其之弐
これで三度目のマテ貝堀りです。
この日の潮は中潮で、干潮ピークは12:20。潮位+5cm。
梅雨前線の影響で雨天でした。低気圧の関係で予想潮位よりも上がることが予想されるので、
やや期待薄です。
マテ貝は潮が引いて、ドロ質の砂浜がしっかり固まらないと獲れません。
AM9:00ではこの景色でした。
それがAM11:30 になると、かなり引いてきました。
なるべく沖のほうまで進んでゆくと、マテ貝団地にたどりつきます。
雨が降ってますが、さあ、出撃です。
食塩は6本用意しました。あれっ7本用意したはずなんだけど、6本しかないよ。
食塩と、必殺の餃子返し、これだで十分です。
前回の286本を超えることができるでしょうか?
この砂浜、アサリやハマグリやシオフキは居ません。
マテ貝しか居ません。
海草の根っこがぽつぽつとあります。この根っこの周辺にマテ貝は多く居るようです。
餃子返しをザクッと差し込んだ時に硬い感触があるところを狙います。
差し込んだ時にズルズルと柔らかい感触のドロは前日に誰かが掘った跡で、
マテ貝が抜かれていることが多いです。
残念ながら、食塩をふってマテ貝が飛び出してくるところの写真はございません。
ドロを掘って穴を見つけたら、素早く・・・だいたい5秒以内で・・・食塩を穴に振りかけます。
食塩を振るタイミングが遅れると、マテ貝は危険を感じて、坑道を素早く地中深く潜るようで、
反応が鈍くなるようです。素早く食塩をかけると、早く飛び出してきます。
今回も6本の食塩を使い切ってしまいました。
あと1本あったはず・・・はっはっはー、帰宅したら玄関に転がってました。笑。
食塩さえあれば、まだまだ獲れたのに・・・。
あまり欲深いと、そのうち死にますよ。
自宅へ帰ってから数えたら、なんと401本。
マテ貝団地さえ見つければ、まだまだいける・・・しかしそんなに獲って誰が食べるねん?
疲れましたわ。
必殺の餃子返しを持つ右腕がだるいです。
一晩置いて、モヤモヤとした汚いものを吐き出させてから、いちど蒸し器で蒸して剥き身にして
身を取り出してから、茹で汁と醤油で味付けして、
枝豆と昆布といっしょに炊き込みご飯を作りました。
また、酒のツマミとして、ピリ辛味にしたマテ貝と昆布の煮物も作ってみました。
結構美味しく戴きました。