラスは建築当時のフランス製。
会衆席のベンチも取り外されています。円柱で支えられたアーチが続いていて、側面はアーケードになっています。2階部分は回廊です。
正面のエントランス部分です。
今村天主堂は田園地帯の中にある教会。ここは二百年以上にもわたり隠れキリシタンの里だったのです。
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