稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

備忘録・・「日本剣道形講習会」より

2019年03月19日 | 剣道・剣術
3月17日の「日本剣道形講習会」での注意点を書いておく。
自分自身の再確認した部分の備忘録として。
聞き間違いがあればご指摘願いたい。



---全体的に---

構えは胸を開いて大きく構える。
常に姿勢を大事に。
正面に対して右が打太刀、左が仕太刀と決めておく。
(間違い防止と同時に事故防止にもつながる)

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太刀一本目
足の引き付けを忘れずに。
打太刀は仕太刀が打とうとするところを先で打つ。

太刀二本目
打太刀は目だけで仕太刀を追いかけない。顔ごと向ける。

太刀三本目
打太刀は突きに応じるときは仕太刀の咽喉に剣先を付ける。
緩急強弱を意識する。最後は波が引くように元に戻る。

太刀四本目
脇構えは鍔が口元を通るように。構えたら剣先は下段よりやや低く。
打ち合った太刀の交差部分の高さは肩の高さ。
打ち合った間合いが近過ぎる場合は打太刀が下がって良い。
打太刀は押さえ巻き摺り込み突くを意識して打太刀の右肺を突く。
打太刀が仕太刀の突きを巻き返す部分は思い切って左手を高く上げる。

太刀五本目
摺り上げは「払い」にならないように。

太刀六本目
打太刀が小手を摺り上げて打つ場合、本当は右左と足を進めて打つが、
摺り上げたそのままの足で打っても良い。
打太刀が逃げるから仕太刀が追いかけて上段にとる。

太刀七本目
打太刀は一拍子で打ち込み下段まで振り下ろす。
仕太刀において、上級者は一拍子で胴を打つこと。
この時、仕太刀は打太刀から視線を外れないこと。外れる者が多い。
胴を切った仕太刀は床に平行か少し下の高さ。
打太刀が顔を向けるから仕太刀が脇構えになる。

小太刀一本目
仕太刀が入ってこようとするので打太刀が打つ。
仕太刀は打太刀が打つのを待つのではなく打たせるのである。
刃で受けない。鎬で受け流す。
最後の間合いが近い場合は打太刀が距離を調整する。

小太刀二本目
仕太刀は打太刀の剣先を押さえようとするが押さえ切れなくて脇構えに取る。
打太刀が脇構えに取るのは上からではなく最短距離で下から。
その場合、残った左足を引き付けても引き付けなくても良い。
(個人的には引き付けている、その分、仕太刀は大きく入ると攻めが効く)
仕太刀は一歩入って間合いを詰め、打太刀の咽喉に剣先を付けさらに入ろうとする。
打太刀の打ちを打太刀は刃で受けない。鎬で受け流す。
最後はきちんと咽喉に付けて残心を取り縁が切れないように元の位置に戻る。

小太刀三本目
下段半身。三本目に限らず半身になっていない者が多い。
打太刀は二歩目で振りかぶるのではなく三歩目振りかぶり振り下ろす。
摺り上げ、摺り落とし、摺り流し、摺り込みを意識して正確に。
特に摺り落としで肘が曲がって剣先が左真横方面に向かないように。
摺り流しは打太刀を確実に交差して摺り流す。剣先を伸ばすと失敗する。
打太刀が逃げるから仕太刀が進む。押していくのではない。
仕太刀は充分な気勢と体勢で残心を示し、示しながら元に戻る。
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