稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

木曜会定例稽古(2020年12月3日)

2020年12月04日 | 剣道・剣術
先週は仕事で休んだ。休みと剣風が乱れる。
まだまだ正しい剣道が身についていないせいである。

四條畷市立四條畷西中学校の体育館。
20時から21時30分まで。今年26回目(かな?)。参加人数20人ほど。

今回、アクションカメラをビデオ代わりにして、初めて移動させて撮影した。
あとで、動画をトリミングして、
①袴の着用
②気攻め剣攻め体攻めからの打ち-1
③気攻め剣攻め体攻めからの打ち-2
④「鎬(しのぎ)の間」+「自信を持った入り」
の4つに分けてyoutubeにUPし、木曜会会員に配信した。

移動して撮影したので詳細まで良くわかる。
自分独りで見るのは勿体ない・・と思ったのだ。

編集しながら何回も動画を見た。


(袴の着用方法伝授)

自分では出来ているたつもりだが、胴着を後ろで詰めることまではやっていなかった。
正しい袴の着け方は毎回気をつけていこうと思う。



自分の打ちを見るとまったく安定しない。
打ちにも冴えと強度が無い。

結局わかったのは、安定した強度と冴えのある打ちは、思っているより近間まで入る必要があるということだ。
入りが中途半端なので、届かなかったり返されたり、姿勢が崩れてしまうというわけだ。



終礼にて

右足の使い方、体の移動の仕方、合気の感じ方など稽古したが、自分の道場で使わないと身につかない。
右足をす~と出したら相手は必ず出てくるのだという確信を持つ。
右足を出して相手が動かなければそのまま打つ。
相手が打ってきたら出頭の技か返し技。


【感想・反省点】

私がうまく打てないのは疑心暗鬼のまま足を出しているからかも知れない。
打たれるのが怖くてどこかに中途半端さが出ているのだろう。
だから打っても「防ぎ打ち」のようになって姿勢が崩れてしまうのかも知れない。
打たれても良し・・・としなければ上達はしないと反省しよう。
本日の稽古は(も)とても良かった。
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長正館剣道定例稽古(2020年12月2日)

2020年12月03日 | 剣道・剣術
大阪市東住吉区の矢田中学校の体育館で毎週水曜日19時半から。
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【長正館練習生募集中】
初心者、元経験者、有段者を問わず募集中。
レベルに応じて個別指導を行います。
詳しくは長正館ホームページまで。
http://doujyou.net/choseikan/
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本日、初心者も入れて12名。
寒いがまだマシ。扉は5つのうち2つを閉める。
いつもどおり準備運動と素振りのあと、初心者が分かれてF六段の指導。
残りはK芦五段の号令で基本稽古。あとは自由稽古。

本日、アクションカメラ(SJ-6)と、メモカメラ(RX-100M2)の動画からのキャプチャー。


(基本稽古)







私の悪いクセ。地稽古の中で面を打つと姿勢が崩れる。
右からの捻り打ちのようになるのと、打つ時の左足、左腰の引きつけが不充分なのだ。
夢中になるとどうしても出てしまう悪いクセである。



Tちゃんには胴打ちの指導。



K芦五段。この間合いで「K芦さん、右足を出して!」と思うが待たれちゃうわけだ。



仕方が無いので、こちらが右足をすっと出すと反応する。つまり打つか返そうとする。
「相手の動くの“う”」を狙っているのだろうが、往々にして「相手が動いたら」になって遅れてしまう。
やはり自分から攻める気持ちが無ければ待ち剣からは抜け出せないと思う。



久々に井上館長と稽古。12月5日に94才を迎えられる。
コロナ禍での剣道稽古は心配なのだが元気で稽古されている。



稽古終了。





誠先生の剣道教室(佐藤誠八段)から教わった呼吸法をカードに印刷しておいた。
終礼時に配ったが、ぜひ役立てて欲しいと思う。

① 口から息を吐ききって、2秒止める。
② 止めたら、3秒かけて鼻から息を吸い込む。
③ 吸い込んだら、2秒止める。
④ 止めたら、15秒かけて口から息を吐く。

本当は座禅を組んで半眼で呼吸法を行えば良いのだが、
通勤時間の移動中でも、寝る前でも、ちょっと心を落ち着かせたい時は有効である。
私も七段審査の時は行きの電車の中や歩きながら呼吸法を何回もしていた。
息を吐ききってしまうところが大事なのだと思う。
自律神経の正常化。

いつでも気軽に出来るようになれば過度な緊張感は取り除ける。
剣道人として身につけておきたい呼吸法である。
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生駒市武道館 宝剣会(2020年11月28日夜)

2020年11月30日 | 剣道・剣術
生駒市武道館にて。
本日の出席者、七段4名、六段1名。N村五段はお休み。

行ったらO畑さんがするすると近づいてきて「先日の審査で六段受かりました」と報告された。

いやはやスゴイ!一発合格である。
70才を越えても足の動きには素晴らしいものがあり、ややクセはあるものの実力は充分にある。
形審査も特訓のお陰で特に問題は無かったそうな。いやあ、見たかったなあ。

