四條畷の市民活動センター。今年32回目。
雨のせいか何かあったのか参加者少なめ20名ちょい。
始まる前に剣道形七本目の指導を少しやった。
稽古内容は、10月11月の審査を意識した稽古だった。
特に最後にやった回り稽古方式の3本稽古は審査そのものである。
途中で「抜き技はしないで合気の技を出すこと」と注意があり、
面、出小手、相小手面、返し胴、摺り上げ技に限定した実戦的な稽古だった。
人数が少ないのでいつも3人組だが2人組なのも(大変だが)良かった。
ただ、私は、初心者のO野君の指導をおおせつかり、
最後まで別枠だったので、師匠の話は少ししか聞き取れなかった。
以下、聞き取れた部分のみ記す。
しっかりとした構え、攻めから打突を出す。
1分か1分半しかない審査だから打ったあとは次の攻めに繋げていかなくてはいけない。
そのためには残心の取り方が非常に重要になってくる。
相手とすれ違った時はすぐに振り返って引き残心で自分から間合いを取って構える。
相手よりも先に構えて(いつでも打てるように)準備完了しておくこと。
(交刃の間で)相手が何も感じない距離で足を出しても意味は無い。
相手の様子を見ながら、ぎりぎりの部分でしっかりとした構えと気迫が出来ていて、
そこから足を出して攻めるから相手が反応する。反応した部分を打つ。
相手が出てくるように仕向けていくところが大事。
返し胴は思い切って間合いに入ることが大事。
打ったあとはすぐに残心を取ること。
小手に対する摺り上げ技は、
裏で摺り上げるよりも表で摺り上げたほうが良い。
裏で摺り上げるのが基本であるが、実戦では小手を取られやすい。
言われた通りにやっているだけでは駄目で、
自分で一工夫しながら稽古に取り組んで欲しい。
最初の10秒間を大切に。緊張感がまったく違う。
そこから生れる技は審査員の心に響くものがある。

(小手に対する摺り上げ技の説明)

(始めの合図で立ち上がって10秒間はすぐに打たずに気のやり取り)
【感想・反省点】
初心者指導では打ち込み足の指導が一番難しい。
初心者指導は最初はお互いに面を着けたがすぐに外した。
今のままでは変な形に固まってしまうと思ったからだ。
以前に2回指導して改善された事がまた元に戻ってしまっている。
まず構え。背筋、首筋を立て、胸を張って堂々と構えること。
右足を出すと同時に手を振り上げ、手と足を一致して腕を伸ばして打つ。
身体は前傾させない。遠くまで飛ぼうとしないこと。すぐ近くで良い。
最初は腰に手を当て2ステップのスキップ。
スキップの足から打ち込み足へと誘導する。
次は竹刀を持った形の手(エアー竹刀)で打ち込み足。
遠くに飛ばないこと、姿勢が崩れないことを何回も説明する。
次はエアー竹刀で振りかぶって打つ練習。繰り返し繰り返し・・・。
手が縮むので伸ばすように。打ったあとを伸ばすのではなく打ちながら伸ばすように。
ともかく遠くに飛ばないことを何回も何回も言う。
遠くに飛ぶのは足と手が一致し、姿勢が崩れなくなってからで良い。
エアー竹刀である程度打ち込めるようになったら竹刀を持たせた。
持たせるとまた手と足が一致しない。手が遅れてしまう。
またエアー竹刀に戻って手と足が一致するまで繰り返す。
一致してきたら竹刀を持たせる。
何とか出来てきたからこちらが持った竹刀を打たせた。
最後は場所が広がったので、伸び伸びとできたように思う。
まだまだだが、最初からとは雲泥の差である。
うまく出来た形を、何とかそのまま彼の身体に閉じ込めたい。
来週、出来ればまた指導してみたいものだ。

(これでも見違えるようになったのだ)
雨のせいか何かあったのか参加者少なめ20名ちょい。
始まる前に剣道形七本目の指導を少しやった。
稽古内容は、10月11月の審査を意識した稽古だった。
特に最後にやった回り稽古方式の3本稽古は審査そのものである。
途中で「抜き技はしないで合気の技を出すこと」と注意があり、
面、出小手、相小手面、返し胴、摺り上げ技に限定した実戦的な稽古だった。
人数が少ないのでいつも3人組だが2人組なのも(大変だが)良かった。
ただ、私は、初心者のO野君の指導をおおせつかり、
最後まで別枠だったので、師匠の話は少ししか聞き取れなかった。
以下、聞き取れた部分のみ記す。
しっかりとした構え、攻めから打突を出す。
1分か1分半しかない審査だから打ったあとは次の攻めに繋げていかなくてはいけない。
そのためには残心の取り方が非常に重要になってくる。
相手とすれ違った時はすぐに振り返って引き残心で自分から間合いを取って構える。
相手よりも先に構えて(いつでも打てるように)準備完了しておくこと。
(交刃の間で)相手が何も感じない距離で足を出しても意味は無い。
相手の様子を見ながら、ぎりぎりの部分でしっかりとした構えと気迫が出来ていて、
そこから足を出して攻めるから相手が反応する。反応した部分を打つ。
相手が出てくるように仕向けていくところが大事。
返し胴は思い切って間合いに入ることが大事。
打ったあとはすぐに残心を取ること。
小手に対する摺り上げ技は、
裏で摺り上げるよりも表で摺り上げたほうが良い。
裏で摺り上げるのが基本であるが、実戦では小手を取られやすい。
言われた通りにやっているだけでは駄目で、
自分で一工夫しながら稽古に取り組んで欲しい。
最初の10秒間を大切に。緊張感がまったく違う。
そこから生れる技は審査員の心に響くものがある。

(小手に対する摺り上げ技の説明)

(始めの合図で立ち上がって10秒間はすぐに打たずに気のやり取り)
【感想・反省点】
初心者指導では打ち込み足の指導が一番難しい。
初心者指導は最初はお互いに面を着けたがすぐに外した。
今のままでは変な形に固まってしまうと思ったからだ。
以前に2回指導して改善された事がまた元に戻ってしまっている。
まず構え。背筋、首筋を立て、胸を張って堂々と構えること。
右足を出すと同時に手を振り上げ、手と足を一致して腕を伸ばして打つ。
身体は前傾させない。遠くまで飛ぼうとしないこと。すぐ近くで良い。
最初は腰に手を当て2ステップのスキップ。
スキップの足から打ち込み足へと誘導する。
次は竹刀を持った形の手(エアー竹刀)で打ち込み足。
遠くに飛ばないこと、姿勢が崩れないことを何回も説明する。
次はエアー竹刀で振りかぶって打つ練習。繰り返し繰り返し・・・。
手が縮むので伸ばすように。打ったあとを伸ばすのではなく打ちながら伸ばすように。
ともかく遠くに飛ばないことを何回も何回も言う。
遠くに飛ぶのは足と手が一致し、姿勢が崩れなくなってからで良い。
エアー竹刀である程度打ち込めるようになったら竹刀を持たせた。
持たせるとまた手と足が一致しない。手が遅れてしまう。
またエアー竹刀に戻って手と足が一致するまで繰り返す。
一致してきたら竹刀を持たせる。
何とか出来てきたからこちらが持った竹刀を打たせた。
最後は場所が広がったので、伸び伸びとできたように思う。
まだまだだが、最初からとは雲泥の差である。
うまく出来た形を、何とかそのまま彼の身体に閉じ込めたい。
来週、出来ればまた指導してみたいものだ。

(これでも見違えるようになったのだ)