キューピーヘアーのたらたら日記

ガンバレ日本!!!TB&コメント大歓迎♪

OJ (その5)

2008-06-23 20:40:09 | 私が作者です
「わかりました、わかりました。3人とも撮影現場に連れてってあげます。

 今から僕の車のとこに行きますから、ついてきて下さい。」

キューピーはそう言って席を立った。

「ヒロコ、のどが渇いた。アイスコーヒー飲みた~い。」

そう言われて2番と3番がまだオーダーしてないのに気が付いた。

だが、これ以上お店の人に迷惑はかけられない。

そして、一刻も早く撮影現場に行きたい。

渋る3番=ヒロコを促し店を後にした。

途中コンビニに寄り、ヒロコのために缶コーヒーを買ってやった。

ヒロコはうれしそうにスキップをしながらキューピーの横に並ぶと、

手を絡めてきた。

その後ろを1番と2番が一言も会話を交わさずに付いてくる形になった。


助手席には当然の如くヒロコが座った。

本当のマチさんに悪いことをしている。

何か本当のマチさんを見極める良い方法はないものか。

それにしても、助手席のヒロコのミニスカート、パン○ィが見えそうで見えない。

そうか、パン○ィ。キューピーはひらめいた。

後部座席に向かって言った。

「キューピーは27年前にある犯罪を犯しています。

 さて、その犯罪とは何でしょう?

「犯罪?覚せい剤かなんか?」

と、2番が聞いた。

「ブー。」

「じゃあ、銃刀法違反。」

「ブー。」

「それじゃ、殺人。」

「ブー。」

「パン○ィ泥棒。」

小さい声で1番が言い当てた。

さすが、『キューピーのたらたら日記』にも通じていないとこの答えは出てこない。

2番はパン○ィ泥棒と聞いて嫌悪感を露わにしたが、

「本物には勝てないわね。」

と言ってため息をついた。

「まあ、うちの若い衆にもそーゆーのはいるけどね。

 近所の洗濯物を狙って窃盗を重ね、天井裏に何百枚もコレクションしていたらしいわ。

 ニュースになったでしょ。」

「さあ…。」

「全国ニュースでも流れたはずよ。柔道初段の女子高生に取り押さえられたってやつ。」

「ああ、あれね。何か毎日同じようなニュースばっかりで…。」

「で、キューピーさんは、いや○出さんはどんな犯行に及んだの?」

「どんなって?」

「サツの世話になった?」

「いえ。」

「私も知りたい。」と本物のマチさんが言った。

「興味アリアリイッ。」とヒロコ。

「ご想像にお任せします。

 また記事にするかも知れないし。」

「なんだ、つまんない。」とヒロコ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« OJ (その4) | トップ | OJ (その6) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

私が作者です」カテゴリの最新記事