来年はN村五段が六段の審査を迎える。
宝剣会もますますレベルの高い稽古会に育ちつつある。


(最初の礼)

遅れて行ったので基本打ちから参加した。
あとは地稽古。全員と稽古して終了。剣道形は無し。


(基本稽古、待っているのは私)

広角レンズのせいで、画面の端は曲がって見える。
以前、「構えてる姿勢が悪いよ」と言われたことがあるが誤解である。


(石丸師範との稽古)

打って振りむいたらほぼこの間合いになる。
この間は完全な打ち間。「あ、どうしよう」と思った瞬間に打ち込まれてしまう。
打ったあと、遠くまで飛び抜けるのも手だが長丁場の稽古では息が続かない。
振り向き残心などしたら「打ったら真っすぐ抜けていけ」と言われる。

いろいろ手は考えられるが出来るだけ正剣で立ち向かいたい。



本日のメイン、というか良きライバルのH田七段。
立ち上がって構えた時は「面に行く」と決めていたが・・・



小手もしくは相小手面に来るのを察知して、無意識に出小手に出てしまった。
おそらく「面に行こう」としたのを読まれて出小手か相小手面に出て来たのだと思う。
それを察知して、面に行こうとしたのを「小手に対する出小手」で制しようとしたのは無意識。
幸い、相小手面の面が不十分だったので、こちらの出小手が決まった形になる。

しかし、この姿勢は何とかならないものか・・・

いつも気持ちで押されるので、きょうはあれこれ考えるのは止めて、がむしゃらに攻めていこうと思った。
H田七段が前に出ようとしたら、普段あまりしない牽制の小手を打ったり、
剣先を合わさないH田七段に対して、こちらも剣先を合わさないで打ちに出たり、
ともかく先(せん)を大切にやってみた。(私には珍しい・・・)



最後の一本勝負は下段から打った面が決まった。
きょうのH田七段の小手はほぼ全部逸れていた。
先(せん)の気位なのか、H田七段の調子が悪かったのか・・・



O畑六段と。本日、唯一、キレイに胴を打たせてもらった。
他の胴は、下がって打ったり、体捌きが不十分だったり・・・

このあと竹刀が割れてしまったのを確認して稽古中止。
胴打ちは竹刀破損の率が高い。



A山七段と。A山七段との稽古は、いつも遠間触刃から始められるのが嬉しい。
写真で右の私の背中が曲がっているように見えるのは広角レンズのせいである。(柱も曲がっている)
このあと面を攻めて、手元が上がったところを小手に行き、不十分だったので面を打った。



動画で見ると、イヤになるぐらい不格好である。
高段者相手で、恰好の良い打ちは100本に1本程度では無いだろうか・・・

まあ、しかし、きょうのテーマ―は「先の気位と勢い」だったので恰好は二の次で「良し」としよう。


(終了後に審査の様子など詳しく聞いている場面)

ここでの稽古は高段者ばかりなので指導をすることはほとんど無く、
思いっきり遠慮なく懸かっていけて、自分の課題を試せるのが嬉しく楽しいのだ。
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生駒市武道館 往馬玄武会(2020年11月28日午前)

2020年11月29日 | 剣道・剣術
いつも通り、急ぎの仕事を片付けてから生駒に向かう。
そこそこ寒いが稽古するにはちょうど良いぐらい。
9時30分頃に到着。私を入れて5人。

ここでの稽古は動画を録画してyoutubeに限定公開でUPし、
往馬玄武会の会員用のLINEで紹介している。
動画はブログではお見せ出来ないが、そこに書いた文章を下に紹介する。

実はこれ、木曜会(誠先生の剣道教室)でのおさらいである。
私の剣道は元々、どうしようも無い自己流で、佐藤誠先生に出会ってからまともになってきたのだ。
もちろん、まだまだ未熟なのだが「迷ったら基本に戻れるところ」があるということは素晴らしいと思う。


(私は奥の左、お相手はベテランのA藤七段)
(手前左は同門のK芦五段、お相手はH名四段)
(右手前で待機しているのは昇段審査を受けない実力六段のK川初段)

【説明文・一部加筆訂正しました】

昇段審査を意識するならば、一回一回の地稽古においても意識しましょう。
打った打たれたでは無く、その内容を磨きましょう。まずは立派な立ち振る舞いです。
礼をして蹲踞して立ち上がった時の堂々たる構え、勢いのある構え、相手を威圧する発声が大事です。

発声は遠間、触刃の間、せいぜい先革が交わる部分までとします。
交刃の間で「イヤ~」など声を上げるものではありません。
この間は相手に呼吸を読まれないことが大事なのです。
この間で声を出すと息を吸い込むタイミングで打ち込まれます。

相手の状態にもよりますし、面を打つか小手を打つか胴を打つかでも変わりますが、
自分の打ち間までいかに入るかが大切なところです。安易に交刃の間に入ってはなりません。
「いつでも打てる気勢と体勢」を保つことが「攻め」に繋がります。
交刃の間で相手の左眼に自分の竹刀の剣先が向いていることが基本です。
この時、中心を取ろうと右手で相手の竹刀を押さえてしまうと墓穴を掘って相手に小手など打たれてしまいます。

