稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

稽古納め(木曜会、2018年12月20日)

2018年12月21日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)
四條畷市立四條畷西中学校の体育館。
20時から21時20分まで。今年43回目。
本日で今年の稽古納め。30名近く。

素振りから始まり、相面と返し胴の基本稽古に終る。
以下、なるほど!と思った部分を書き記す。
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--挨拶にて--
木曜会は基本の基本の基本を稽古する場。
高段者でも基本が出来ていない者は多い。

--素振り--
必ずしも竹刀の角度45度に振りかぶる必要は無い。
左拳を頭上まで上げると竹刀は水平以上まで行くものである。
それを左拳を頭上まで上げ、かつ45度に止めようとすると肘が曲がってしまう。
腕の角度は肘を途中で曲げないで構えたままの形で振り上げ振り下ろすこと。
45度にこだわるなら左拳は自分の額まで上げるに留める。
小指を緩めない(=小指を噛ます)こと。親指が伸びると小指が噛みやすい。

--切返し--
切返しの手と足が反対になる方を見かけるが「出して打つ」ように。
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前進時は、(右足)出して(振りかぶり)、(左足引きつけて)打つ。
後ろへは、(左足)出して(振りかぶり)、(右足引きつけて)打つ。
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速く打つ時でも、頭が上下しないように。

--正面打ち--
体幹を意識して、近間から、大きく、ゆーーーくっりぃーと打つ。
速く打つのは誤魔化し易いので誰でも出来る。
体幹が出来ると遠くからでも打てるし打ちが外れることも無くなる。
右足は低空飛行で床を滑らし、最後の最後に上がる。

左足で送り出す。蹴っては駄目。蹴るのはスポーツ。
武道は送り出す。(参考=なんば歩き)

--足捌き(123の足さばき)--
123の3で右足に体重がかかっては駄目。
3で右足は自由に動かせる(遊ばせる)ように。
左足の位置が相手との距離である。打てる距離は左足でわかる。
ヒカガミを伸ばし左足で押す出すように。上半身は前かがみにならない。

12を強引に入ると相手に瞬時に悟られる。12は静かにゆったりと入る。
車で言う「空走距離(=反応までの時間)」をかせぐ。
壁のように静かに入ると相手は入ってきたことがわからず反応が遅れる。
攻めを効かそうとか、相手より速く入ろうとか思うと相手に悟られる。

--相面稽古--
いきなり交刃の間にならない。
切先が交わる間合をもっと意識すること。
右から入る者が多いが、少しでも右から入ると攻めは効かない。
相手の面金の中心を狙って真っすぐ入ると攻めが効く。
真っすぐ入ると自然と中心が取れる。右にずれると中心を取れない。

--返し胴--
123の、1で入り、2で捌き、3で打つ。
女性は2の足を大きくすると良い。
返すと言うより、鎬(しのぎ)を使って擦り上げるように。


(最初の素振りの稽古)


(右端は出稽古の方々)


【感想・反省点】

本日も、出来ていない部分、忘れていた部分を再認識できた。
来年もこの木曜会で基本に立ち戻り確認する稽古を続けようと思う。

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稽古の開始前に構えの写真を撮ってみた。
構えは大事だが、夢中になるとつい崩れてしまう。
正しい構えをいつも意識して、出来るだけ崩れないようにしたいものだ。


(K芦先輩の構え、正面)


(K芦先輩の構え、左側面)


(K芦先輩の構え、右側面)


(私の構え、正面)


(私の構え、左側面)


(私の構え、右側面)

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