お疲れ様です。
今日は車です。
それも憧れのマシン。「ポルシェ911」
それも、「空冷の」です。
現在も素晴らしスポーツカーが発表されてますが
私にとって、原点はこの車です。
ほかのどの車とも違う、独特なスタイリング
一見すると可愛らしくも見えます。
ですが、乗れる人がドライブすると
究極のスポーツカーとなります。
1964年発表
デビュー当初から一貫したRR方式
丸いヘッドランプはカエルと呼ばれたことも
あります。
901型、930型、964型
そして、1993年993型
これが空冷の最終モデルです。
その後も水冷になり進化を続けますが
私てきには、ひとつ区切りがあるような気がします。
前も一度書いたかもしれませんが、
「最高の性能を持つスポーツカー
ですが、車が乗り手を選ぶ」
この車の時代までは、そんな車が存在していました。
現代のテクノロジーの世界では、
そんな話は過去のものかもしれません。
ですが、そんな想いで車と接する。
思いを馳せる。
そんな時間もなかなかグットだったなあ
なんて考えてしまいます。
現に空冷911
当然のようにハンドルは左。
日本の交通事情になんか合わせません。
ペダルはオルガン式、
エンジン回転を合わせる「ヒール&トゥ」も一苦労
クラッチミートの感覚もシビア
そして、レスポンス良く吹け上がるエンジンの
回転落ちの早さも気になります。
ABS、トラクションコントロール
先進装備なんてありません。
パワステさえも無い
そんなマシンです。
そして、10リットルを超えるオイル量
1000キロ走行で、1.5リットルの消費は許容量
らしいです。
バッテリーが上がりやす。
エアコンのガス漏れ、リレー関係のトラブル
ブレーキー関係も気をつかう必要がある
など、手の掛かり方も
現代の車からの想像をはるかにこえます。
なので、現実に乗ってみると
夢や妄想、憧れなんて吹っ飛んでしまうかもしれません。
ですが、そいつと付き合い
もにする人が存在するのも確かです。
そんな物語が
この年齢になってもいまだに気持ちのなかにくすぶります。
ちまたでは、空冷911の人気が高まっている
と聞きます。
こんな刺激、あなたは、どのように感じますか?
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