間合いに関わらず、構えた時に左拳が上下に動いていないかどうかも大切です。
左拳は動かさないことが鉄則です。動画を見て自分の左拳が上下していないか確認してください。

打ち間がわからず、触刃の間、先革が交わったぐらいから、足を継いで勢いで打つのはよくありません。
勢いがあるように思えますが、相手から見たら打ってくるのが丸わかりで対処のし易い打ち方です。
たまにうまく打てたとしても、それは意表を突いた・・・というだけで常には通用しません。
攻めも無しに打ち間に入ってしまうのと同じように「足継ぎの遠間からの面打ち」は慎みたいものです。

基本打ち稽古の場合でも、交刃の間から始めるのでは無く、遠間か触刃の間から丁寧に始めましょう。
そして元に立つ人も安易に空けて打たせるのではなく、打つ(打たれる)寸前まで自分も打とうとする合気の稽古をしましょう。
(面を打とうと手元が上がった小手を打つ・・・みたいな)きっと剣風が変わるはずです。
(初心者には空けて打たせますが往馬玄武会では不要です)

打ったあとは振り返って構え直すまでが残心です。
たとえ打ちが不十分、いや当らなくても「俺は自信を持って打ったんだ」という気持ちで残心までやってみましょう。
昇段審査では大切なことです。

打ったあと剣先を開くクセのある人は長丁場の稽古ではツライですがなるべく止めましょう。
審査では減点となります。

相手の打ちを避けたり、避けながら打つのもよくありません。(実はこれは私の今の課題です)
打たれても返されても良いから姿勢を崩さずに打ち切ることが大切です。

常に課題を持って稽古に挑みましょう。一回一回の稽古の積み重ねが実を結びます。
身体を動かしているだけではただ運動をしているだけと同じです。
自分の欠点を一つずつ潰しましょう。そして良いところを伸ばしましょう。

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【感想・反省点】

回り稽古の最初でA藤七段から見事な面摺り上げ面を打たれた。
実は私は面摺り上げ面が苦手で、たまにやっても失敗ばかりする。
自分の苦手な技で打たれると「参りました!」という気持ちになる。
もちろん「参った」という表情や仕草は出さないが・・・

同門のK芦五段も参加しているが、面を打つ時に右足を蹴り出すようなクセが出る。(上の写真も同様)



本人は勢いも距離も出ているような気がしているが、実は足が出ていても身体は出ていない。
だから打ったあとは身体が止まって勢いも無くなってしまうのだ。
実は私も、昔、同じようなクセを持っていた。

右足は「床を滑らすように」前に出すのが正解。
最後の最後に、最低限足を上げ、床をポンと踏みしめるのだ。

本人もわかっている右足を上げる悪いクセ。
実はこのクセ、一度身につくとなかなか抜けないクセの一つでもある。
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長正館剣道定例稽古(2020年11月25日)

2020年11月26日 | 剣道・剣術
大阪市東住吉区の矢田中学校の体育館で毎週水曜日19時半から。

【長正館練習生募集中】
初心者、元経験者、有段者を問わず募集中。
レベルに応じて個別指導を行います。
詳しくは長正館ホームページまで。
http://doujyou.net/choseikan/
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本日、初心者も入れて13名。
K君が3級合格、A君兄弟が揃って4級合格。
実はA弟君は4級は難しいかな?と思っていただけに嬉しかった。

子供中心の稽古となった。
子供相手だと萎縮しないように打たせてあげる。
少し上達してきたら打つべき機会に打てるように仕向ける。
小さい子にはかがんであげる。けっこう気を使うものである。



Tちゃん。2回かかってきたので2回目は出小手の稽古中心。
まだ難しいが、出小手は相手が打つのを引き出すことを教えた。



手前は井上館長。かかるのはTちゃん。
私はA兄君。A兄君は油断するとお喋りが多くなる。
あそこが痛いだとか、ここが痛いだとか、よくわからない・・とか。



A弟君。私が怖いのかあまりかかって来ない。
ともかく打たせることにした。



K川五段への私の出小手。
きょうのテーマは「姿勢を崩さないこと」だったが、夢中になると崩れが多発する。
打たれても良いから崩れない剣道をしたいものだ。



K芦五段。
本人は前に出てるつもりなのだが、動画で確認すると右足だけが前に出ている。



この間合いでもまだ攻めが出来ていない。
K芦五段、実は剣先は中心から少し逸れているのだ。
竹刀も残念ながら横から握っているように見える。

自分で打ち間に入っておきながら相手に中心を取られている状態である。



よって面をたやすく打たれてしまう。



終了。

残念ながら初心者の一人が本日まで。
ようやく打ち込みらしきものが出来るようになったのに勿体ないことである。

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実は無茶苦茶に忙しい。
印刷会社とのデーターのやり取りで、思うような色が出ないのだ。
稽古後も事務所に寄ってデータを作った。
そのデータを使って自宅のパソコンで作業をするのである。

