キューピーヘアーのたらたら日記

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メゾン・ド・ヒミコ

2006-08-11 23:18:53 | ま行の映画
若かった頃、会社の同僚たちと、銀座じゃなく、

新宿2丁目のおかまバーによく行った。

その店は風俗の女の子たちが、仕事帰りに遊びに来ていて、

僕たちの目当ては、それもあった。

親しくなって風俗店での名刺をもらったりした。

「来てね。」と言うから行ってみたら、

その娘はお店を辞めた後だった。


おかまバーにあんまりよく行ったので、

そちらの気があるのかと誤解されたこともあった。

ホステス?にうるうるした瞳でじっと見つめられた。

後一歩で恋の告白をされるところだった。

それ以来、その店には行きづらくなった。


彼女男?たちは今頃どうしているのだろう。

その答えがこの映画のなかにあるのかもしれない。

年老いたおかまの悲哀を描いた映画だと受け止めた。


おかまはおかま同士、仲良く優雅に暮らしていくのさ。

とは言ってみたものの、

家族とは絶縁状態。

ひとりは脳卒中の後遺症で植物状態。

またひとりはあの世に旅立っていく。

援助のつても、だんだん頼りなくなっていく。


おかま、おかまと言いながら差別している自分に気付いた。

間違っても一線を越えることはしない。

それは、健常者が僕たち精神障害者に対して、

一線を引いて付き合っているのと同じ。


差別に対し一番鈍感なのは、”健常者”だ。


☆☆☆★


0.5点は、福祉の問題の根本に気付かせてくれたから。

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2 コメント

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TBありがとうございました (ミチ)
2006-08-12 09:12:16
こんにちは♪

>差別に対し一番鈍感なのは、”健常者”だ

これが一番耳が痛いことなのです。

このことを言われるとぐぅの音も出なくなってしまう・・・。

どうすればいいんでしょうか。



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ミチさん! (キューピー)
2006-08-12 12:13:10
まず、障害者 or おかまの友達を作ってください。

意外と身近にいますよ。

いない場合には、市町村の社会福祉協議会に行けば、いろんなサークル、ボランティアグループを紹介してもらえます。

そして、同じ人間として受け入れてください。

そうすれば、同じ目線で物事が見れるようになりますよ。

それは、あなたの人生をより豊かなものに変えてくれる出来事です。
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