稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

生駒市武道館 往馬玄武会(2020年12月26日午前中)

2020年12月27日 | 剣道・剣術
直送を頼んでいるメーカーが正月休みということで処理に時間がかかった。
急いだが、いつもより少し遅れて9時40分過ぎに到着。寒い。窓は開けている。
私を入れて6人。七段2名、実力六段1名、五段2名、四段1名。

切返しだけして基本稽古の途中から参加。
2分間の回り稽古を一巡して休憩。
後半は出頭の稽古のあと1分間の回り稽古一巡。切返しで終了。


(2分間回り稽古-1、K芦五段と)

K芦五段。同門(木曜会、長正館)なので木曜会風に打って欲しかったが一本も無かった。


(2分間回り稽古-2、N岳五段と)

自分で動きやすい構えは少し前傾したこのような体勢である。
以前はもう少し重心が後ろだったが最近は重心でなく力点が後ろにかかるよう意識している。


(2分間回り稽古-3、K川 実力六段と)

最近、ある人に感化されて時々試みるのが写真のような差し込むような小手である。
面を打つことが多いので相手が面を警戒している時に不意打ちのように小手打ちに出る。
当たらなくても牽制球のようになり相手は小手を警戒するようになる。そこを面に打つのである。


(2分間回り稽古-4、A藤七段と)

本日の回り稽古では小手から面を狙う場面が多かった。
この画像も小手面だが、小手は鍔元を強く打ち込んで動きを封じ込めてから面を打ったもの。
七段同士の稽古は打った打たれたよりも合気の勝負を目指している。
合気の稽古は打たれても心地よい。


(2分間回り稽古-5、H名四段と)

打つつもりは無かったが、攻めると面を防ごうとするのでフェイント気味に面を打つと決まってしまった。
実は、彼には、防ごうとせずに、こちらの攻めを乗り越えて面を打って欲しかった。
あとは合気の中から相面の稽古とした。真剣勝負の中で、こちらは中心外して打たせるのである。
こういう稽古は審査向きだ。年明け早々の五段の昇段審査のためである。
ともかく、迷うこと無く真っすぐ打つように心がけて欲しい。


【感想・反省点】

いろいろと試すことの出来た稽古だった。
勝負にこだわると姿勢が崩れるのもよくわかる。
打たれても良しという心境は難しいがお互いに気持ちよく打たれたいものだと思う。
それぞれ自分の課題を明確にして、それを確実に克服して欲しいものである。
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