家に帰って大急ぎで食事をして作業したが夜中の1時までかかってしまった。
明日も奈良の自宅と東大阪の事務所でデータと格闘する予定である。

ともかく眼が疲れて大変。
印刷会社に渡すデータ、キーホルダーのメーカーに渡すデータ。
少しでも色が変わると台無しになってしまう。作業が長引くと納期も心配だ。
明日は稽古(木曜会)に行けないかも知れない。
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道後温泉(2020年11月21日)

2020年11月22日 | 剣道・剣術
朝5時半に骨董車デリカスターワゴンで自宅出発。
コンビニに寄ってコーヒーとサンドイッチを購入。
第二阪奈道路、阪神高速、明石海峡を通って四国上陸。
トイレ休憩2回。愛媛県松山市の道後温泉に10時半に到着した。


明石大橋


ホテル到着


ホテルの前で




道後温泉の前で


松山城


天守閣


お城の前の紅葉




正岡子規の記念館「子規記念博物館」


子規と漱石(左が夏目漱石)


子規の上京


ホテルの大浴場




夕食の献立


伊予牛

朝早く出たので渋滞にも会わず早めに着いて松山を堪能した。
正岡子規の「子規記念博物館」は以前から行きたかったので時間をかけて見てまわった。
正岡子規の生まれた時代はわが曽祖父(岡本秋五郎)の世代なのだ。
曽祖父は武家に生まれ、維新後、萩から大阪に出てきたという。

明日は、呉を経由して広島へ行く予定。
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木曜会定例稽古(2020年11月19日)

2020年11月20日 | 剣道・剣術
四條畷市立四條畷西中学校の体育館。
20時から21時30分近くまで。今年25回目。参加人数30人ほど。



最初は座学。昇段審査の話あれこれ。

一足一刀の間で一挙動で正確に打突するには「ここからなら正しく打てる」ということがわかっていなければならない。
ゆっくりとした近い間合いでの打突稽古は体幹を使った正しい打ちを学ぶために行っている。
勇剣会の池田勇治先生は、六段なら六段の基本、七段なら七段の基本、八段は八段の基本を見てもらうのが審査なんだと言われた。
まずは着装。面の着け方、面の形、紐の結び目の位置。面は富士の裾野のごとく。
構えた時の重心は真ん中。配力は左に7もしくは8。打とうとした時には配力は9になる。
間合いは左足で決まる。鎬で相手を感じ、自分が信じたところまで入り、そこから身を捨てて打つ。
日頃の稽古の中で、いろんな経験を通して自分の間合いまで入る。そこからスイッチなど使って打つ。その積み重ね。
誰しも悪いクセを持っている。それを克服していくこと。
相手を知るには礼法作法の時の相手のしぐさを良く見て判断する。剣を交えてから慌てないこと。
柄頭の位置一つでも相手の技量はわかってしまう。
遠間触刃でしっかり構えが出来ていること。いつでも打てるという状態。
右足で行う攻め。左足で行う攻め。自分から攻め入ることが大事。
剣道の究極は「相打ちの勝ち」。相手の打ち気を感じる。打とうとした瞬間を狙う。
いつでも打てることは大事だが、なかなか打てるものでもない。相手の打とうとする兆候を読み取る。
(例:火山の噴火を押さえる話、火山性微動の話、だんじりの話)
相手以上の「押さえ」が無ければ相手は動かない。相手以上の気迫気勢。
一本一本の技(たとえ空振りであったとしても)有効打突の「要素・要件・残心」を追及する稽古の積み重ね。
打つには打つ理由があり、それを最後にまとめるのが残心である。
自分の技には責任がある。中途半端に出さない。途中で諦めない。一本一本を大事にする稽古。

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素振りのあと面を着けて3人一組。
切返し、基本の面打ち各種、あと、出頭面、出小手、相面から胴の体当たり、相面、相小手面、切返しで終了。
最後に、着装の点検あり。



【感想・反省点】

座学が良かった。
もっと一回一回の稽古を大切にしなければと思った。
そのあとの稽古は「相手に勝る気迫」を意識してみた。
気迫気勢で技が冴えるのがわかる。

着装では面を結ぶ位置が少し低いと指摘された。
次回から気をつけて結んでみよう。
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長正館剣道定例稽古(2020年11月18日)

2020年11月19日 | 剣道・剣術


大阪市東住吉区の矢田中学校の体育館で毎週水曜日19時半から。

【長正館練習生募集中】
初心者、元経験者、有段者を問わず募集中。
レベルに応じて個別指導を行います。
詳しくは長正館ホームページまで。
http://doujyou.net/choseikan/
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阪神高速の工事の影響を見込んでバイクで来て大正解。
車で来ていたら、途中の大渋滞で大幅に遅刻していただろう。



思えば昔は一刀流の稽古はバイクで来ていた。
剣道は仕事を終えてからだから電車だったかな?
真冬の稽古の帰りに凍った道で転倒したこともあった。
そうか、独立してから車で来るようになったんだなあ。

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初心者も入れて総勢14名。少しづつだが長正館も成長しつつある。
来年の3月の小学校中学校の公式戦には何とか出場だけでも成しとげたいと思っている。

