稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

木曜会定例稽古(2020年8月27日)

2020年08月28日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)
四條畷市立四條畷西中学校の体育館。木曜会(誠先生の剣道教室本部稽古)。
20時から21時20分まで。今年14回目。参加人数15人ほど。
修道館の稽古が中止になったほどの大雨が降ったので、
多少は涼しいかと思ったのだがいやはや蒸し暑い。
着替えただけで汗がしたたり落ちる。
剣道形を一通りやったがもう汗まみれだ。

ストレッチ。構え。手刀での足捌き、竹刀を持って素振り。

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一番の基本は中段の構え。
左足が真っすぐになっていること。
重心は真ん中。配力は左が7で右が3。左足の湧泉に力が加わっていること。
一足一刀の間で剣先は相手の顔の中心、もしくは左目頭。
中心を取ろうとし過ぎると相手に警戒されて打たせてくれない。
間合いは左足で決まる。一足一刀の間は「自分の間」であり人によって異なる。

柄頭の位置が高くて剣先が低い人が多いが正しい構えは相手から見て竹刀が点になる。
左鎬で中心を取る(あるいは外す)。相手の打とう(あるいは守ろう)とするところを知る。


(自分の一番力の入る左手の位置を知る)



前に出る時は右足から、後ろに行く時は左足から、右に行く時は右足から、左に行く時は左足から。
わかっていても、打つ時に、左足を引き付けてからしか打てない人も多い。
左足を引き付けて打つのは間違いでは無いがそれしか出来ないのは駄目。
「間合は左足で決まる」のだから、左足はそのままで一挙動で打たねば間合いがわかっていないことになる。
左足を引き付けて打つのは二挙動。二挙動では打たせてくれない。

素振りがそのまま基本打ち、基本打ちがそのまま実戦の稽古、実戦の稽古そのままが試合や昇段審査となるように。
そのため、稽古で生きてくるような素振りをしなければならない。足捌きの稽古も同じ。


(い~ち、2、3の足捌き)

顎を引いて、胸張って、背中伸ばして、壁が移動するようなイメージで。
3の時には「いつでも打てる」体勢になっていなければならない。
123の3の足は、攻めであり、溜めであり、打つための予備動作でもある。
相手と対峙した時は、相手の目を見て全体を観察し、相手が何をしたいのかを読み取らねばならない。
打ちたいのか、守りたいのか、ただ構えているだけなのか・・・
火山の噴火(打ちたい打ちたい)しようとするその瞬間を捉えて手でフタするようにスイッチを入れる。(先々の先の出頭面)


(堂々とした「いつでも打てる構え」は威圧感がある)

常に攻める形、打てる形になっている無駄の無い足捌き。

【参考】平成25年・京都大会・東612
https://www.youtube.com/watch?v=KNZQ7wlXfSY



右手を左手につける素振りは、右手主導になって肘が曲がったりするのを矯正する指導的素振りである。
段階に応じて様々な素振りの方法があることに留意。



剣道をするから姿勢が良くなるのでは無く、
姿勢が良くなければ打ちの強度もスピードも無いし、相手との間合いもわからなくなるのである。

左手の小指と薬指は緩まないように。
振り上げる時、振り上げた時に肘が緩まないように。

1本振ったらその分だけ身につく素振りをしなければならない。
振れば振るほど下手になる素振りもある。素振りは数では無い。



【感想・反省点】

動画を撮ったが、123の足捌きの時に、あきらかに体軸が左右にブレてしまうのがわかる。
右足を出す時に、頭が少し右にブレるのだ。原因がわからないがこれは直したい。

素振りでは先週指摘された「左手の緩み」を意識した。
明らかに素振りの強度、スピード、安定感が変わってきたのがわかる。
本日も実りの多い稽古だった。大満足である。


(稽古終了後の動画より)
(死んだ親父にソックリになってきたなあ・・・と思ってしまった)
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