今から十数年前、試合や合同練習に呼んで貰うために、そりゃ〜電話や手紙を出したり、頭下げ回って走り回ったもんです。
馬鹿にもされたし、門前払いもされたけど、子供達の為なら全然平気でした。
で、こちらの熱意が伝わって試合に出させて貰ったり、出稽古に行かせて貰うことになれば、本当に嬉しかったし、1時間半の練習に3時間かけて行くことなんてざらでした。
だから一つ一つの試合や練習にかける気持ちは大きかったし、感謝の気持ちも大きかったように思います。
当時、親も子も常にハングリーで、とにかく一つ一つの練習に対する気持ちが強かった。
練習に行かなきゃ他の子に遅れてしまう。
練習を休んだら出稽古に行けない、選手に選ばれない
実際、一回練習を休めば、その回に指導したことが次の練習で分からないというプレッシャーもあっただろうから、怪我をしていても見学に来ていたし、規律も確立されていた。
我々的にもいつ何時練習が入るか分からないので予定もクソもなかった。
全国、日本一を目指していた集団だったので、それが普通の日々だったし、練習場所も保護者が走り回って確保してくれていたので、要望には極力応えるようにしていた。
だから、何もかもが当たり前になった時代にハングリーだとか、感謝云々の話をしてもピンとくるわけがないのは当然だとも思うし、目指すところが違えば、同じような結果を求めるのは無理がある。
で、あえてなのか何なのか、よく分かりませんが、最近よく、
二見、えらい変わっちゃったね・・・。
と言われ、コメントを求められるんです。
いやいや、一体、私に何と言って欲しいんだろうか・・という話。
日本一を目指し、到達した時代もあれば、また違う時代もあるとしか言いようがないし、どちらが正解とかではなく、その時々の人間が考えて悩んで行動していくしかないことなのでコメントのしようがない。
で、時代を知らなければ現状が普通なんだと何も感じないまま時が流れることもあるけど、時代と時代の狭間の者は知っているだけに辛いこともあるとは思う。
ただ、悔しい思いをしたならば、先々で見返してやろうと前向きに進んで行くだけなんですけどね。
限られた時間をいかにして有効に使っていくか。
自分も過去色々と腹を立てることもあったけど、これしか考えてこなかった。
先々に笑えるよう時間の使い方を考えていこう。