22日は昇級審査。3級が1名、4級が2名受ける予定。
3級受審者は木刀による剣道基本法があるので稽古の前後に特訓し、
4級受審者は切返しと面、小手面の打ち込みの特訓。
来年1月の2級受審者には少し厳しく互角稽古をさせてみた。

F六段が肉離れで稽古が出来ないので初心者指導に専念してもらった。
かろうじて打ち込みらしき動きが出来るようになってきた。
ここまでくれば防具着用の目安もついてきたと言える。

稽古は11月とは思えないぐらい暑くてバテた。

久々に、長正館の建物があった時代の子供が青年になって訪ねてきた。
兄弟で兄は防具を持ってきた。弟は稽古着も防具も持っていないと言う。
盛況だった昔の長正館の子供が大きくなって来てくれるのは嬉しいものだ。


(準備運動と素振り)


(基本稽古)


(初心者指導)


(後半は自由稽古)


(終礼)

昔は誰がいたっけ?
そう思って、長正館の建物が閉館になる前の名札の写真を探し出す。


(全体)


(左半分)


(右半分)

剣道を辞めてしまった者もいるし他の団体に移った者もいる。
3年間はあっという間だったが、ずいぶん昔の事だったような気もする。
稽古場所が変わっても人が入れ替わりつつも稽古を続けていきたいものだ。
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なんば養正会(2020年11月16日)

2020年11月17日 | 剣道・剣術


充分間に合うと思ったが阪神高速が工事のため肝心要の環状線が通行止め。
大阪城近くの森ノ宮出口で出ようと思ったが出口が渋滞していたので先へ。。

想定していた場所に出口は無く、結局、九条で下りて難波まで戻った。
道がわからず途中で遠回り。到着して着替えたら基本稽古は終わりかけ。
19時45分からの自由稽古から約30分の稽古となった。



8人と稽古。指導的な稽古が多かった。

それにしてもまったく掛かって来ない者はどうなんだろう?
確かに自分自身を振りかえってみても合わない先生とは稽古は避けたものだ。
しかし、たま~に稽古をお願いし、それなりに何かしら得ることもあった。
まったく稽古をお願いしなかった・・・ということはまず無かった。
(嫌われたのか、並んでいたら「あっちへ行け」と言われたことはある)

何回も五段受審に落ちている者など「懸かってくればアドバイス出来るのに・・・」と思う。
こちらは、五段六段審査で、それぞれ30回以上は落ち続けた経験がある。
五段は無我夢中で合格したが、六段は「間違った剣道を正したら」すぐ合格出来た。
ながいなが~い間、トンでも無い間違いをしていた・・というわけだ。
間違った稽古をいくら続けても合格しないということは身に染みてわかっているつもりだ。

審査では相手を選べない。

どのようなタイプと立合いをしても、しっかり対処出来なければならない。
「今回は相手が悪かった」が(大げさだが)永遠に続く場合もあるのだ。
苦手なタイプを減らすことも審査では重要な要素だと思うのだ。


(稽古終了・太田師範は右端で画面から切れてしまった)

20年ほど前は師範として古谷範士八段がおられ、常駐七段が数名、六段も数名で、
「五段ばかりがやたら多いよなあ・・・」という記憶がある。

最近になって七段合格者が2名出たし、六段以上の常駐高段者も増えている。
場所も大阪の中心地、難波(なんば)駅近くで勤め人には嬉しい稽古場所である。
出稽古も可能だし、置き場所が空いていれば防具や竹刀も置ける。
もっともっと盛況になって欲しいものだ。

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大阪、難波の大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)。
なんば養正会。大人の稽古は19時~20時15分(夜間の場合)まで。
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なんば養正会のホームページ。(管理人は私です)
http://doujyou.net/youseikai/
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日本剣道形の下段についての私的考察

2020年11月16日 | 剣道・剣術
永年、剣道をやっていて「下段の構え」に疑問を持っていた。
中段(正眼)、左右の上段、脇構え、八相のいずれも、相手に備える構えであることは間違いが無い。
しかし、剣道形の下段は、そこから打ち込むのも守るのも「やりづらいなあ」と思っていた。

「下段は守りの構え」と聞いたこともあったが「んなアホな」とも思っていた。

最近、一刀流の構えのマニュアルを長正館の館員用のために作ったが、
ついでに日本剣道形の下段も撮影して、一刀流の構えの差を見比べて考察することにした。



日本剣道形の下段で、一足一刀の間で相対してみる。(写真は合成)
上の写真の「下段で剣先を触れ合う間」は剣先を上げて中段になると一足一刀の間になる。

ここが日本剣道形で唯一違和感のあるところ。



剣先の先を延長すると、相手の足元に剣先を向けている。
命のやり取りをしている状況で、この構えは非常に危ない。
上から簡単に押さえられ、一刀流大太刀の「巻霞」のように身動き出来なくなってしまう。


(昭和40年発行 笹森順造著「一刀流極意」153頁より)

これはどこかの時点で、下段の構えの解釈に大きな勘違いがあったのでは無いだろうか?

