私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

“剱刃”の安倍政権が・・・

2018-07-28 10:14:38 | 日記
 「立冰<タチビ>」になった建御雷神の御手は、それでは危ないと思われたのでしょうか、次の瞬間に

            “剱刃<ツルギノハ>”

 に代わります。其の相手の手の変化を見た建御名方神は、握りつぶしてやろうと思ったのに、剱の刃ですから掴むと自分の手が切れてしまいます。掴む事ができません。その驚きの顔を漫画家なら、きっとこの上なく上手に描くことができると思いますが、誰か、この場面を絵にしてくれませんかね。恐怖のどん底の顔です。きっと傑作な絵が出来あがるのではないかと思われますが。

 さて、この神話を古事記に、敢て、書き記したのは、稗田阿礼を始め、この事業に携わった人達です。彼等はこの話を後世に伝え、天照大神など天にまします神の力は、絶大にして、誰の力で以ってしても逆らうことがでいない、それこそ「神聖にして犯すべからざる」ものであると言いたかったのではなないかと思います。奈良時代の天皇中心の中央集権的政治を不偏化させるための物語だったのです。
 でも、其の構成の巧みさには何時も舌を曲くばかりです。

 この物語を読んで思うことが、一つ頭に浮かび出ます、それは、「力に対抗するには力ではなく頭を使へ」です。沖縄の翁長知事もそこら辺りの事を考えあらゆる知恵を巡らせているようですが、其の戦術を、「政府と云う強権」と「無視の一手」という剱刃<ツルギノハ>で立ち替わそうとして一向に立ち向かて来ない安倍政権ですから困ったしまって為す術のないのが現状だと思い、大いに同情しております。

 がんばれ沖縄の知事殿!!!!