バベル

記事にはしなかったんだけど、最近『赤い糸』という携帯小説を読んだ。

記事にしなかった理由は、格調高い"たらたら日記"の品が落ちる、

ってゆーか、そんな大げさなことじゃなくても、

記事にする値打ちもないや、と思ったのは確か。

女子中学生が主人公なんだけど、

酒、タバコ、クスリ、セックス、レイプ、傷害、自殺未遂、刺青、妊娠等々、

なんでもござれ。

それらが、芸術性を全く排除した文体の中で語られている。

ちょっとお、こんなんがもてはやされるって、

最近の若い子、やばいんじゃないのお？！って思っていたところにこの映画ですよ。

日本の若い子の性行動の乱れは、外国人の目から見ても

酷いありさまだ、というのがよーくわかった。


映画は先進国：日本、中進国：メキシコ、途上国：モロッコの三地点を軸に進んでいくが、

この地球も昔に比べると随分と狭くなったもんだなあ、

という感慨に浸らせてくれる。


日本が舞台の場面は、充分邦画を観ているような気分にさせられた。

ただ、日本の聾唖者は怒っても中指おったててFUCK YOU!はやんないだろうと思ったし、

喫茶店の名前がJ-POPなのも、ありえねーだろうって思った。

（割と細かいことが、気になるもんですね。）