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次に一刀流の下段の構えを紹介する。
一刀流の下段は「切先を剣先よりやや下げる」と教えられる。
これは一足一刀の間で相対した時に、相手の下丹田に切先を向けるとされる。

 ※ただし、下丹田は臍下一寸という説と臍下三寸という説がある。



一刀流の下段で、一足一刀の間で相対してみる。(写真は合成)



剣先は相手の下丹田を向いている。
(下丹田を臍下一寸とするならば剣先はもう少し高く地面に平行に近くなる)

この構えは、剣道においてもよく使われる。
打込もうと前に出ようとした時に、この高さで構えられると、安易に出れなくなる。

打つ前の攻めで「相手の拳を狙え」というのも似ているのかも知れない。
つまり、この一刀流の下段は、攻防一致の構えなのである。

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全日本剣道連盟発行の「日本剣道形解説書」には、
大日本帝国剣道形 増補加註 大正元年十月制定 大正六年九月加註 昭和八年五月加註増補 として、
3頁に「右自然体トナルヲ度トシテ立上リ剣尖ヲ下ケ」の註として、

 (註) 此際剣尖ハ自然ニ相手ノ左膝頭ヨリ一二寸下(下段ノ程度)左斜ニ下ゲ刃ハ稍々左斜下方ニ向ク

とある。後にも先にも下段の構えに関する記述はここのみである。
そして、この記述は、大正六年九月加註には無い。昭和八年五月に書き加えられたのだ。



全日本剣道連盟が公開している、中山博道-高野佐三郎の剣道形は、昭和15年に撮影されたものだが、
両者の三本目の下段の構えを見ると、中山博道は若干低いが、高野佐三郎は明らかに一刀流の下段である。

この両者の構えが正しいとなると、昭和八年五月加註増補 の記述が間違っていることとなる。

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ここからは私見なのだが、

一足一刀の間での「剣先の向きを下丹田に付ける」を正しいとするならば、
「此際剣尖ハ自然ニ相手ノ左膝頭ヨリ一二寸下(下段ノ程度)」の、
(下段ノ程度)が間違っているような気がしてならない。

構えを解いた高さの構えは、攻めるにも不向きだし守るにも不向きである。
剣道で大切な、懸待一致の精神とは相容れないと思うのだがどうだろうか。

 ※実は、構えを解く場合の剣先の高さも、先の、中山博道-高野佐三郎の剣道形、
  そして斉村五郎-持田誠二の剣道形も、一刀流の下段の高さである。(中山博道はもっと高いが・・・)



一刀流の下段の構えのまま、立会の間合(およそ9歩)で相対してみる。(写真は合成)



先ほどの、一刀流の下段の構えで相対し、その剣先を相手に延長させてみる。
すると、剣先の向きは、相手の左膝頭より1~2寸ほど下を向くのである。
まさしく、昭和八年五月加註増補の「左膝頭ヨリ一二寸下(下段ノ程度)」と合致してしまうのである。

どこかで勘違いがあったのでは無いだろうか?
勘違いで、(下段ノ程度)を書き加えてしまったのでは無いだろうか?
もしくは、構えを解く高さが、当時はずっと高かったのでは無いだろうか?
それか、立合いの間と、構えを解く間合い(お互いの切先が重なる間合い)を混同したのかも知れない。

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【2020年11月17日追記】

国際武道大学教授 大矢稔氏の論文をネットで見つけた。
これは日本剣道形が生まれた経緯を詳細に分析している論文である。

「日本剣道形の由来と解釈: 大日本帝国剣道形の草案・原案・成文の比較対照」35-52頁
https://www.jstage.jst.go.jp/article/budo1968/35/1/35_35/_pdf

論文の49頁には「相下段の構えの刀尖の着け処は(中略)剣先を膝下一寸乃至二寸の処につけるのは定論である」と書いてある。
大正元年(1912年)10月16日の剣道形調査委員会の内容だ。



つまり、9歩の間合いで下段に構えた時、剣先は相手の膝下1~2寸下を向いているのが正解というわけだ。
やはり、どこかの時点で勘違いがあって、間違えた解釈のまま定着してしまったのだろう。

【2020年11月18日追記】

さらに別の資料があった。
大正4年3月10日発行の、高野佐三郎著「剣道」の54頁と55頁の間にある第六図である。



説明は53頁。「剣尖を敵の膝下約二寸の部分に着けて構ふ」とある。
ここでの「構ふ」は、9歩の間合いにおいての「構ふ」では無いだろうか?
この図では剣先の向きが中途半端であり、どちらともつかない曖昧な構えに思える。


(大正4年3月10日発行、高野佐三郎著「剣道」の52頁と53頁の間にある第五図)

52頁の説明には「剣尖を敵の両眼の中間に着け」とある。
ところがこの第五図は、剣先が相手の頭上を向いている。

この説明はどの間合いを説明しているものだろうか?
一足一刀の間であるならば、下段の時の説明もそうなのだろうか?

