今月の上旬、孫娘を駅まで見送ったあと久し振りに街なかを歩きました。ここは大通りから一歩入ったところにある日吉神社です。
以前、この神社で野球をして遊んでいたエピソードを投稿したことがあります。小学生の時、この境内で三角ベースボールをしていました。野球といっても子どもの遊びですから、ボールは布を丸めてタコ糸で固く縛ったものです。左手に見える境内社がレフト側で、センターにあたる本殿の玉垣がホームから一番近いという、一風変わったグラウンドでした。
一塁側から見たところ。御神木の銀杏を囲む石柵あたりがホームベースでした。今は境内に駐車場や祈願所などができ、よくこんな狭いところで野球をしていたものだと思います。
中学校に上がると私は塾に通いはじめ、三角ベース野球から遠ざかりました。兄が習っていた個人塾の先生の好意で、お前の弟ならばと辞めた兄のあとに無料で通わしてくれたのです。当時はいまのような大手の塾はなく、私が行くようになった塾も先生のご自宅でした。面長で和服姿の先生を前に畳の広間に長机を並べるという、寺子屋のような塾でした。
問題は塾への通り道がこの神社の前だったことです。夏休みに入り、最初はみんなが野球に興じているのを横目に通り過ぎていましたが、次第にちょっと自転車を止めるようになり、いつしか私の塾通いは途絶えてしまいました。
夏も終わり近いある日の夕方、家に帰ってきた兄が呼ぶので玄関に行くと、いきなり横っ面を殴りつけられました。久しぶりに先生の家に挨拶に行ったところ、私が来ていないことを告げられて面目をつぶしたのです。温厚な兄に殴られたのは初めてでした。それきり私は塾というものに通ったことがありません。
一派う殴るところが大きな愛情・・・
とても大事なことだと思います
歳を重ねていきますといろいろなことを
振り返ります
塾の件は私が悪いので仕方ありません。
まだ勉強よりも遊びの方が楽しい年ごろです。
おかげで3年生になると、高校受験がおぼつかなくて慌てました。