私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

弟思いの姉に対して

2017-04-22 10:15:06 | 日記

 弟「スサノヲ」を愛しいと思い、その狼藉に対して寛容な態度でその行為を

                         “登賀米受<トガメズ>”

していたのですが、スサノヲは

                        “詔雖直<ノリ ナホシ タマヘドモ>”

「姉の心、弟知らず」で、

                       “猶其悪態不止而転<ナホ ソノパシキワザ ヤマズテ ウタテアリ>”

 「転<ウタテ>」とは、今、行われていることが、愈々益々、激しくなることを意味します。
 この「転<ウタテ>という言葉に付いて、宣長は古今集の

                     “あはれてふ  ことこそうたて  世の中を  思ひはなれぬ  ほだしなりけれ”

                     ”散るとみて あるべきものを 梅の花 うたてにおいの 袖にとまれる”

 などの「うたて」と同じ意味だと言っております。