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溜まっている録画の消化推進中。今回は"アンドリューNDR114"(原題は"bicetennial man")。アシモフの小説をベースにしたロボット物SF映画。主演は名優ロビンウィリアムズ。
マーチン家に来た家庭用ロボットがアンドリューと名付けられて働き始める。そのうち何故か個性や好奇心が生まれてきて、ロボットメーカーはこれを欠陥だとして引き取り修理を申し出るけど、主人のマーチン氏はそれを拒否。本を読ませたり自由時間を与えたりしてアンドリューの個性を伸ばしていく。そのうちアンドリューは人間と同じように自由が欲しくなって...
というわけでロボットであるアンドリューが少しでも人間に近づこうとしていろいろ努力するお話。
マーチン氏は郊外の大きな家に住んでてロボットを買えるくらいだから裕福なんだろうけど、どんな仕事をしてるかは不明。でもとてもいい人、この人のおかげでアンドリューは成長できた。(この映画基本的に悪人は出てこない。)
最初は無機質なロボットの姿だったアンドリューがアップグレードを繰り返してだんだん人間の姿になっていく(ロビンウィリアムズの"顔"が見られるのは映画の後半から)。ロボットの時の"中の人"もロビンウィリアムズなのかなぁ? 所作がいかにもロボットらしくて上手い。
不死身の体を持つロボットだけど、周囲の人間は次々と年をとって死んでいく。その状況にアンドリューは耐えられなくなり、ある決断をする。これってロボット工学3原則ギリギリじゃないか?
映画ラストでアンドリューが自分を人間と認めてもらうよう議会で証言するシーンと(その数年後?)結論を聞くエンディングが良い。人間とは何かを語るアンドリューの言葉が深い。じわじわ来る。
長い映画じゃないけど(1時間半ちょっと)内容が濃くていい映画でした。

ロボットといえばアシモフ、アシモフといえばロボットである。有名なロボット工学3原則(最初に言い出したのはジョンWキャンベルだったらしい)をポジトロン頭脳に焼き付けているアシモフのロボットが本来のロボットだろう。
日本のアニメによく登場するのは単に人が操縦する巨大人型機械でしかない(子供でも操縦できる)。アシモフ作品のロボットがほぼ等身大(大きくても2~3m程度)なのは人間と行動を共にし、人間の操作する機器を代わりに操作できるため。すべての機器をロボット化(AI化?)するより安上がりという設定もあったけど、現実世界はその方向に進んでるような気がする。人間にとってどっちがいいかは悩ましい。

そういえばアンドリューの電子頭脳ってポジトロンだったのかな?


2024/05/14: 追記
実際の上映時間は2時間ちょっと。TV放送では30分近くカットされてるようだ。これはぜひノーカット版を見てみたい!


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