この第五図も第六図も説明文とは違っていて違和感がある。
文献から真実を考察するのは無理があるのかも知れない。

ただし、はっきりしているのは「膝下2寸は高さでは無く剣先の向き」であるということだ。
あとは「どの間合いにおいての剣先の向きなのか?」ということだけである。
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生駒市武道館 往馬玄武会(2020年11月14日)

2020年11月15日 | 剣道・剣術

(一つ一つ丁寧に説明しながら実戦的な打ちを指導した)

仕事を片付けてから生駒に向かう。
道が空いていたので車で15分ほどで到着した。
9時30分頃に到着したら3人だけ。基本の面打ちと切返しをしていた。(一人は怪我のため独り稽古)
40分から稽古に参加した。A藤七段が居ないので指導することにする。

どうせなら普段、ここではしないことをしよう。

しっかり打てる間合いが自分の打ち間。その打ち間は案外近いこと。
その近い間合いから、ゆっくり大きく確実に面を打つことから始めた。

約1時間、面打ちの理論、間合いの入り方、い~ちと入って12で打つ返し胴、
実戦的な小手打ちの方法、相小手面、打ってからの振り向き方などを指導しながら自分も稽古した。
これらは全部、木曜会(誠先生の剣道教室)で学んだことである。


(攻め入りから行う実戦的な面打ちの稽古)

最後は2分間程度の稽古を一回り。3人だけ稽古して時間が来て終了。

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【感想・反省点】

いちばん間違えてはいけないK芦五段の切返しの足と手が逆である。
明日は六段審査を控えているので、あまりうるさい事は言わないでおこうと思ったが思わず言ってしまった。
どんなに良い指導を受けても、自分の欠点を自分で自覚して、真摯にその欠点克服に取り組まなくては、
稽古など、どんなに数をこなして時間を増やしても無駄である。なんだかガッカリしてしまった。

最後の回り稽古も、あとで動画を確認したら、以前から口をすっぱくして言ってる
「足を出して打つ」もしくは「足を出しながら打つ」ということがまったく出来ていない。
それどころか、遠間触刃で構えるべきところを、最初から交刃、打ち間に入ってしまっている。
見ていて指導するのがイヤになったほど。

攻めと溜めの無い打ちなど、何本か当たったとしても六段は受からない。
「何本か決まったんやけどなあ」とか「今回は手ごたえあったんやけどなあ」と言うが、
永年六段に受からない高齢のベテラン五段はたくさん存在しているのである。

まずは構え。竹刀の握り方、姿勢、気勢。
五段六段に、なかなか受からない者は、まずここから見直して欲しい。
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没になったキャラクターの紹介。

2020年11月14日 | 剣道・剣術


はっきり言ってけっこうな手間なのだ。

わたしは本職のイラストレーターでは無い。
だからフォトショップやイラストレーターというプロが使うソフトも持っていない。
おまけに付いていたソフトや、無料の絵画ソフトを複数使って絵を作る。
丸く円形で文字を配列するなんて、つい先日覚えた技術なのだ。

どこかにあるキャラクターを使うのではない。
自分でデザインを起こし、試行錯誤して作っていくのだ。

実は手描きでは何一つ画けない。

こんな仕事をしているので、たま~に「剣道の絵を描いてください」と頼まれることもあるが、
「すみません、手描きでは何も画けないんですよ~」とお断りしている。

祖父の粕井豊誠(本名は信一)は本職の絵描きで、
紙と鉛筆があれば即効で何でもその場でスラスラ描いたものだが私にその才能は遺伝しなかった。
絵を描くDNAは稀薄なので、パソコンを使って時間をかけて修正を繰り返しながら絵を描いている。
そういう意味で、一つ一つが手間ひまかけた(私にとっては)大作なのである。

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複数の原案を作って元のキャラクターを作った。
そしたら「いま流行りの鬼滅の刃のイメージにして欲しい」と言われた。
鬼滅の刃は観ていないので話を聞いて、ビリケンと組み合わせて作ってみた。
「それで良い」と言われたので、それを元にデザインを色々変えて試作品を作った。

作って送ったら「ビリケンの顔は好きでは無い」とのこと。あらあらまた逆戻り。
炭次郎が「たんじろう」と言うのも初めて知った。
ずっと「すみじろう」だと思っていたのだ。

最初に試作したキャラクターを修正したもので良いとのこと。
「なぁ~んだ」と思ったが、ともかく決まって良かった。
で、深夜までかかってデザインを作り直し、サンプル品も作ってみた。

来年の大阪の剣道の行事には、とんぼ堂制作のグッズが配布される予定。

「もうかってますねえ」と言われるが、実はほぼボランティアである。
制作費に若干の経費だけもらって良しとしている。
剣道に対するお礼の気持ちだ。剣道を金儲けにはしたくない。
これで剣道に取り組む子供が一人でも増えてくれたら嬉しいものだ。



ボツになった「びり剣くん」と「剣子ちゃん」。
お蔵入りで陽の目を見ることは無くなった。

決まったデザインはまだ内緒。
悪しからず・・・


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下記のサイトで、無料で剣道素材の画像を提供しています。
(基本、自由に使っても良いですが、ひとことご挨拶を忘れずに願います)

剣道素材のとんぼ堂
http://www.tombodo.com/
コメント (2)
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木曜会定例稽古(2020年11月12日)

2020年11月13日 | 剣道・剣術
四條畷市立四條畷西中学校の体育館。
20時から21時20分まで。今年24回目。参加人数20人ほど。

素振り。手と足を合わせること。剣先が走ること。
右足を出す気持ちではなく、左足で右足を送る気持ちで。

面を着けて、切返し。特に切返しは、しっかり左拳を上げて。


(面打ちの稽古)

面打ち各種と返し胴。
大きくゆっくり、大きく速く、右足出して溜めて、右足出して相手の鍔を割りながら、
右足出して相手の鍔を上から割りながら大きく、右足出して相手の鍔を割りながら小さく速く強く、
鍔を割りながら出頭面、鍔を割りながら右足小さめに出し(左足はそのまま残して)て12で返し胴、

※鍔を割る=鎬を滑らして(押さえるのでは無い)
※右足を出す時は「さあ来い」という気持ち
※胴打ちは自分の左肩にある右拳を臍まで移動させる

蟻地獄の面。無形の先々の先。
いつでも打てる体勢で動かず、相手が少しずつ前に出てきて、打とうとした瞬間に面、

※足が広がり過ぎないこと
※先の気位を持つ

身幅だけ差し入れて小手、釣って相小手面、出頭面→出小手→相小手面→返し胴、
最後は1分半の立合い稽古を2回、切返しで終了。


(「始め」の号令直後)


【感想・反省点】

最後の1分半稽古は2回とも途中で息が切れてしまった。
息が切れると余裕が無くなる。咄嗟の場合に反応が出来ない。
「あ、しまった!」という場面が数回あった。

ここでの回り稽古は習った技のおさらいなので打っても打たれても気持ちが良い。
毎回やってもらえたら勉強になるのでありがたいと思っている。
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長正館剣道定例稽古(2020年11月11日)

2020年11月12日 | 剣道・剣術


大阪市東住吉区の矢田中学校の体育館で毎週水曜日19時半から。

【長正館練習生募集中】
初心者、元経験者、有段者を問わず募集中。
レベルに応じて個別指導を行います。
詳しくは長正館ホームページまで。
http://doujyou.net/choseikan/
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初心者3名、小学生3名、中学生1名、大人が6名。
K藤六段が肉離れのためお休み。
寒いので早めに終わろうと思っていたが21時を回っていた。








【感想・反省点】

Tちゃんの打ちが強く速くなってきたのが嬉しい。
来年1月に二級審査なので、それを目標に基本をきっちりこなしたい。

K芦五段は次の日曜日に名古屋で六段審査なので仕上げのつもりで立合い稽古をしてみた。
剣先が真っすぐ相手に向いていない、竹刀を横から握る、前に出ようとして身体が前後にグラグラ動く、
肩に力が入り過ぎている、右足の出し方(攻め、溜め)が出来ていない・・・などなどが気になる。

たくさん言っても駄目なので「剣先はしっかり相手に向けましょう」のみ注意した。
六段に受からないベテラン五段は、けっこう剣先が「あらぬ方向」に向いてる者が多いものである。

切返しの左足の引き付けはK川五段が見事に一致していた。
指導する方が出来ていないと恥なので今後も意識して取り組みたい。

自分自身の剣道は「打ちたい打たれたくない」が出過ぎである。
動画を見て、もう少し「打たれても良し」にシフトすべきだと思った次第。

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K林さんから伊勢神宮のお札を戴いた。
我が家に神棚は無いが日本の神道はとても良いと思っている。
来年の6月は今年中止になった伊勢神宮の演武を再開して欲しいものだ。
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なんば養正会(2020年11月9日)

2020年11月10日 | 剣道・剣術
大阪、難波の大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)。
なんば養正会。大人の稽古は19時~20時15分(夜間の場合)まで。
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なんば養正会のホームページ。(管理人は私です)
http://doujyou.net/youseikai/
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19時から20時15分までの稽古。30数名。
基本稽古のほぼ最後から参加。9人と稽古。
途中で相手の爪で足指の皮膚が裂けた。血が出たのでテーピングして貰った。


(O野五段との稽古、右が私)

ここでの稽古は指導稽古が中心になる。
六段審査を控えたO野五段には、ワンパターンの入りにならないように、
K藤五段には、打ったあと、竹刀を開くクセを止めるように。
女性には中心を取ってからの出小手の指導。

最後は珍しく切り返しをした。
足と手が一致するよう意識して。
スピードは遅くなるが、これが気剣体の一致に繋がる。


(終礼)


【感想・反省点】

前回もO野五段には足の運びの指導をした。
頭でわかっていても、どうしても稽古になると元に戻ってしまう。
少し遠間から打とうとして、右足を追い越して左足が前に出て打ち込んでしまうのだ。
最後は勢いが出て速く打てるように思えるが「ああ面に来るなあ」と余裕で判断されてしまう。
基本の面打ちで、いったん打ち間で止まってから打つように指導した。まずはゆっくり丁寧に・・である。
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